フュジェ&レゼポペー/モンテヴェルディ:『ウリッセの帰還』(3CD)

2022年05月16日 (月) 12:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


勢いある気鋭歌手陣と厳選された器楽隊、フランス最前線のモンテヴェルディ!

「Chateau de Versailles Spectacles」レーベルでフランス・バロックの巨匠リュリの教会音楽の体系的録音を進め、その最新巻『ミゼレーレ』がレコード芸術誌で特選に輝いたのも記憶に新しいフランス古楽界の実力派指揮者=鍵盤奏者ステファーヌ・フュジェ。自身が結成したレゼポペーとの共演は歌詞の言語的魅力を最大限に活かした演奏を旨とし、バロック・オペラの指揮にも高い適性を示してきましたが、今回は満を持してモンテヴェルディ後期の傑作に取り組みました。
 弓奏弦楽器奏者7人に管楽器・撥弦楽器・鍵盤などが加わる総勢14人の器楽隊に、合唱まで含め全員がソリストからなる歌手陣には、近年レオナルド・ガルシア・アラルコン指揮による同じ作曲家の『オルフェオ』で注目を集めたヴァレリオ・コンタルドを筆頭に、上り調子のリュシル・リシャルド、実力派シリル・オヴィティ、カウンターテナーのフィリッポ・ミネッチアなど広範な活躍をみせる名歌手が続々。台本の劇展開をよく捉えた精緻な解釈はまさにレゼポペーならではで、確かな楽器選択による細やかな通奏低音に支えられた歌はまさに「歌いながら語る」バロック初期の魂を伝えてやみません。
 神々の思惑に翻弄されながら異国をさまよい妻ペネローペの待つ故郷へ向かうウリッセ(ユリシーズ=オデュッセウス)の物語が、イタリア・バロック特有の造形のまま現代に甦る新たな名演の誕生です。(輸入元情報)(写真 輸入元提供)

【収録情報】
● モンテヴェルディ:歌劇『ウリッセの帰還』(1640)全曲


 ウリッセ…ヴァレリオ・コンタルド(テノール)
 ペネローペ…リュシル・リシャルド(メゾ・ソプラノ)
 運命の女神フォルトゥーナ、エリクレア、メラント、地上の合唱の一員…アンブロワジーヌ・ブレ(メゾ・ソプラノ)
 大神ジョーヴェ、テレマーコ…フアン・サンチョ(テノール)
 時の擬人像、海の神ネットゥーノ、アンティノー、海の民ファイアケスの合唱の一員、海の精の合唱の一員…アレックス・ローゼン(バス)
 知恵の女神ミネルヴァ、天界の合唱の一員…マリールー・ジャクアール(ソプラノ)
 愛の神アモーレ、婚礼の女神ジュノーネ、天界の合唱の一員…マリー・ペルボスト(ソプラノ)
 人間の弱さの擬人像、ピザンドロ、海の精の民ファイアケスの合唱の一員、海の合唱の一員…フィリッポ・ミネッチア(カウンターテナー)
 エウメーテ、海の民ファイアケスの合唱の一員、海の精の合唱の一員…シリル・オヴィティ(テノール)
 イーロ…イェルク・シュナイダー(テノール)
 エウリマコ、海の精の合唱の一員…ピエール=アントワーヌ・ショーミアン(テノール)
 アンフィノーモ、天界の合唱の一員…ファビアン・イオン(カウンターテナー)
 レゼポペー(古楽器使用)
 ステファーヌ・フュジェ(チェンバロ、指揮)

 録音時期:2021年12月2-7日
 録音場所:ヴェルサイユ宮殿『十字軍の間』
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
4件中1-4件を表示
表示順:
※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

チェックした商品をまとめて

チェックした商品をまとめて