『リナルド』全曲　カーセン演出、ダントーネ＆エイジ・オブ・インライトゥメント管、プリナ、フリッチュ、他（２０１１　ステレオ）

グラインドボーン音楽祭２０１１
ヘンデル：『リナルド』

ヘンデルがロンドンのために書いた最初のオペラ『リナルド』。ロンドンに一大センセーションを巻き起こしたその初演から３００周年を記念して、グラインドボーンで初めて上演されたのがこのプロダクション。エルサレム奪回を目指す十字軍とサラセン軍の攻防を物語の背景にすえつつも、そこで繰り広げられる十字軍の騎士リナルドとその婚約者アルミレーナ、対するエルサレム王アルガンテとその恋人の魔女アルミーダの四者入り乱れた恋愛風景が描かれるこのオペラを、演出家ロバート・カーセンは、男子高校生たちと女子高生たちが繰り広げる、痛快魔法喜劇に変身させてしまいました！
　寄宿学校のいじめられっ子リナルドは、自分が十字軍の勇敢な騎士だと妄想をはじめ、悪徳教師アルガンテとアルミーダの手から恋人のアルミーダを救い出します。アルミーダの手下たちは、人気映画シリーズ「聖トリニアンズ女学院」の不良女子校生たちのような出で立ちで、アルミレーナは三つ編みおさげに眼鏡の女の子、と日本のサブカルにも通じる要素が満載の、遊び心いっぱいの楽しい舞台です。
　古楽のスペシャリスト、オッターヴィオ・ダントーネがエイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団を指揮して奏でる音楽は美しいことこの上なし。有名アリア「涙の流れるままに」を歌うアネット・フリッチュも秀逸です。題名役のソニア・プリナ、アルミーダ役のブレンダ・ラエというはまり役のキャスティング、アルガンテ役のルカ・ピサローニは貫禄さえ見せる好演で、演技でも歌でも最上級の楽しみが展開されます。(輸入元情報)

【収録情報】
・ヘンデル：歌劇『リナルド』全曲

　リナルド：ソニア・プリナ
　アルミレーナ：アネット・フリッチュ
　アルミーダ：ブレンダ・ラエ
　アルガンテ：ルカ・ピサローニ、他
　エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団
　オッターヴィオ・ダントーネ（指揮）

　演出：ロバート・カーセン

　収録時期：2011年8月
　収録場所：イギリス、グラインドボーン歌劇場（ライヴ）

・特典映像：キャスト・ギャラリー

　収録時間：全プログラム190分
　画面：カラー、16:9
　音声：リニアPCMステレオ、DTS 5.1chサラウンド
　字幕：英・仏・独・西・伊
　NTSC
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