CD 輸入盤

「偉大な」8つの組曲〜クラヴィーア組曲第1巻 エガー(チェンバロ)(2CD)

ヘンデル(1685-1759)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMU907581
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

洪水のような分散和音の迫力から
豊かに薫る抒情性の繊細さまで
エガーがヘンデルの鍵盤音楽の神髄に迫る!


これまでにも、L.クープラン全集などでパンチの効いた演奏で作品の魅力をとことん聴かせてくれてきたリチャード・エガー。指揮活動にも注目が集まりますが、彼のもうひとつの魅力である鍵盤楽器を演奏しての最新盤は、ヘンデルの「偉大な」8つの組曲集。この曲集は1720年に出版されており、ヘンデルが、ロンドンの人々に初めて提示するために選んだもの。リヒテルや、キース・ジャレットなど、様々なピアニストが素晴しい演奏をのこしているにも関わらず、なぜかレパートリーとしては定着していません。ヘンデルが腕によりをかけて書いたこれらの曲は、オーケストラ的な厚みのあるサウンド、イタリア風のヴィルトゥオーゾ的要素、フランスのスティル・ブリゼ(和音を分散させて書く書法)による非常に華やかな効果など、聴きどころ満載。エガーが持ち前の推進力と歌心で聴かせます。第7番のパッサカリアの迫力から、第3番のアルマンドでの繊細な表情まで、ヘンデルの作曲家としての偉大さと、ヘンデルが鍵盤楽器の類稀なる名手であったことをあらためて実感させられる内容です。(キングインターナショナル)

【収録情報】
ヘンデル:「偉大な」8つの組曲 HWV.426-433

Disc1
・第1番イ長調 HWV.426
・第2番ヘ長調 HWV.427
・第3番ニ短調 HWV.428
・第4番ホ短調 HWV.429

Disc2
・第5番ホ長調 HWV.430
・第6番嬰へ短調 HWV.431
・第7番ト短調 HWV.432
・第8番ヘ短調 HWV.433

 リチャード・エガー(チェンバロ)
 使用楽器:ジョエル・カッツマン(アムステルダム、1991年 リュッカース1638年製モデル)
 ピッチ:a’=442
 調律:エガー(18世紀のモデルに則った調律)

 録音時期:2012年9月
 録音場所:イギリス、サフォーク、ポットン・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Prlude
  • 02. Allemande
  • 03. Courante I
  • 04. Gigue
  • 05. Adagio
  • 06. Allegro
  • 07. Adagio
  • 08. Allegro
  • 09. Prlude: Presto
  • 10. Allegro
  • 11. Allemande
  • 12. Courante
  • 13. Air, Doubles 1-5
  • 14. Presto
  • 15. Allegro
  • 16. Allemande
  • 17. Courante
  • 18. Sarabande
  • 19. Gigue

ディスク   2

  • 01. Prlude
  • 02. Allemande
  • 03. Courante
  • 04. Air, Doubles 1-5
  • 05. Prlude
  • 06. Largo
  • 07. Allegro
  • 08. Gigue: Presto
  • 09. Ouverture: Largo - Presto - Lentement
  • 10. Andante
  • 11. Allegro
  • 12. Sarabande
  • 13. Gigue
  • 14. Passacaille
  • 15. Prlude: Adagio
  • 16. Allegro
  • 17. Allemande
  • 18. Courante
  • 19. Gigue

ユーザーレビュー

総合評価

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R.Egarrの演奏者としての特質に、非常にマ...

投稿日:2014/07/28 (月)

R.Egarrの演奏者としての特質に、非常にマッチした好演盤と思います。ヘンデルのチェンバロ独奏曲は(オルガンもそうですが)、どうしてもパーセルやJ.S.Bachなどと較べると、やや外表的な効果に依存した単調な面が否めないからか、組曲集第1巻すべてとなると、過去の演奏者でも緊張が続かないところが避けられなかったと思います。しかしながらR.Egarrの細部にわたるまで工夫を凝らされた、真にバロックの時代様式に則した演奏は、通常の奏者なら通り過ぎてしまうような瞬間にも美を見出すため、結果として長い1巻を飽きさせずに聞き通させてしまいます。不勉強にして、同曲集の演奏をたくさんは聴いてませんので、この演奏がトップかどうかは判定できないですし、これ以上の演奏もきっと存在するでしょうが(曲は違いますが、Pinnockが若い頃に大英博物館所蔵の名器を使用した演奏は凄かった!)、少なくとも上位に位置する演奏であることは間違いないでしょう。バロック音楽の良さをしみじみと感じることが出来る良演と思います。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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超推薦盤が登場した。ヘンデルの同曲集では...

投稿日:2014/02/21 (金)

超推薦盤が登場した。ヘンデルの同曲集では「如何に華麗か」「如何に歌うか」「如何に遊ぶか」が重要であるが、エガーの特徴がそれらと見事に調合した素晴らしい録音である。端正でシャープなロス盤、装飾が楽しいダントーネ盤とボルグステーデ盤など過去にも優れた録音は多い。しかし、エガーの洒落た節回しは競合盤とは比較にならない特徴がある。パーセル作品集でも感じたが、エガーは他の奏者が真似のできない意表突いた装飾が実に心地よい。楽器の響きも美しく、同曲集の間違いなく上位3本指に入る立派な演奏である。まさに「偉大な」作品集の「偉大な」録音であり、チェンバロ音楽の全ての要素がここに凝集していると言っても過言ではない。

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