プロコフィエフ(1891-1953)

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SACD

『ロメオとジュリエット』全曲 アシュケナージ&シドニー交響楽団(2SACD)

プロコフィエフ(1891-1953)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
EXCL00087
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

これぞプロコフィエフのマスターピース!
プロコフィエフの第一人者アシュケナージが送る『ロメ・ジュリ』全52曲の決定盤!


2009年に行われた、アシュケナージとシドニー響によるプロコフィエフ・フェスティバル。プロコフィエフの全交響曲とピアノ協奏曲全曲、さらに主要な管弦楽曲作品の収録に加え、目玉企画としてプロコフィエフの作品の中でも最も大作のうちのひとつである、バレエ音楽『ロメオとジュリエット』を全52曲収録しました。
 アシュケナージの躍動感あふれるビートと、その音楽を機動的に奏でる大編成のシドニー交響楽団による演奏は、プロコフィエフならではの独特のメロディーとハーモニーに乗って、バレエ音楽としての魅力を際限なく高め、まるで眼前で『ロメオとジュリエット』を観劇しているような感覚へと聴く者を誘います。
 ピアノ独奏曲としても盛んに演奏されるこれらの楽曲は、名ピアニストであるアシュケナージもこの曲を多く演奏してきた得意の曲であり、すなわち、多角的にこの曲集を熟知している演奏家と言えましょう。楽曲に対する深い理解を経てのアプローチと、プロコフィエフの演奏に決して欠かすことのできない躍動感あふれたリズムを備えた演奏は、この曲の音楽的魅力とシェークスピアの原作の魅力を共に最大限まで引き出すことに成功した名演となりました。(EXTON)

【収録情報】
・プロコフィエフ:バレエ音楽『ロメオとジュリエット』全曲

 シドニー交響楽団
 ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)

 録音時期:2009年11月、2011年2月、9月
 録音場所:シドニー・オペラハウス
 録音方式:DSDレコーディング
 SACD Hybrid
 2ch HQ (CD STEREO/ SACD STEREO)

内容詳細

アシュケナージが首席指揮者を務めるシドニー響とともにプロコフィエフのバレエ「ロメオとジュリエット」の全曲を録音した。アシュケナージらしい小気味の良い音楽作りとシドニー響の洗練や機能性を楽しむことができる。色彩的で美しい舞台が目に浮かぶような演奏である。(治)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

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投稿日:2021/07/06 (火)

2009年から2012年まで、シドニー交響楽団の首席指揮者兼音楽アドバイザーを務めたアシュケナージが、同期間に録音した「ロメオとジュリエット」全曲。アシュケナージは1991年にロイヤルフィルと一度全曲録音を行っているので、当盤は20年振り二度目の録音となる。ロイヤルフィルとの録音も好演だったが、このたびの再録音は、一層音楽に力が漲り、かつ抜群の見通しが行き届いた大快演となった。全曲に渡って魅力的な旋律と音色に満ちた作品であるのだが、一方で、一部の楽曲のみが組曲版や抜粋版を通して、親しまれている状況もある。しかし、これらの組曲や編曲から漏れた部分にも、いやもれた部分にこそ、プロコフィエフらしい色彩感や奇抜なアイデアがあり、人を夢中になって楽しませてくれるものがあるのではないだろうか。ぜひ、この音楽を楽しむなら、全曲で楽しんでほしいと思うし、そんなとき、このアシュケナージ盤は、ベストと言って良い。当盤の客観的特徴として、録音の優秀さを挙げておきたい。この楽曲では、様々な楽器がソロを務め、そのサウンドを堪能させてくれるのだけれど、このディスクの音のリアリティーは格別で、ファゴット、クラリネットといった木管楽器、あるいは「バルコニーの情景」におけるオルガン、「マンドリンを手にした踊り」のマンドリンなどのような特徴的な追加楽器の音が、実に生々しく録られている。少し近めの距離感も、リアルな感触に好作用しており、肯定的に捉えたい。金管やティンパニの幅のある勇壮な迫力も凄い。さらには、その見事な録音をベースとした音楽性豊かな演出が素晴らしい!2枚目のディスクに収録されている「第2幕の終曲」をお聴きいただきたい。決然たるテンポに導かれ、打楽器群と木管陣の鋭角的な響きに導かれ、ブラスが多重に響きを重ねていく迫力と爽快感に、思わず圧倒されてしまうだろう。録音が美麗なことと、的確に楽器本来の音色を引き出したコントロールによって、絶妙なインパクトが得られている。思わず「こうでなくちゃ!」と膝を打つような心地よさだ。一方で高名な第3幕の「ロメオとジュリエット」におけるガラス細工のようなフルートの孤高の響きも忘れがたい。この演奏を可能としたドニー交響楽団の技術力と機能性の高さも特筆したい。全体的に、純管弦楽的に扱われながらも、バレエ音楽としての躍動感や色彩感に満ちあふれた名録音です。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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投稿日:2012/07/07 (土)

アシュケナージは、我が国ではNHK交響楽団の音楽監督をつとめるなど御馴染みの存在であるが、識者の評価については必ずしも芳しいとは言い難いものがある。これには、とある高名な音楽評論家がことある毎にアシュケナージを貶していることによるところが大きいと言えるが、果たしてアシュケナージはそこまで貶められなければならない指揮者(ピアニスト)と言えるのであろうか。とある高名な音楽評論家の批評には、殆ど悪意さえ感じさせられるが、少なくとも、ラフマニノフは他の指揮者(ピアニスト)の追随を許さない名演を成し遂げてきているし、そして本盤におさめられたプロコフィエフなどのロシア音楽については、そのすべてが名演とは言えないまでも、常に水準以上の演奏を聴かせてくれると言えるのではないだろうか。アシュケナージは、現在の手兵であるシドニー交響楽団とともに、既にプロコフィエフの交響曲第1番&第5番、そしてピアノ協奏曲全集などを録音しており、それらはいずれもなかなかに優れた演奏と言えるところである。とりわけ、ピアノ協奏曲全集については、素晴らしい名演と私としては高く評価しているところだ。本盤におさめられたプロコフィエフのバレエ音楽「ロメオとジュリエット」は、久々に登場したアシュケナージ&シドニー交響楽団による演奏であるが、素晴らしい名演だ。このコンビが漸くいい状態になってきたことの証左とも言うべき演奏とも言えるだろう。同曲については、かつては全曲盤があまり多くなく、マゼール&クリーヴランド管弦楽団の名演などが掲げられる程度であったが、近年では、全曲盤が数多く録音されるようになるなど、人気が高まってきていると言える。アシュケナージも、そうした人気上昇の潮流にのって録音したものと想定されるが、そうした近年の名演の中にあっても、いささかも存在価値を失わないだけのレベルの高さを有していると考えられる。何か聴き手を驚かすような奇抜な解釈を施したりすることはなく、いささかも奇を衒わないオーソドックスとも言うべきアプローチで一環しているが、テンポの振幅などを効果的に駆使して各曲を巧みに描き分け、正にいい意味で聴かせどころのツボを心得た演出巧者ぶりを発揮していると言えるだろう。シドニー交響楽団も、アシュケナージの薫陶の下、見事なアンサンブルをベースとした好演を行っており、アシュケナージの指揮と一体となって持ち得る実力を最大限に出し尽くした最高のパフォーマンスを発揮していると評価したい。いずれにしても、本盤の演奏は、アシュケナージ&シドニー交響楽団の素晴らしいコンビぶりを窺い知ることが可能な素晴らしい名演と高く評価したいと考える。音質がこれまた実に素晴らしい。エクストンも今やシドニー・オペラハウスの絶好の録音ポイントを獲得するに至ったと言っても過言ではあるまい。いずれにしても、本盤はSACDによる素晴らしく良好にして鮮明な高音質であり、本演奏の価値を高めるのに大きく貢献しているのを忘れてはならない。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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