Blu-ray Disc 輸入盤

『蝶々夫人』全曲 ライザー&コーリエ演出、エドゥセイ&コヴェント・ガーデン王立歌劇場、グリゴリアン、J.ゲレーロ、他(2024 ステレオ)(日本語字幕付)

プッチーニ (1858-1924)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OABD7328D
組み枚数
:
1
レーベル
:
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明


アスミク・グリゴリアンの蝶々さん、満を持してコヴェント・ガーデンに登場!

2024年3月、今をときめく歌姫アスミク・グリゴリアンが蝶々夫人役としてコヴェント・ガーデンに登場し大きな話題を呼びました。グリゴリアンのコヴェント・ガーデン出演による舞台映像は、好評を博したヤナーチェク『イェヌーファ』、ドヴォルザーク『ルサルカ』に続く3作目。この上演では、未知の世界に憧れる純真な少女から、母となり愛する夫の帰宅を待ち続ける忍耐強く誇り高い女性へと変身を遂げる主人公を、期待に違わぬ迫真の歌唱で演じています。伸びやかな美声を聴かせるピンカートン役のジョシュア・ゲレーロ、表情豊かなシャープレス役のラウリ・ヴァサル、ゴロー役の演技派ヤーツォン・ホァン、蝶々さんに寄り添う健気なスズキ役のホンニー・ウーら、脇を固める粒よりの歌手たちの好演が光ります。
 コヴェント・ガーデンの『蝶々夫人』の定番となっているモッシュ・ライザー&パトリス・コーリエのコンビによる演出は、作品の佇まいを端正に描く洗練されたもの。タクトを執るケヴィン・ジョン・エドゥセイが率いるオーケストラと合唱によるプッチーニの音楽の豊かな情感と流麗な響きは、グリゴリアンを中心とした歌手たちによる歌唱演技を見事に支え、その始まりから悲劇の結末に至るまで、観る者を釘付けにせずにはおきません。(輸入元情報)


【収録情報】
● プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』全曲


 蝶々さん(蝶々夫人)/アスミク・グリゴリアン(ソプラノ)
 スズキ/ホンニー・ウー(メゾ・ソプラノ)
 B.F.ピンカートン/ジョシュア・ゲレーロ(テノール)
 シャープレス/ラウリ・ヴァサル(バリトン)
 ゴロー/ヤーツォン・ホァン(テノール)
 ヤマドリ/ジョセフ・ジョンミン・アン(バリトン)
 ボンゾ/ジェレミー・ホワイト(バス)
 ヤマシデ/アンドルー・オコーナー(バス)
 神官/ロマナス・クドリャソヴァス(バリトン)
 戸籍係/リー・ヒッケンボトム(テノール)
 蝶々さんの母/エリル・ロイル(ソプラノ)
 叔母/キエラ・ライネス(ソプラノ)
 従姉妹/エイミー・キャット(ソプラノ)
 ケイト・ピンカートン/ヴェーナ・アカマ=マキア(メゾ・ソプラノ)
 蝶々さんの息子ドローレ/クラウディア・フレミング(黙役)、他
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団(合唱指揮:ウィリアム・スポルディング)
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
 ケヴィン・ジョン・エドゥセイ
(指揮)

 演出:モッシュ・ライザー&パトリス・コーリエ
 再演監督:デイジー・エヴァンス
 美術:クリスティアン・フェヌィヤ
 衣装:アゴスティーノ・カヴァルカ
 照明:クリストフ・フォレー

 収録時期:2024年3月19,23,26日
 収録場所:ロンドン、コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ライヴ)
 映像監督:ブリジット・コールドウェル

● 特典映像:キャスト、スタッフ『蝶々夫人』を語る/『蝶々夫人』の舞台照明/キャスト・ギャラリー

 収録時間:160分(本編149分、特典11分)
 画面:カラー、16:9、1080i High Definition
 音声:PCMステレオ、DTS-HD Master Audio 5.1
 字幕:日本語、イタリア語(歌唱言語)、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。


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ライザー&コーリエ演出の『蝶々夫人』には...

投稿日:2025/04/10 (木)

ライザー&コーリエ演出の『蝶々夫人』には2017年に収録されたヤオ主演、パッパーノ指揮の映像ディスクがあるが、グリゴリアンが歌うということで、再演時に二度目の録画が実現。演出はすでに定評あるもので、何の読み替えもないが、ポリシーは明確。すなわち、今回はスズキ、ゴローを中国、台湾出身の歌手が歌っているとはいえ、演出は全くリアリズムを目指すものではなく、舞台は現実の長崎ではなく、あくまで西洋人のオリエンタリズム幻想の中の日本というアンチリアルな仕様。こういう路線の演出では、メトのミンゲラ演出と双璧だと思うが、余計なことをしない、歌の邪魔をしないという点では一枚上手か。 前の録画で歌っていたエルモネラ・ヤオも非常に優れた題名役だったと思うが、グリゴリアンの存在感はさすが。もちろん日本人にも十五歳にも見えないが、彼女の演じる蝶々さんを見ていると、人間の男を愛してしまった妖精、ルサルカか人魚姫のように見えてくるから不思議。一見、彼女好みのキャラクターではなさそうな蝶々さんを各地で好んで歌っている理由が分かったような気がした−−全幕ほとんど出ずっぱりのプリマドンナ・オペラだから、ソプラノとして歌い甲斐のある役なのは当然だけど。ピンカートンは2018年のグラインドボーンの映像もあったゲレーロ。この人が演ずる人物は、誰もどこか自信なさげに見えるけど、この軽薄無責任男にはぴったり。逆にヴァサール演じるシャープレスは(名前に反して)意外にしっかりした男に見える。唯一、惜しまれるのは指揮。丁寧なのはいいけど(パッパーノより全曲で10分ほど長い)、ここぞという所での盛り上がりが不発。「花の二重唱」など、もっと速いテンポが欲しいし、20世紀初頭の音楽らしい表現主義的な(だから当時のイタオペの観客には前衛的過ぎた)幕切れも、もう少し盛り上げてほしい。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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