歴史的ドキュメントとしてはもちろん、演奏としても素晴らしいもの。ブックレットにカイルベルト他の指揮者とオケのメンバーがサッカーに興じる写真が載っていたり、資料としても内容豊富。

音はモノラルなれどひずみやノイズも非常に少なく大変聞きやすい。ぜひヒンデミット独特の世界を聞いて欲しい。

往年のフィラデルフィア管弦楽団の主席奏者たちがグールドと上々発止のデュオを繰り広げる好企画盤。ヒンデミットはオーケストラで使用するほとんどの楽器のソナタを作曲しているが,なかなかその全貌を知る機会がない。そう考えると資料的価値が高いアルバムだが,それ以上にこの研ぎ澄まされた解釈に基づいたすばらしい演奏がこのアルバムの良さだろう。

これは名演だ！一連のブルックナーの交響曲の演奏の素晴らしさに魅せられて、オペラを聴いてみたくなり、ヒンデミットを取り寄せてみた。「画家マチス」は曲名は有名だが、全曲盤となると意外と現役盤ＣＤの少ない余り馴染みのない曲だが、ヤングの演奏で通しで聴いてみると、優れた名曲であることが実感出来た。来月発売の「ラインの黄金」が本当に楽しみだ！

ヒンデミットが痛快の極み。軽い目眩を起こすくらいオーケストラが上手い。オケのレヴェルに差がありすぎて、他の演奏が聴けなくなるのが難点か。あまり演奏されない「コンツェルトムジーク」は面白い曲なのだが、このレヴェルでないと面白さが出にくいかも。「マンダリン」も良いが、このコンビでは闇のムードがあまり出ないように思う。

シャイー盤を持っているので購入すべきか迷ったが、買って良かった。どの曲もベルリンフィルの名人芸が聴ける。新鮮かつ緊張感溢れる演奏に釘付けになった。曲のすばらしさを再認識した。お薦め品である。

ヒンデミットの対位法的書法とグールドの演奏解釈が見事にマッチした一品。グールドは本質的にはロマン主義だと思うが、このＣＤではそれがよく分かると思う。

ドライな響きが曲にマッチしていて良い。 楽しめる演奏である。

交響的変容を聞き比べました。ここに漂う一途な緊迫感はサロネンやバーンスタイン、セル、オーマンディなどを押しのけ一番です。硬い音のティンパニが強打するたびに音楽がビシッと引き締まります。まったく思いも寄らないところで名演に遭遇です。

TELDEC原盤の優秀録音。中期のクールで冴え渡ったオルガンソナタ、コンチェルトは最晩年の屈折した響きで打楽器が活躍します。室内音楽７番とは非常に異なった世界です。