CD 輸入盤

無伴奏チェロ組曲全曲(ヴィオラ・ダ・ガンバによる演奏) パンドルフォ(2CD)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
GCDP30405
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

パンドルフォ / バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲 

現代最高のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者と称される名手パオロ・パンドルフォによる「無伴奏」が、ジャケット・デザインを一新して登場。「チェロのバイブル」をガンバで奏し、その特質を最大限に反映させながら、この名作の新たな魅力を掘り起こした名演奏と絶賛された一組です。
 演奏は、バロック楽器ならではの緩急強弱を自由自在に駆使、チェロに比べてややハスキーな音色を基調に多彩かつ微妙な変化を施しながら、全曲を語りおろしていきます。時にダイナミックに、時に弾き崩しとも思わせる表現をも交え、この大作を飽かさず聴かせる技量はみごとなもの。まるで名人の語りに間近で接するようなきわめて親密な感覚は、やはりモダン・チェロからは容易に味わい得ないところでしょう。
 なお、楽器の特性から全曲は次のように移調して演奏されています。 第1番(ト長調→ハ長調)、第2番(移調なし)、第3番(ハ長調→ヘ長調)、第4番(変ホ長調→ト長調)、第5番(ハ短調→ニ短調)、第6番(移調なし)。
 また、曲によっては和声的な追加や、第4番の「サラバンド」でのピツィカートなどの編曲も施されています。

・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲 BWV.1007 - 1012

 パオロ・パンドルフォ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

 録音:2000年[デジタル]


【パオロ・パンドルフォ】
古楽界は言うにおよばず、音楽界全体につねに衝撃を与えつづけているパオロ・パンドルフォは、1979年頃より、エンリコ・ガッティ(vn)、リナルド・アレッサドリーニ(cemb)など、こんにちの古楽器界を代表する名手たちとともに、ルネサンスとバロック音楽の演奏の研究をはじめ、スイスのバーゼル・スコラ・カントルムにて、ジョルディ・サバールに師事しました。1982年には、サバールのアンサンブル「エスペリオンXX」のメンバーとなり、1990年まで彼とともに世界各地で演奏、数々のレコーディングに参加しました。1990年には、独奏者としてのレコーディング(C.P.E.バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ)が成功を収め、以来、世界各地で演奏活動を展開、これまでに発表したCDもつねに話題を呼んでいます。

収録曲   

  • 01. Prelude; Allemande; Courante; Sarabande; Gavotte I; Gavotte II; Gigue
  • 02. No. 6 in D, BWV1012
  • 03. Prelude; Allemande; Courante; Sarabande; Gavotte I; Gavotte II; Gigue
  • 04. No. 5 in C Minor, BWV1011
  • 05. No. 1 in G, BWV1007
  • 06. No. 4 in e Flat, BWV1010
  • 07. Prelude; Allemande; Courante; Sarabande; Bourree I; Bourree II; Gigue
  • 08. No. 3 in C, BWV1009
  • 09. Prelude; Allemande; Courante; Sarabande; Menuett I; Menuett II; Gigue
  • 10. No. 2 in D Minor, BWV1008
  • 11. Prelude; Allemande; Courante; Sarabande; Menuett I; Menuett II; Gigue
  • 12. Prelude; Allemande; Courante; Sarabande; Bourree I; Bourree II; Gigue

総合評価

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
4
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
このガンバの音は、チェロに比べると、軽や...

投稿日:2014/09/09 (火)

このガンバの音は、チェロに比べると、軽やかでクリアーに思えます。 表現に押しつけがましさがなく、音楽がとても素直に入ってくる感じがしました。 演奏に神経が行き届いているというのか、音が先の先まで伸びていくような感覚を受けるときがあります。(植物が成長して、伸びていくのを想像しました。) また、軽やかで透明な感覚は、澄んだ空気を吸っているみたいに感じるときもあります。そう、「呼吸感」がとても心地良く感じられました。 そして、いくつかのサラバンドなどを聴くと、パンドルフォが「心の静けさ」を持った音楽家であることが伝わってきます。 目を閉じて、静かに、音楽に合わせて呼吸しながら聴くと、自分の中にある「静かな感覚」が呼び覚まされることがあります。 この演奏が、正しいかどうかはわかりませんが、とても独自の価値を持つ演奏のように思えました。

『旅立ちの書』 さん | 不明 | 不明

2
★
★
★
☆
☆
廃れた楽器には廃れた理由が有る筈です。素...

投稿日:2009/05/05 (火)

廃れた楽器には廃れた理由が有る筈です。素晴しい演奏とは思いますが、やはりモダンチェロのそれには敵わない、と思います。でも、スパッラの痩せた音色よりは数段勝る。そもそもヴィオラダガンバはチェロなどとはまったく別の楽器なのですから、持っていて損は無いと思います。いつもながら Glossa のジャケットは美しい。

四郎右衛門 さん | 大阪府 | 不明

0
★
★
★
★
★
聴きながらふとマイスキーの新盤を思い出し...

投稿日:2008/11/24 (月)

聴きながらふとマイスキーの新盤を思い出した。テンポはひんぱんに変わり語り口も個性的なのに、マイスキーのような恣意性も表現の上滑りも居心地の悪さも感じない。まさに風をつかんで舞い上がる鳥のようなバッハ。狭い自室の天井がぱっくりと開いて自らも大空に引っ張り上げられるような幻想すら感じた。奏者も凄いが、バッハってやっぱ凄い! 移調されている点がマイナスだが、全体のできを考えれば充分だと思う。まったくすがすがしい衝撃でした。

高島 さん | 佐賀県 | 不明

2

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

プロフィール詳細へ

バッハ(1685-1750)に関連するトピックス

古楽 に関連する商品情報

おすすめの商品