バッハ、C.P.E.(1714-1788) レビュー一覧 2ページ目
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投稿日:2018/02/07
これがカール・フィリップ・エマヌエルの真骨頂だ シンフォニアよりコンチェルトだ 人の内奥に浸透してくるエナジーを持ち 個性の輝きと共感を促す呼びかけが深い印象を残していく 父ヨハン・セバスチャンをこの世界では凌駕している まことに魅力に富んだ音楽だ それは同時に演奏にも言える モルクがバロック・チェロを弾いている この雄弁さに勝る演奏を知らない ル・ヴィオロン・ドゥ・ロワも見事な協奏を聞かせる C.P.E.Bが優れた作曲家だったことは知られていても その楽曲をコンサートで聴く機会が少ないことを嘆く 時代の谷間にも光差す演奏家の心意気に期待をしたい 早速朋に知らせねば あなたも如何
風信子 さん
投稿日:2018/02/02
いい演奏ですね。M.Esfahaniの演奏は、意外とその真価を明らかにしづらいC.P.E.Bach演奏において、現時点で望み得るベストな再現の一つと言えるのではないでしょうか。疾風怒涛期の代表的な作曲家として、C.P.E.Bachに求められるのは、確実な技術による生命力に溢れた演奏でしょうが、一方で、ともすると単調で勢いだけの音楽に聴こえかねない。M.EsfahaniはC.P.E.Bachの、どちらかと言えば若い時代のこの曲集を、深い理解と心からの共感を持って、生き生きと、そして細部を疎かにせず繊細に演奏しており、これがこの盤に並のC.P.E.Bach演奏にはめったにみられない、ある種の気品、高貴さを与えています。確かにこれは現代音楽に至るまで、あれだけの名演を成し遂げる能力を持ったM.Esfahaniにして、初めて実現できたことなのでしょう。実はM.EsfahaniのJ.S.Bach演奏には、未だに十分満足できたことはないのですが、このC.P.E.Bachは文句なしの良演と言えると思います。決して目を見張るような派手さはありませんが、古典派以前、古楽、バロック音楽に親しむ方なら、お聴きになって損はないと思います。
mimi さん
投稿日:2018/01/18
40年近い昔 ピリオド演奏がまだ珍しかった頃の記録が蘇った DSDリマスタリングをSACDで聴ける J.S.バッハの次男カール フィリップ エマニュエルは40代半ばだった ベルリンの宮廷音楽家からテレマンの後釜としてハンブルクの教会総監督へ転じた 時は恰もシュトゥルム・ウント・ドラングの時代 残されているシンフォニア10曲は名曲だ 現代のオーケストラ・コンサートでモーツァルトやハイドンと同格に扱われて然るべき音楽だ バッロクでなくまた古典派でもない 孤高の作曲家は誰にも似ていない そこに宿る機知と情趣は誠に個性ある生命力を放射している Wq182に分類される6曲は弦楽合奏曲だが 色彩すら感じられる ピノック&ECはマルカートを基調として奏でるから 軽やかでいて弾力を失わない音の粒だちが爽快感を全曲に行き渡らせる 演奏は番号を追って熱を帯びる 何か類まれな存在感と説得力を感じる 朋に知らせずにはいられない あなたも如何
風信子 さん
投稿日:2016/12/17
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714〜1788)はかの大バッハの次男で、プロイセン国王フリードリヒ2世(大王)の宮廷に仕え宮廷楽団員、作曲家として活躍、「ベルリンのバッハ」の異名を取った。生前の名声はむしろ父親を上回っていたが、彼自身は「自分の成功は全て父の指導のおかげ」と謙虚な姿勢をとり続けた。後年大バッハは「音楽の父」として神格化されていくことになるが、その原点となった人物であるとされる。大バッハ晩年の名作『音楽の捧げもの』は、カール・フィリップ・エマヌエルが父を主君フリードリヒ大王に引き合わせたことによって生まれたものである。このアルバムに収録されている3曲のフルート協奏曲は元々はチェンバロ協奏曲として書かれた作品で、特に3曲目の協奏曲ニ短調Wq.22はブラームスが高く評価し自ら校訂を行った作品として知られている。 人気・実力ともに当代随一のフルートのヴィルトゥオーゾと言っていいエマニュエル・パユと、古楽器派の重鎮トレヴァー・ピノックとのコンビによる録音である。2014年3月30日、ドイツ・エッセン、ヴィラ・ヒューゲルでのセッション収録。パユのフルートはまさに緩急自在、急速楽章での痛快な疾走感、緩徐楽章での滑らかで優雅な情感、さすがとしか言いようがない。彼の卓越した超絶技巧を十二分に堪能できるアルバムである。カール・フィリップ・エマヌエルの作品は近年は古楽器で演奏されることが主流となっているが、パユはヘインズ社製のモダン・フルートを用いて華やかに演奏している。伴奏指揮とチェンバロを担当するピノックは近年はモダン楽器のオケを指揮することも多くなってきていて、今回指揮しているカンマーアカデミー・ポツダムも新興のモダン楽器の室内オケである。時代様式や奏法に十分に配慮しつつもこれみよがしなアクセントを付けたりせず音楽の自然な流れを尊重するアプローチは以前と同じである。音質良好。
金山寺味噌 さん
投稿日:2013/11/13
前26集のWq.51の続き、4番から6番、それに、装飾版がプラスされています。この装飾版、楽譜を探してみましたが、外国のカタログにも見当たりません。当方、横文字は読めない(中学英語程度)にて、この装飾版というものは、どこからきたのか、CDのブックレットには書いているのかもしれませんが、出典がわかりません。まさか、シュパーニさんのオリジナル編曲版?って気もしないでもないですが。演奏の出来は、16年も録音を継続されているのに、変わらず素晴らしいものです。初期のモーツァルトを思わせるような、趣を感じさせてくれます。
jie さん
投稿日:2012/12/10
C.P.Eバッハはもっと着目されるべき作曲家だと思う。ソナタと名がつくものだけで、50曲はあるが、その中でも名作だと思う。シュパーニが全集を「マイペース」で録音中であり、シュパーニでは、4枚がこのソナタ集にあたる。(1,2、、16,17集)シュパーニと比べて、テンポが早く、元気がいいのが比較した印象である。入手のしやすさからしても、こちらがずっとしやすいと思う。シュパーニはどっしりと重く、堂々とした演奏である。好みによって、評価は違うと思う。アスペレンは、どちらかと言うと、ロマン派風の香りがしてきて、装飾音はラモーのような自由度の高い演奏である。このCDを聴いて気に入ったら、ぜひシュパーニも聴いていただきたい。バッハ以降、ハイドン以前の前古典派という世界を感じとっていただきたい。
jie さん |40代
投稿日:2011/09/05
H.M.リンデ(EMI LP)やランパル(ノンサッチ LP)を私自身のE.バッハの演奏基準とすると少々刺激的。各所に挿入する絶妙な装飾音により音楽がいっそう躍動的になっています。おおむね各曲のテンポはいいのですが、ハンブルガー・ソナタの第一楽章は早いなぁ。でも少しこぶしを利かせ軽やかに吹くと、曲のイメージが変わるのは確かです。
NAUI D3524 さん |50代
投稿日:2010/02/14
どちらも最盛期のハイドンのソナタ集に匹敵する傑作だと思います。あまり演奏されないソナタ集なので演奏の比較はあまりしたことないですが、まず満足して愛聴してます。 ちなみに最近、C.P.Eにハマってます。気品があって趣味が良いので気に入っています。
chanryuu さん
投稿日:2010/02/14
聞き比べればわかるけど、同じ(近代)ピアノ(?)で弾いたC.P.Eでもピアニストとしての格が違うみたい・・・タッチが玄妙というか・・・ ピアノフォルテ、チェンバロならシュタイアーがやっぱ奏者として格が違うようだ。
chanryuu さん
投稿日:2009/12/28
とても素敵です。
tk-rose ウィリアム・モリス さん
既に投票済みです
ありがとうございました
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