バッハ、C.P.E.(1714-1788)
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バッハ、C.P.E.(1714-1788) レビュー一覧 2ページ目

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商品ユーザーレビュー

47件
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  • 問わず語りに繰り出された物言いを聞くようだ 18世紀...

    投稿日:2018/05/20

    問わず語りに繰り出された物言いを聞くようだ 18世紀の音楽嗜好を映して盛時を極めたカール・フィリップ・エマヌエルのクラヴィーア音楽の集大成を聴くことができる ハイドン モーツァルトの革新がそこに芽生えて時代は大きく動こうとしていた 父ヨハン・セバスチャンを凌駕する名声を得て迎えた60代後半からの晩年10年に6つの「専門家と愛好者のためのクラヴィーア・ソナタ集」を相次いで刊行する 第二集以降はロンド付きであり さらに第四集以降は幻想曲も加わる それぞれは独立した曲なので演奏順は指定されていない ベルダーはWq番号順に演奏している フォルテピアノとクラヴィコードを使い分けている 演奏は明快なソノリティをもたらしている 壮大な感情のドラマは生まれてはいないが タペストリーにして埃をかぶったままにしておくべき音楽ではない 未来に生き続ける音楽のエッセンスを感じずにはいられない 耳が疲れた時取り出して聞きたい音楽だ あなたも如何 

    風信子 さん

    3
  • 貴重なライヴの記録 タンジェントフリューゲルによる...

    投稿日:2018/04/23

    貴重なライヴの記録 タンジェントフリューゲルによるクラヴィーア・コンチェルトを聴いた チェンバロは弦を爪で弾いて発音する フオルテピアノは弦をハンマーが叩いて発音する タンジェントフリューゲルは弦を木の棒で突いて発音する ピアノフォルテに至るキーボードの進化過程に存在したと言う 音色はクラヴィコードに似ているばかりでなく強弱も表現できる 日本にある一台を借り受けての演奏は聞きものだ 鈴木秀美&OLCはCPEバッハのシンフォニアWq.182から三曲とWq.172イ長調のチェロ・コンチェルトも演奏した 珍しい鍵盤楽器の紹介に終わらずカール・フィリップ・エマヌエルの傑作群を並行して鑑賞に供したことが素晴らしい 疾風怒濤期の感情表現にあふれた作品は今も聴くに値する逸品である 鮮烈な切れ味を感じさせる演奏と美しい響きをクリアーに録音した大変優れたDiscだ 聴けば朋の驚く顔が見えるようだ あなたも如何   

    風信子 さん

    0
  • これがカール・フィリップ・エマヌエルの真骨頂だ シ...

    投稿日:2018/02/07

    これがカール・フィリップ・エマヌエルの真骨頂だ シンフォニアよりコンチェルトだ 人の内奥に浸透してくるエナジーを持ち 個性の輝きと共感を促す呼びかけが深い印象を残していく 父ヨハン・セバスチャンをこの世界では凌駕している まことに魅力に富んだ音楽だ それは同時に演奏にも言える モルクがバロック・チェロを弾いている この雄弁さに勝る演奏を知らない ル・ヴィオロン・ドゥ・ロワも見事な協奏を聞かせる C.P.E.Bが優れた作曲家だったことは知られていても その楽曲をコンサートで聴く機会が少ないことを嘆く 時代の谷間にも光差す演奏家の心意気に期待をしたい 早速朋に知らせねば あなたも如何 

    風信子 さん

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  • いい演奏ですね。M.Esfahaniの演奏は、意外とその真価...

    投稿日:2018/02/02

    いい演奏ですね。M.Esfahaniの演奏は、意外とその真価を明らかにしづらいC.P.E.Bach演奏において、現時点で望み得るベストな再現の一つと言えるのではないでしょうか。疾風怒涛期の代表的な作曲家として、C.P.E.Bachに求められるのは、確実な技術による生命力に溢れた演奏でしょうが、一方で、ともすると単調で勢いだけの音楽に聴こえかねない。M.EsfahaniはC.P.E.Bachの、どちらかと言えば若い時代のこの曲集を、深い理解と心からの共感を持って、生き生きと、そして細部を疎かにせず繊細に演奏しており、これがこの盤に並のC.P.E.Bach演奏にはめったにみられない、ある種の気品、高貴さを与えています。確かにこれは現代音楽に至るまで、あれだけの名演を成し遂げる能力を持ったM.Esfahaniにして、初めて実現できたことなのでしょう。実はM.EsfahaniのJ.S.Bach演奏には、未だに十分満足できたことはないのですが、このC.P.E.Bachは文句なしの良演と言えると思います。決して目を見張るような派手さはありませんが、古典派以前、古楽、バロック音楽に親しむ方なら、お聴きになって損はないと思います。

    mimi さん

    0
  • 40年近い昔 ピリオド演奏がまだ珍しかった頃の記録が...

    投稿日:2018/01/18

    40年近い昔 ピリオド演奏がまだ珍しかった頃の記録が蘇った DSDリマスタリングをSACDで聴ける J.S.バッハの次男カール フィリップ エマニュエルは40代半ばだった ベルリンの宮廷音楽家からテレマンの後釜としてハンブルクの教会総監督へ転じた 時は恰もシュトゥルム・ウント・ドラングの時代 残されているシンフォニア10曲は名曲だ 現代のオーケストラ・コンサートでモーツァルトやハイドンと同格に扱われて然るべき音楽だ バッロクでなくまた古典派でもない 孤高の作曲家は誰にも似ていない そこに宿る機知と情趣は誠に個性ある生命力を放射している Wq182に分類される6曲は弦楽合奏曲だが 色彩すら感じられる ピノック&ECはマルカートを基調として奏でるから 軽やかでいて弾力を失わない音の粒だちが爽快感を全曲に行き渡らせる 演奏は番号を追って熱を帯びる 何か類まれな存在感と説得力を感じる 朋に知らせずにはいられない あなたも如何  

    風信子 さん

    2
  • CPEバッハのチェンバロ作品を聴いていて、これはモダ...

    投稿日:2017/10/28

    CPEバッハのチェンバロ作品を聴いていて、これはモダンピアノ聴いてみたいと思っていたのですが、26枚分も聴けて大満足です。内容もとてもよかったと思います。

    こびと さん

    0
  • カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714〜1788...

    投稿日:2016/12/17

    カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714〜1788)はかの大バッハの次男で、プロイセン国王フリードリヒ2世(大王)の宮廷に仕え宮廷楽団員、作曲家として活躍、「ベルリンのバッハ」の異名を取った。生前の名声はむしろ父親を上回っていたが、彼自身は「自分の成功は全て父の指導のおかげ」と謙虚な姿勢をとり続けた。後年大バッハは「音楽の父」として神格化されていくことになるが、その原点となった人物であるとされる。大バッハ晩年の名作『音楽の捧げもの』は、カール・フィリップ・エマヌエルが父を主君フリードリヒ大王に引き合わせたことによって生まれたものである。このアルバムに収録されている3曲のフルート協奏曲は元々はチェンバロ協奏曲として書かれた作品で、特に3曲目の協奏曲ニ短調Wq.22はブラームスが高く評価し自ら校訂を行った作品として知られている。 人気・実力ともに当代随一のフルートのヴィルトゥオーゾと言っていいエマニュエル・パユと、古楽器派の重鎮トレヴァー・ピノックとのコンビによる録音である。2014年3月30日、ドイツ・エッセン、ヴィラ・ヒューゲルでのセッション収録。パユのフルートはまさに緩急自在、急速楽章での痛快な疾走感、緩徐楽章での滑らかで優雅な情感、さすがとしか言いようがない。彼の卓越した超絶技巧を十二分に堪能できるアルバムである。カール・フィリップ・エマヌエルの作品は近年は古楽器で演奏されることが主流となっているが、パユはヘインズ社製のモダン・フルートを用いて華やかに演奏している。伴奏指揮とチェンバロを担当するピノックは近年はモダン楽器のオケを指揮することも多くなってきていて、今回指揮しているカンマーアカデミー・ポツダムも新興のモダン楽器の室内オケである。時代様式や奏法に十分に配慮しつつもこれみよがしなアクセントを付けたりせず音楽の自然な流れを尊重するアプローチは以前と同じである。音質良好。

    金山寺味噌 さん

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  • これは好演盤と思います。チェロ協奏曲は、C.P.E.Bach...

    投稿日:2014/07/05

    これは好演盤と思います。チェロ協奏曲は、C.P.E.Bachの代表的傑作の一つでしょうが、昨今それほど多くの名演に恵まれてる訳でないので、Gaillardの演奏は大いに歓迎されるでしょう。惜しむらくはBylsma/Leonhardtの古典的名演に比較すると、意外とチェロ自体の存在がやや控えめで全体に埋没しがちな事、さらにはLeonhardtのあくまで時代様式をがっちり踏まえた演奏より全体の曲構造が曖昧な部分が有る事でしょうか。ただ反面、C.P.E.Bachらしい生命力は優っているかも知れず、優秀な音色・録音と相まって充分存在意義はあると思います。Wq170のカデンツにヨハネ受難曲が出てくるのは、なかなかびっくりしました。傑作交響曲集Wq182よりの一曲も、好感の持てる演奏でした。

    mimi さん |50代

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  • 前26集のWq.51の続き、4番から6番、それに、装飾版が...

    投稿日:2013/11/13

    前26集のWq.51の続き、4番から6番、それに、装飾版がプラスされています。この装飾版、楽譜を探してみましたが、外国のカタログにも見当たりません。当方、横文字は読めない(中学英語程度)にて、この装飾版というものは、どこからきたのか、CDのブックレットには書いているのかもしれませんが、出典がわかりません。まさか、シュパーニさんのオリジナル編曲版?って気もしないでもないですが。演奏の出来は、16年も録音を継続されているのに、変わらず素晴らしいものです。初期のモーツァルトを思わせるような、趣を感じさせてくれます。

    jie さん

    0
  • J.S.バッハ作曲とされているflソナタの中には他人の作...

    投稿日:2013/01/25

    J.S.バッハ作曲とされているflソナタの中には他人の作が含まれているそうです。そういわれると確かに真作のほうが偉大とは思うが、偽作を捨てようとは全く思わず個人的にはむしろ偽作のほうが親しみやすく魅力的です。BWV1020とBWV1033にはC.P.E.バッハの影が色濃いと指摘され、彼の作品に同様のものがあるなら幸せと思い聴いてみました。Wq133/H564を除き緩ー急ー緩なのが大バッハに帰せられた作品と違います。その緩徐楽章には大バッハ偽作に匹敵するほど息が長く印象的なカンタービレは残念ながらありませんでした。大バッハの作品とされたものは彼の最上の作品と考えるしかありません(本盤収録分で全曲ではないが)。Wq131/H561、Wq133/H564は通奏低音ピアノです。比較的後期の作品で学問的には正しいのでしょうが、私的には全曲ハープシコード統一でお願いしたいところです。また、flは現代楽器で朗々と吹いていただいたほうが聴き映えするのではないでしょうか。

    西荻椿山 さん |60代

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