十字架上のキリストの最後の七つの言葉（管弦楽版、オラトリオ版、弦楽四重奏版）　フェレンチーク＆ハンガリー国立管、タートライ四重奏団（３ＣＤ）

ハイドン・イヤーのユニークな企画盤
「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」を聴き比べ
フェレンチークによる管弦楽版＆オラトリオ版
タートライ四重奏団による弦楽四重奏版

ハイドン50代の力作『十字架上のキリストの最後の七つの言葉』は、カディス大聖堂の特別礼拝のために委嘱され、1785年あるいは86年のはじめに作曲されました。荘重な序奏と、つづく7つのソナタ、そして描写的な終曲「地震」という構成によるこの作品には、楽器編成の異なる版が複数存在します。成立の順序としては、まずオケ用の原曲版が1787年7月に出版され、これにもとづいて今日もっとも一般的なクァルテット版が出版されています。また、ハイドン自身によるものではありませんがハイドン監修でクラヴィーア用編曲版も相次いで出版されました。さらに1795〜96年にオラトリオ版としても完成をみています。
　このたびハイドン・イヤーに合わせて、HUNGAROTONの誇るカタログから名匠フェレンチークと名門タートライらによる3つの版をセット化。現時点では廃盤のオラトリオ版が入手できることと、一枚分お得になったことがポイントといえるでしょう。（キングインターナショナル）

【収録情報】
CD1　(HCD12358) [65:17]
＝管弦楽版＝
・ハイドン：『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』Hob.XX/1:A
　ハンガリー国立管弦楽団
　ヤーノシュ・フェレンチーク（指揮）
　録音：1981年（デジタル）

CD2　(HCD12036) [56:44]
＝弦楽四重奏版＝
・ハイドン：『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』Op.51, Hob. III :50-56
　タートライ四重奏団
　録音：1978年（ステレオ）

CD3　(HCD12199) [69:14]
＝オラトリオ版＝
・ハイドン：『十字架上のキリストの最後の7つの言葉』Hob.XX:2（ドイツ語歌唱）
　ヴェロニカ・キンチェシュ（ソプラノ）
　クラーラ・タカーチュ（メゾ・ソプラノ）
　ジェルジ・コロンディ（テノール）
　ヨージェフ・グレゴル（バス）
　ブダペスト合唱団（合唱指揮：シャーンドル・マルギッタイ）
　ハンガリー国立管弦楽団
　ヤーノシュ・フェレンチーク（指揮）
　録音：1979年（ステレオ）