シェーンベルク(1874-1951)
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シェーンベルク(1874-1951) レビュー一覧 5ページ目

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商品ユーザーレビュー

253件
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  • ブーレーズは、「モーゼとアロン」を二度にわたって録...

    投稿日:2010/02/28

    ブーレーズは、「モーゼとアロン」を二度にわたって録音しているが、本盤におさめられたのは旧盤。最近では好々爺になりつつあるブーレーズが、前衛的な切れ味鋭い演奏を繰り広げていた時代の名演であり、私としては、やや角が取れた新盤よりも本旧盤の方をより高く評価したい。シェーンベルクの未完の大作、しかも、十二音技法によって作曲された決して耳当たりのいいとは言えないこのオペラは、現在でこそ輸入盤を含めると何点かの録音が存在しているが、本盤が録音された70年代半ばでは、きわめて珍しいものであり、本盤登場時の衝撃は想像に難くはない。それほどまでに、本演奏の切れ味鋭い精緻なアプローチは、シェーンベルクがその複雑なスコアに記した音符の数々を明瞭に浮かび上がらせ、複雑怪奇な本オペラの魅力を余すことなく我々聴き手に提示してくれたのが素晴らしい。歌手陣も優秀であり、特に主役の2人。モーゼ役のギュンター・ライヒとアロン役のリチャード・キャッシーの重厚にして卓抜した歌唱が、本演奏の価値を高めることに大いに貢献している。BBC交響楽団や合唱陣の好演も見過ごすことはできない。併録の室内交響曲第2番も、この時期のブーレーズならではの透徹した尖鋭的アプローチが見事な名演だ。

    つよしくん さん |40代

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  • 内田光子はモーツァルトやシューベルトで知られている...

    投稿日:2009/11/08

    内田光子はモーツァルトやシューベルトで知られているだけに、現代音楽の優れた弾き手であることはあまり知られていないように思えるが、これは同曲を演奏したCDの中では屈指の名盤だ。過去にはグールドなどの名盤もあるがそれと並ぶ(もちろんポリーニより上)。現代音楽で感動するとは思わなかった。

    sisina さん

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  • 店頭にて入手、早速全曲聴いてみて、その演奏の好さに...

    投稿日:2009/09/05

    店頭にて入手、早速全曲聴いてみて、その演奏の好さに納得しました。ギーレンは流石です。勿論、ライヒも素晴らしいです。シェーンベルクは声楽ものの方が好きでそちらばかり聴いているのですが、このオペラも仲々です。学生時代にシェーンベルク関連書を読み漁り、レポートを書いたのを思い出します。普段、シュトックハウゼンやヴェーベルンも聴きますが、彼等のおおもとにはシェーンベルクがいるのだと改めて思いました。

    緑川虫太郎 さん |40代

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  • あれ?なんで「いまいち」なの?無論「最高!」に訂正...

    投稿日:2009/01/24

    あれ?なんで「いまいち」なの?無論「最高!」に訂正です。しかしカラヤン嫌いの方が多いようですが、皆さん沢山お持ちなんですね。私はカラヤン大好きですが10枚も持ってませんし難しい能書きを書くほど知りません。どっちがカラヤンにとってファンなのか?

    arisuyama さん

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  • 「ペレアス」の決定盤の復活。巷ではカラヤンの評判が...

    投稿日:2008/07/03

    「ペレアス」の決定盤の復活。巷ではカラヤンの評判が良いですが、だまされたと思ってバルビローリを聞いていただきたい。壮絶の一言。シェーンベルクに求められる表現主義的表出力と解像度を両立させた稀有のものだと思います。ニューフィルハーモニアもバルビローリとの録音では常にとてつもないテンションで演奏しています。もちろんラトルの室内交響曲第1番も優秀です。

    pie さん

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  • 僕はカラヤンが嫌いだ。彼の振るベートーヴェンやブラームスなど、...

    投稿日:2008/06/04

    僕はカラヤンが嫌いだ。彼の振るベートーヴェンやブラームスなど、深みや精神性など糞食らえと言わんばかりのハッタリぶりに嫌気がさす。そもそもカラヤンは筋金入りのエエ格好主義者、重篤な程の自己愛的性質の持ち主だから、何が何でも絢爛豪華でなくてはならなかったのだ。だから、作曲者の苦悩とか汗とか血とか、生臭いものは極力排除しなくては気が済まなかったわけだ。ところがシェーンベルクとなったらどうだろう。曲が徹底的に耽美な世界だから、カラヤンは気兼ねなく、いやむしろ、ここぞとばかりに己の理想世界に入り込んでいるのだ。目を瞑りながら、ひたすら美しい「音」という愛人を想い、弄び、やがて“死”を迎えるようなものだ。これにはスクリャービンも真っ青だろう。カラヤンは、まさかオルガスムで

    ナルシスト・フォン・カラヤン さん

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  • バルビローリのペレアスとメリザンドがとにかく凄い!...

    投稿日:2008/01/17

    バルビローリのペレアスとメリザンドがとにかく凄い!!! 凡庸どころか、とんでもない熱い演奏。全ての音に感情がこもっており、ゴローの嫉妬や運命のテーマなどは聞いていて恐ろしくなる。クライマックスで二度ほど聞こえるバルビのうなり声も凄絶(音楽とは関係ないが)。シェーンベルクに何を求めるかでまったく評価の分かれるところですがエロティックなペレアスを求めるならこれに決まり。

    エロス さん

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  • 作曲者のト書きたるや「四人の裸の乙女が犯され、殺さ...

    投稿日:2007/12/04

    作曲者のト書きたるや「四人の裸の乙女が犯され、殺される」など、当世でもそのまま演じるわけにはいかぬ指示だらけ。この演出では金の子牛に代わって舞台中央に置かれた大きなモニターに映像を映すことで、うまくこの難題を回避している。民衆が宗教に求めたのは脆弱な自我の補強だったという寓意はいささか露骨だが、まさにその通り。主役二人がそれぞれ本物のバス、生粋のヘルデンテナーでないのが惜しいが、難解なスコアを鮮やかに解析してみせた指揮、合唱団の健闘も含めて、先般、日本で演じられたムスバッハ演出より遥かに上出来。

    村井 翔  さん

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  • ヴェーベルンはシカゴで実演を聴いた。素晴らしかった...

    投稿日:2007/11/28

    ヴェーベルンはシカゴで実演を聴いた。素晴らしかった。音の宇宙がホールを包み込んでいた。そしてこのアルバム。やはり素晴らしい。元来の音が柔らかく美しいうえに表情があるため、退屈な近代音楽になるのを避けている。というわけでかなりお勧めなのはヴェーベルン。いまだかつてヴェーベルンでこんな演奏にお目にかかったことはあるだろうか?

    lalo さん

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  • 久々の再発に喝采!!! この「モーゼ」といい「管弦...

    投稿日:2007/09/28

    久々の再発に喝采!!! この「モーゼ」といい「管弦楽の為の変奏曲」といい,ショルティのシェーンベルクは名演揃いなのに永い廃盤の憂き目にあってきた. このディスクも初心者の方の為にも是非対訳付きの国内盤が出る事を切に希望します.わけのわからん自称「クラシック音楽評論家」のコメントなんて要りませんから… ,,,ショルティ本作品のイギリス初演の映像は(盗み撮りでも)遺っていないのだろうか… ^^;)

    新宿系歌舞伎町 さん

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