ケージ、ジョン(1912-1992) レビュー一覧 2ページ目
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投稿日:2003/10/23
アナログのオリジナル盤(CRAMPS)、持ってますョ。CDでも持ってます。
モリヲクン さん
投稿日:2024/02/13
濱田滋郎氏をして「卓抜な詩的感性、そして哲学的叡智を具えた芸術家」と言わしめた北村朋幹は、百花繚乱の様相を呈する日本の若手ピアニストのなかでも群を抜く存在。 彼の恐ろしいところは、「北村朋幹らしさ」というのがその演奏スタイルの中にあるのではなく、自身が向き合う楽譜の中に感じ撮った「この音楽のあるべき姿」に向かって、ピアノの音も己の存在すらも解体して、可変的に整えてゆく点にある。そして、子供の頃から通い詰めた図書館の楽譜や音楽に関する書籍を読み込むことによって蓄積した楽曲の知識は、他人の演奏を参考にするのではなく、楽譜に記された音符の命じるままに、あたかも今生まれた作品のように音楽を構築する。 もちろん、プリペアドピアノのためのソナタとインターリュードを演奏するにあたっても、その姿勢は不変だ。彼は愛聴していた高橋悠治の録音からいったん離れ、ケージがプリペアドピアノの使用するに至った背景やケージという作曲家が誕生するまでの音楽史の文脈を克明にたどりながら、無機的な「ゲンダイオンガク」ではない血の通った、ロマンティックと呼んでも支障ないような、芳醇な空気を醸し出す。 カップリングにグリーグを混ぜ込むのも北村独特の機知によるものであって、決して唐突な判断ではない。 このピアニストの行く末をじっくり見守り、味わっていきたい。
不律 さん |50代
投稿日:2020/01/26
同封されている日本語帯の誤訳が酷すぎる。 そもそもジョン・ケージの作品にはプリペアド・ピアノ協奏曲はあってもピアノ協奏曲というタイトルの曲は存在しない。 収録されている作品は正しくは『ピアノとオーケストラのためのコンサート』である。そう、音楽の教科書にも載っているあの五線譜にグニャグニャな線で囲まれた図形に中心音と指定楽器が記載されている楽譜の曲だ。どうも”Concert”と”Concerto”を見間違えて誤訳しているようだ。この曲だと分かれば購入する人の数が増えたのではないか? 2曲目のフリードマン・エチュードには『ヴァイオリン版』と記載されているがこの曲はそもそもヴァイオリンのための練習曲だ。それをスコダニッビオがコントラバスで演奏したものが収録されている。ジャケットには他の曲には『for contrabass and ○○』と記載されているのに対しこの曲には『transcribed from the original for violin by stefano scodanibbio』と記載されているところを見るとコントラバスでの演奏にあたって楽譜を多少弄っていることが伺われる。またCDにはこの曲のNo.1-5しか収録されていないが日本語帯にはその記述がない。 で、収録されている演奏についてだが、もともとはヴァイオリン等のもっと高い音域の楽器で演奏するところをコントラバスで演奏しているので、どの曲も暗く重たい感じに仕上がっている。まるで深海のようだ。静寂の空間に少しだけ添える音楽としては素晴らしいと思う。
ぶりてん さん
投稿日:2018/01/26
ジョン・ケージのピアノ作品はプリペアド・ピアノの作品以外はほとんど知られていないようだが、素晴らしい作品を多く作曲している。 20世紀に生まれたピアノ作品の中でも傑作と呼ぶことが出来るだろう。 毎晩寝る前に聴いていたのだが、音と音との間にある無音がなんとも言えなくいい。無音によって前後の響きがより引き立つようだ。 ケージは禅の影響を受けていたので、日本人の心に響くものがあるように感じた。 静かな環境で聴くのがおすすめ。
ユローヂィヴィ さん
投稿日:2012/09/24
CD1の演奏時間は、「44 ハーモニーズ」70:28 CD2の演奏時間は、「44 ハーモニーズ」 32:58 + 「チープ・イミテーション」31:52 「44」の方は、最初聴いたときは音の数が少ないミニマル音楽かなぁ、と思いましたが、だんだん聴き進めていくうちに、おや、なんだか聖堂のステンドグラスの向こうから射し込む古の柔らかい光のような・・と思いました。覚えやすいメロディーの音楽はすぐに飽きてしまって・・という人にもいいかもしれません。単調だけど聴きやすく、気にせずずっと流しておける音楽だと思います。サティの”家具の音楽”のコンセプトで聴けると思います。 「チープ・・」の方は、よりサティぽい、ちょっとひねくれたメロディですが、バイオリン一本で弾かれる素朴な音楽です。ぼくは、全体としては、★7つでもいいくらい気に入っております。 2枚組ですが、CDケースは普通の1枚入りのCDケースの厚みなので、それも良いと思います。解説は、英語、ドイツ語、フランス語のみ。
ムネモシュネ さん
投稿日:2012/03/21
ケージの打楽器作品の入門用ディスクとして、手ごろな一枚ではないか。全部聴きたい人は、フンガロトンの全集で。―――〈曲目〉『Credo in US』、『心象風景T』、『インレッツ』、『心象風景V』、『だが「しわくちゃの紙」シリーズを描くために使ってきた紙をしわくちゃにする音、あるいは「裂かれた紙」を作るために紙を切り裂く音についてはどう?』
Constans さん |20代
投稿日:2011/03/21
この「フリーマンエチュード」は4巻からなり、最初の2巻(1巻?)はアメリカのズーコフスキーの協力で書かれたものですが、途中でズーコフスキーがケージのアイデアが演奏不可能だとして中断されました。その後あのスーパー弦楽四重奏団を率いている、アルディッティが引継ぎ3巻と4巻が完成されました。最初の1巻はズーコフスキーの演奏がCD化(CP)されており、又アルディッテイの全曲盤(mode)ももちろんあります。スコアをみるととてもヴァイオリンの譜面には見えませんが、大変な苦労をして、音を出しているのだろうと想像されます。あまり多くなかった(私はこの2種類しか知りませんが)この難曲のCDが新たに追加される事はとても嬉しい事です。未だ聴いていませんが、期待を込めて★5ツです。
T.G. さん
投稿日:2010/07/04
まったり聴くのにオススメ。
ランスロット さん
投稿日:2010/01/06
In a Landscapeについてスピノザ版とファン・フェーン版と3枚で比較する。最初は無機的な印象が強かったが、繰り返し聞くうちに良さが分かってくる。BGMとして1日中聴いていても重くならないが、飽きない程度の有機性がある。3枚のうちで最も正統派の演奏と言って良いだろう。現代音楽で何が正統派かというのも難しいが....高橋アキのピアノが好きな方はこれが良いと思う。
ポリフォニー さん
投稿日:2009/10/01
まず1曲目は飛ばして、2曲目から聴くことをお薦めします。 ケージの偶然性の音楽は、実際に演奏を見るならともかく、CDで音だけ聴くのは辛く、非常に不毛なものを購入した気になります。 実は1曲目だけ聴き、はずれと思って捨ておいていたのですが、久々に聴いてみたら2曲目以降はリズミカルで面白かったです。 それにしても、ケージの打楽器作品全集を目指す当レーベルと、コシチュ、アマディンダの面々には頭が下がります。ぜひコンプリートを達成してほしい!
opkectp さん
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ありがとうございました
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