ケージ、ジョン(1912-1992)

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CD 輸入盤

ピアノ作品全集 シュライヤーマッハー(18CD)

ケージ、ジョン(1912-1992)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MDG61307802
組み枚数
:
18
レーベル
:
Mdg
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
限定盤, ボックスコレクション,輸入盤

商品説明

ジョン・ケージ ピアノ作品全集(18CD)
シュテッフェン・シュライヤーマッハー

「カオスの中でともに我々の存在を肯定しよう」と語る20世紀最大の前衛作曲家、ジョン・ケージ[1912-1992 アメリカ]の音楽は、美術、建築、舞踊、映像、自然科学、コンピューター、東洋文化といった、世のさまざまな事象や事物のエッセンスを呑み込みながら、独自の境地に到達したきわめてユニークなもの。
 偶然性や不確定性を意識した作風ばかりが喧伝されがちなケージですが、実際にはさまざまなスタイルの作品が書かれており、特にケージの気持ちがストレートに反映されていたピアノ作品では、そのアイデアの多彩さには驚くべきものがあります。
 美術界の奇才、マルセル・デュシャンにもたとえられるジョン・ケージの独特の芸風をまとめて楽しめる今回の安価なボックス・セットの登場は大いに歓迎されるところです。

 演奏のシュテッフェン・シュライヤーマッハーは、1960年生まれのドイツのピアニストで作曲家。現代音楽を中心に世界で活躍する彼は、すでに数多くのレコーディングもおこなっており、多数の賞を獲得しています。

 今回ボックス・セットにまとめられたケージのピアノ作品全集は、1997年にリリースされたVol.1から2002年のVol.10にいたるまで、世界各国で高い評価を受けたもので、演奏のクオリティ、録音のクオリティとも文句なし。加えてこのお買い得な価格です。決定盤の登場といえるでしょう。


vol.1(3CD):プリペアド・ピアノ 1940-1952
・Bacchanale
・Totem Ancestor
・And the Earth Shall Bear Again
・Primitive
・In the Name of the Holocaust
・Our Spring will come
・A Room
・Tossed as it is Untroubled The Perilous Night
・Root of an Unfocus
・Triple Paced
・Spontaneous Earth
・The Unavailable Memory Of
・A Valentine Out of Season
・Prelude for Meditation Mysterious Adventure
・Daughters of the Lonesome Isle
・Music for Marcel Duchamp
・Two Pastorales
・Sonatas and Interludes for Prepared Piano
 シュテッフェン・シュライヤーマッハー(P)
 1996年デジタル録音

vol.2(2CD)
・Music for...
・Music for Piano 1
・Music for Piano 2
・Music for Piano 3
・Music for Piano 4-19
・Music for Piano 20
・Music for...
・Music for Piano 21-52
・Music for...
・Music for...
・Music for Piano 53-68
・Music for...
・Music for Piano 69-84
・Music for Piano 85
・Electronic Music for 2 Pianos
 シュテッフェン・シュライヤーマッハー(P)
 1996年デジタル録音

vol.3:易の音楽
・Music of Changes
 シュテッフェン・シュライヤーマッハー(P)
 1997年デジタル録音

vol.4:
・Waiting for Piano
・Five Haiku
・Seven Haiku
・Water Music
・Winter music for 1-20 Pianos
・Music Walk
・34'46.776"
・For Paul Taylor and Anita Dencks
・TV Koln for Piano
・Solo for Piano
 シュテッフェン・シュライヤーマッハー(P)
 1998-99年デジタル録音

vol.5(2CD):2台ピアノ作品集
・A Book of Music for 2 Prepared Pianos(1944)
・Experience 1(1944)
・Music for Two(1984/87)
・2squared
・Two, Three Dances (1944/45)
 ヨーゼフ・クリストフ(P)
 シュテッフェン・シュライヤーマッハー(P)

vol.6(2CD):小品集 1960-1992
・One 2
・One
・Etudes boreales
・The Beatles 1962-70
・ASLSP
・One 5
・One 2
 シュテッフェン・シュライヤーマッハー(P)
 2000年デジタル録音

vol.7:小品集 1933-1950
・Soliloquy (1945)
・Ophelia (1946)
・The Seasons (1947)
・Two Pieces for Piano (1935)
・Jazz Study (1942)
・Metamorphosis (1938)
・Quest - second movement (1935)
・Three Easy Pieces (1933)
・A Room (1943)
・Crete & Dad (1945)
・Two Pieces for Piano (1946)
・Ad Lib. (1942)
・Tripel-paced - first version (1943)
 シュテッフェン・シュライヤーマッハー(P)
 2000年デジタル録音

vol.8:サティへのオマージュ
・Perpetual Tango (1984)
・In a Landscape (1948)
・Suite for Toy Piano(version for piano) (1948)
・Cheap imitation (1969)
・Dream (1948)
・Swinging (1989)
・Perpetual Tango (1984)
 シュテッフェン・シュライヤーマッハー(P)

vol.9(3CD):エチュード・オストラル  
・Etudes Australes Book T
・Etudes Australes Book U
・Etudes Australes Book V
・Etudes Australes Book W
 シュテッフェン・シュライヤーマッハー(P)
 2001年デジタル録音

vol.10:エトセトラ
・Opening Dance
・Furniture Music Etcetera
・Suite for Toy Piano
・Music for the film "Works by Calder"
・Four 3 for 1/2 Pianos, Rainsticks, Vln/Oscillator and Silence
 シュテッフェン・シュライヤーマッハー(P)
 アンドレアス・ザイデル(vn)

総合評価

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ジョン・ケージのピアノ作品はプリペアド・...

投稿日:2018/01/26 (金)

ジョン・ケージのピアノ作品はプリペアド・ピアノの作品以外はほとんど知られていないようだが、素晴らしい作品を多く作曲している。 20世紀に生まれたピアノ作品の中でも傑作と呼ぶことが出来るだろう。 毎晩寝る前に聴いていたのだが、音と音との間にある無音がなんとも言えなくいい。無音によって前後の響きがより引き立つようだ。 ケージは禅の影響を受けていたので、日本人の心に響くものがあるように感じた。 静かな環境で聴くのがおすすめ。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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ジョン・ケージのプリペアド・ピアノ曲集は...

投稿日:2012/03/09 (金)

ジョン・ケージのプリペアド・ピアノ曲集はデンオンの高橋悠治盤を持っているので、今回の新装盤は少々躊躇した。 というのも、考えが浅すぎてプリペアド曲なんてどれもこれも代わり映えはしない、1枚持っていれば十分だという気がしたからである。が、実際に手に入れてみると違った。すばらしい。 まず音の良さに驚かされる。音場感、定位が抜群。両手いっぱいの宝石を天井に向けて投げ上げたようなものだ。きらきら光りながらさまざまな色をまきちらして宝石は空間をただよい、ゆっくりと落ちてくる。ということは、このボックスは音の宝石箱か。現代音楽には疎くても打楽器好きにはお勧め。 届いて、たちまち4枚聴いた。撥(バチ)の音やブラシ、鉄琴、そして太鼓のうなりと、ベートーベンやブラームスを聴き過ぎたときには良い気分転換になる、などといったら失礼だが、静かな「時」が瞑想の闇を浄化し、深めてくれる。「音、沈黙と測りあえるほどに」といったところか。 なお、高橋悠治盤の「ピアノのためのソナタとインターリュード」はこの全集では3枚目になる。ボックスのデザインは今回は青地だが、初出の白地のほうが良かった。

音の手帖 さん | 山口県 | 不明

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前衛(という言葉)に熱をあげていた少年時...

投稿日:2012/02/23 (木)

前衛(という言葉)に熱をあげていた少年時代、ジョン・ケージやカールハインツ・シュトックハウゼンは僕のヒーローでした。と言いながら、現代曲のレコードのリリースは限られ、気軽に入手できる音源は殆どない時代。ケージの作品もNHKFMの「現代の音楽」の時間に数曲触れたのがやっとで、「音楽芸術」などの雑誌で情報を得ながら他の作品に思いを馳せ、限られた音源を録音して繰り返し聴くしかなかったのです。それも家族に「気持ち悪いもの鳴らさないで」と疎まれながらヘッドフォンで聴く肩身の狭さ。今思うと、FM番組の放送時間、日曜の深夜は異空間に入って行くミステリーアワーでした。 21世紀にもなるとケージのピアノ曲全集が「お試し価格」で買えてしまうなどとは予想だにしていなかった元少年は、今こそあの時代に果たせなかった「前衛を浴びる」夢の実現に心躍る思いで、到着を待ち侘びつつ数週間を過ごしました。 しかし、この間に流れた時間は想像以上に長かったようです。僕の、そして恐らく多くの現代人の耳はとっくに当時の前衛を追い越しています。異空間の音楽だったそれは、今や日常のBGMとしても違和感がなく、21世紀の食卓の音楽となりうるほど、時の流れに消化されていたのです。つまり、全く抵抗感なくこの膨大な作品を聴き続けることができる。これはかなりのショックでした。 シンセサイザーが一般化する前に、既存の音を超える何かを創ろうとした彼の発想のあり方が前衛だったのであり、音符の並べ方は時に調性を感じさせるほど普通です。しかし、このCDを聴くことによって改めてケージの意図に共感できたのもまた事実。疎らに放出される一つ一つの音の隙間を埋める静寂が、あるいは環境音が、これらの音楽にとって伴奏者であったり競演者であったりするのを実感しました。 そうしたケージの思想の象徴とも言える「4’33”」はここには収録されていません。解説書によれば、楽器指定が明確にピアノと指定されていないものは取り上げなかったようです。 今日届いたセットのほぼ半分をあっという間に聴き終え、様々な想いに捉われましたが、僕にとってのかつての偶像は堕ちてしまったのかと言えばそうではありません。時代に消化されたスタンダードとして、今しばらく聴き込んでいこうと思います。せめて少しは尖った聴き方として、腕時計型iPodに全曲を取り込んで、自然の中でケージを聴きまくるというのが、今年のスタイルになりそうです。

kuzu2001 さん | 東京都 | 不明

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