初期ピアノ作品集 ヘンク(p)
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ポリフォニー | 東京都 | 不明 | 2010年01月06日
In a Landscapeについてスピノザ版とファン・フェーン版と3枚で比較する。最初は無機的な印象が強かったが、繰り返し聞くうちに良さが分かってくる。BGMとして1日中聴いていても重くならないが、飽きない程度の有機性がある。3枚のうちで最も正統派の演奏と言って良いだろう。現代音楽で何が正統派かというのも難しいが....高橋アキのピアノが好きな方はこれが良いと思う。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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ゆ | 東京 | 不明 | 2007年05月03日
モンポウの演奏でも感じたが、宇宙の時空間にそのまま繋がる、遠い海鳴りの様な残響に浮かぶ単音の移ろい。禅の公案に、片手の音を聴け、というのがある。音はしないとも言えるが、空中の片手は今まさにそのまま宇宙の森羅万象の音の生まれる瞬間に立ち会っているとも言える。ヘンクの残響音の多用は、その辺の呼吸を何とか表現したいからではないのか?そこにヘンクの演奏の奥行きの深さがあるように思う。3人の方が、このレビューに「共感」しています。
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