ケージ、ジョン(1912-1992)
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ケージ、ジョン(1912-1992) レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

32件
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  • 前衛(という言葉)に熱をあげていた少年時代、ジョン...

    投稿日:2012/02/23

    前衛(という言葉)に熱をあげていた少年時代、ジョン・ケージやカールハインツ・シュトックハウゼンは僕のヒーローでした。と言いながら、現代曲のレコードのリリースは限られ、気軽に入手できる音源は殆どない時代。ケージの作品もNHKFMの「現代の音楽」の時間に数曲触れたのがやっとで、「音楽芸術」などの雑誌で情報を得ながら他の作品に思いを馳せ、限られた音源を録音して繰り返し聴くしかなかったのです。それも家族に「気持ち悪いもの鳴らさないで」と疎まれながらヘッドフォンで聴く肩身の狭さ。今思うと、FM番組の放送時間、日曜の深夜は異空間に入って行くミステリーアワーでした。 21世紀にもなるとケージのピアノ曲全集が「お試し価格」で買えてしまうなどとは予想だにしていなかった元少年は、今こそあの時代に果たせなかった「前衛を浴びる」夢の実現に心躍る思いで、到着を待ち侘びつつ数週間を過ごしました。 しかし、この間に流れた時間は想像以上に長かったようです。僕の、そして恐らく多くの現代人の耳はとっくに当時の前衛を追い越しています。異空間の音楽だったそれは、今や日常のBGMとしても違和感がなく、21世紀の食卓の音楽となりうるほど、時の流れに消化されていたのです。つまり、全く抵抗感なくこの膨大な作品を聴き続けることができる。これはかなりのショックでした。 シンセサイザーが一般化する前に、既存の音を超える何かを創ろうとした彼の発想のあり方が前衛だったのであり、音符の並べ方は時に調性を感じさせるほど普通です。しかし、このCDを聴くことによって改めてケージの意図に共感できたのもまた事実。疎らに放出される一つ一つの音の隙間を埋める静寂が、あるいは環境音が、これらの音楽にとって伴奏者であったり競演者であったりするのを実感しました。 そうしたケージの思想の象徴とも言える「4’33”」はここには収録されていません。解説書によれば、楽器指定が明確にピアノと指定されていないものは取り上げなかったようです。 今日届いたセットのほぼ半分をあっという間に聴き終え、様々な想いに捉われましたが、僕にとってのかつての偶像は堕ちてしまったのかと言えばそうではありません。時代に消化されたスタンダードとして、今しばらく聴き込んでいこうと思います。せめて少しは尖った聴き方として、腕時計型iPodに全曲を取り込んで、自然の中でケージを聴きまくるというのが、今年のスタイルになりそうです。

    kuzu2001 さん

    7
  • カラコロ、ポロン、ドシャーン!の世界かと思いきや、...

    投稿日:2007/06/03

    カラコロ、ポロン、ドシャーン!の世界かと思いきや、とてもリズミックな曲が多くて驚いた。聴いていてエキサイトするわけではないが、次は何が起こるんだろうと耳を奪われる。ここに芸術性を感じられるかは聴く人次第だが、60〜70年代あたりの前衛ジャズや各種民族音楽に精通している人ならば面白く聴けるのではないだろうか。録音は極上。

    角番大関 さん

    3
  • 18枚のケージのピアノ作品を聴き通すのは、それ自体...

    投稿日:2006/05/01

    18枚のケージのピアノ作品を聴き通すのは、それ自体、ほとんど気の遠くなるような話であるが、シュライヤーマッハーの卓越した音楽性は、聴く者に聴き続けようとする意志を与える。ドイツは、新しい音楽のスペシャリストと言うべきアンサンブルやピアニストを輩出し続けているが、シュライヤーマッハーは、たとえばアンサンブル・アヴァンギャルドなどとともに、その代表格の一人である。

    diotima さん

    3
  • プリペアド・ピアノは、これだけだったと意外に思った...

    投稿日:2009/05/31

    プリペアド・ピアノは、これだけだったと意外に思った。この間10年ちょっと。でもこの10年がケージの最高の期間だったのだろう。ただ安かったから買ったけど音がとびきりいいもので、季節はずれのバレンタインとか、マルセル・デュシャンのための音楽のような聞き慣れたものが逆に新鮮に聞こえる。プリペアド・ピアノは耳に優しいので、ブルックナーのように聞くのではなくケージの聞き方をすれば、初めての人にも抵抗を与えないと思う。4分33秒を「聴く」感性があれば。

    聖オーガスティン さん

    2
  • こういう音楽はリズムの面白さを感じとれば良いのだろ...

    投稿日:2007/05/13

    こういう音楽はリズムの面白さを感じとれば良いのだろうか。それならば面白い。それに風変わりなメロデイーも無調の中に聞き取れなくもない。こんなCDが家に一つや二つあっていいだろう。

    顕 さん

    2
  • モンポウの演奏でも感じたが、宇宙の時空間にそのまま...

    投稿日:2007/05/03

    モンポウの演奏でも感じたが、宇宙の時空間にそのまま繋がる、遠い海鳴りの様な残響に浮かぶ単音の移ろい。禅の公案に、片手の音を聴け、というのがある。音はしないとも言えるが、空中の片手は今まさにそのまま宇宙の森羅万象の音の生まれる瞬間に立ち会っているとも言える。ヘンクの残響音の多用は、その辺の呼吸を何とか表現したいからではないのか?そこにヘンクの演奏の奥行きの深さがあるように思う。

    ゆ さん

    2
  • 47〜71年作品。ケージの電子音楽作品集。玩具のピアノと山羊...

    投稿日:2006/08/08

    47〜71年作品。ケージの電子音楽作品集。玩具のピアノと山羊の鳴き声を素材にした「Music for Amplified Toy Pianos」(60年)のこの凄まじき無意味さはなんだろう。「Radio Music」(56年)にしても、騒がしい。だからこそ、そのなかに配置された「4分33秒」(52年)の無音が深い感動を呼び起こす。

    シベリア さん

    2
  • ジョン・ケージのプリペアド・ピアノ曲集はデンオンの...

    投稿日:2012/03/09

    ジョン・ケージのプリペアド・ピアノ曲集はデンオンの高橋悠治盤を持っているので、今回の新装盤は少々躊躇した。 というのも、考えが浅すぎてプリペアド曲なんてどれもこれも代わり映えはしない、1枚持っていれば十分だという気がしたからである。が、実際に手に入れてみると違った。すばらしい。 まず音の良さに驚かされる。音場感、定位が抜群。両手いっぱいの宝石を天井に向けて投げ上げたようなものだ。きらきら光りながらさまざまな色をまきちらして宝石は空間をただよい、ゆっくりと落ちてくる。ということは、このボックスは音の宝石箱か。現代音楽には疎くても打楽器好きにはお勧め。 届いて、たちまち4枚聴いた。撥(バチ)の音やブラシ、鉄琴、そして太鼓のうなりと、ベートーベンやブラームスを聴き過ぎたときには良い気分転換になる、などといったら失礼だが、静かな「時」が瞑想の闇を浄化し、深めてくれる。「音、沈黙と測りあえるほどに」といったところか。 なお、高橋悠治盤の「ピアノのためのソナタとインターリュード」はこの全集では3枚目になる。ボックスのデザインは今回は青地だが、初出の白地のほうが良かった。

    音の手帖 さん

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  • 昔懐かしい「デンオン」のPCM録音。ケージの偶然性音...

    投稿日:2008/01/31

    昔懐かしい「デンオン」のPCM録音。ケージの偶然性音楽は、間を聴かせるのが得意な日本人に向いている分野かもしれない。悠治のピアノ調整がGood。プリペアードピアノの起源である、ガムラン音楽の異国情緒も感じる。「ジェミニ」はとりわけ名曲だと思う。

    アーヴァーズ大好き さん

    1
  • とりわけRadio Musicがお気に入り。 点数はいい加減...

    投稿日:2005/10/04

    とりわけRadio Musicがお気に入り。 点数はいい加減。というかこれに点数なんてつけても無意味でしょ。

    薫 さん

    1

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ありがとうございました

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