70年代録音の方が、音が繊細でメリハリのある演奏。北欧の雰囲気も非常に良く出ている。フィンランディアも同じで、70年代録音の方が緊張感のある洗練された演奏。

演奏はすばらしいですが録音が良くないというか音が小さいですね。

今回LP買換え組で、OIBPの890円特価とともに購入。この違いを指摘するのは難しい。LPがある以上、LPのアナログの音が一番に聞こえる。正直3倍の価格差は理解できない。私のラックス中心のアナログセットや、ボーズ中心のデジタルセットでは優位性を感じまられない。このアルバムの代名詞であるギレリスの写真がが「センスのない」絵に変更になったのは許せない。期待に答える内容無し。

ヤマハのステージアというエレクトーンによる演奏集。ライナーには「まるでオーケストラ」と書かれているが、どう聞いても電子的。ヤマハの音源で音色も曲も作って生計をたてていた私には、このCDで鳴っている音が単なるデータにしか聞こえない。データでクラシックを演奏されたところで、生っぽさも温もりも深みも感じない。「最新エレクトーンサウンドを聞いてみよう」的CDとして楽しんだほうがよい。何のBGMにも不可。

グリーグのピアノ協奏曲のファーストチョイス・セカンドチョイスにはなりません。曲を知っていて、Ｐ．グレインジャーに興味があり、その上で、ミスタッチの嵐の中から演奏の方向性を聞き取ることができる人だけにお勧め。ちなみに彼のこの曲なら、これよりはるかに完成度の高い演奏が他にＣＤ化されています。多分二度とこの演奏は製品化されることはないでしょう。私はこのＣＤを大切にします。