オルフ、カール(1895-1982)

オルフ、カール(1895-1982) レビュー一覧 3ページ目

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商品ユーザーレビュー

204件
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  • これは大変すばらしい。勢いとパワーのある、活気に満...

    投稿日:2014/04/26

    これは大変すばらしい。勢いとパワーのある、活気に満ちた演奏。時々前のめりになるところがあるほどの、推進力で引っ張ってゆく。オケとコーラスは申し分のない出来。ソリストもいいですよ。特に芝居っ気たっぷりのプライは実にすばらしい。猥雑さもふてぶてしい逞しさもともによく表現して余すところなし。ほか二人の歌も結構です。録音だって何の不満もない、質の高いもの。レンジも広いし、鮮度も十分。「カルミナ・ブラーナ」の古典的名盤の一つとして大いに推薦されましょう。なんかねえ、ヨッフムおじさんやこのアイヒホルンさんの名盤に対抗して違った行き方を最近のディスクは強いて採ろうとしているような傾向なのですけれど、どれもみな足元にも及ばないという感じですな。

    ほんず内閣総理大臣 さん

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  • 蟹缶さんのレビューが簡潔にして要を得ており、大いに...

    投稿日:2013/12/02

    蟹缶さんのレビューが簡潔にして要を得ており、大いに賛同いたします。メータには時々(けっこう?)ダルな演奏があるのですが、これはアグレッシブで、第1部ではつんのめるくらいの勢いがあり、なかなか耳を引きつけます。第2部以降も勢いは衰えず、メリハリを効かせてダイナミックに全曲をまとめました。歌手ではスコウフスとスミ・ヨーは良い出来。前者は力に満ち、後者は弱音処理が巧みで美しい歌。コワルスキの起用はプロデューサー的には「どや!」といふところでしょうが、結果は芳しからず。要はこのテノール・パート(焙られた白鳥)は、普通のテノールが超高音を悶えながら絞り出すその効果がいいのであって、苦もなく出されちゃいかんのですな。コワルスキさんには悪いけど、これは企画倒れ。オケとコーラスは特に魅力はないけれど、よくやっています。録音は優秀で、鮮明かつ量感もずっしり。なかなか楽しめた一枚にて、価格を考えると大変結構なディスクでした。

    ほんず内閣総理大臣 さん

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  • よくドラマや、コマーシャルでも聴けるこの曲、まだお...

    投稿日:2013/08/06

    よくドラマや、コマーシャルでも聴けるこの曲、まだお若かった初演者、ヨッフム翁のキレた、カルミナ、ドイツ本家盤。教会音楽とは言っても、下世話、世俗、おゲレな音楽なんだからこれぐらいやっちゃわなきゃあ。見事な合奏、合唱、機能性抜群の小澤さんベルリンフィル盤も、熱くて新鮮で宜しいが、これ位トチ狂った様な演奏の方が、この曲には、よりフィット、求められると思ふ、正解な名演奏、合唱群。

    sunny さん

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  • まだ30代初めのころのフリューベックさんの意欲作。...

    投稿日:2013/08/02

    まだ30代初めのころのフリューベックさんの意欲作。で、これが、期待通りの実に結構な出来栄え。まあ曲が曲ですから、芝居っ気たっぷりに強弱や緩急をつけて、歌詞や曲想の「えげつなさ」を表出すればいいんです。フリューベックさん、それを臆面もなくやってくれました。いかにも!という感じの「見えを切る」場面が見事にはまってて、聴いていてうれしくなります。オケも歌手も好調。ウィルヘルム・ピッツ指導のコーラスも充実の限り。なお、独唱バリトンが二人いるんだね。珍しいな。録音も優秀。レンジはやや狭いかもしれませんが、バランスは良好だし、アナログのいい「艶」があって問題なしです。フィルアップのストラヴィンスキーは、正直、無くてもいいな。でも、聴いていると面白くてそれなりに結構でしょう。フリューベックさんの傑作。お薦めしましょう。

    ほんず内閣総理大臣 さん

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  • さすがにオペラの手練のティーレマンだけあって、盛り...

    投稿日:2013/05/24

    さすがにオペラの手練のティーレマンだけあって、盛り上げ方がうまいなあと感心しました。特に、それぞれの部分においてちょっとした呼吸の加減で高揚をはかる当たり、うまいなあと感心しましたね。但し全体的に活気に欠け、音色も渋いというより鈍く、いま一つインパクトが薄い気もしますね。声楽部はまあまあ。録音は良好。

    ほんず内閣総理大臣 さん

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  • ライヴ録音だそうですが、それをさっぱり感じさせない...

    投稿日:2013/04/29

    ライヴ録音だそうですが、それをさっぱり感じさせない。それは単にノイズがないとかいうことではなくて、演奏自体に活気がないということです。派手に鳴らして元気よくという路線を、大植さんは「下品」だとでも思ったのかな。結局全般に気勢の上がらない感じです。オケもコーラスも見事な「精度」は示していますけど、それが目的じゃないやね。プレヴィン&ウィーンフィルのような「軟弱」な演奏とは違いますが、聴いていて楽しくない。あ、そう言えば、ハーディングと似ているのかな。こちらがそういう路線の先駆ということになるのでしょうが、この曲の持ち味、楽しさが消え失せたようで、個人的にはがっかりな一枚でした。

    ほんず内閣総理大臣 さん

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  • 2002年よりベルリン・フィルの芸術監督に就任した...

    投稿日:2013/02/02

    2002年よりベルリン・フィルの芸術監督に就任したラトルであるが、就任後の数年間は、オーケストラへの気後れもあったとは思うが、気合だけが空回りした凡演が多かった。そのようなラトルも、2008年のマーラーの交響曲第9番において、猛者揃いのベルリン・フィルを巧みに統率した奇跡的な名演を成し遂げ、その後は、殆ど例外もなく、素晴らしい名演の数々を聴かせてくれるようになった。本盤におさめられたオルフのカルミナ・ブラーナの演奏は、2004年の大晦日のジルヴェスター・コンサートでのライヴ録音である。この時期は、前述のように、ラトルが未だベルリン・フィルを掌握し切れていない時期の演奏ではあるが、かかるジルヴェスター・コンサートという独特の雰囲気、そして何よりも、ラトル自身がオペラにおける豊富な指揮の経験により合唱や独唱者の扱いが実に巧みであることも相まって、当時のラトルとしては、例外的に素晴らしい名演を成し遂げていると言えるのではないかと考えられるところである。もちろん、本演奏においても、気合は十分であり、ラトルの得意とする合唱曲、そして現代音楽であるということもあって、思い切った表現を随所に聴くことが可能だ。テンポの効果的な振幅や思い切った強弱の変化などを大胆に駆使するとともに、打楽器の鳴らし方にも効果的な工夫を施すなど、ラトルならではの個性が満載であると言えるところである。要は、当時のラトルの演奏の欠点でもあったいわゆる表現意欲だけが空回りするということはいささかもなく、ラトルの個性が演奏の軸足にしっかりとフィットし、指揮芸術の範疇を外れていないのが見事に功を奏していると言える。そして、ラトルは、前述のように合唱や独唱者の扱い方が実に巧いが、本盤の演奏においてもその実力が如何なく発揮されているとも言えるところであり、ベルリン放送合唱団、ベルリン大聖堂国立合唱団少年合唱団員を見事に統率して、最高のパフォーマンスを発揮させている手腕を高く評価したいと考える。ソプラノのサリー・マシューズ、テノールのローレンス・ブラウンリー、そしてバリトンのクリスティアン・ゲルハーヘルによる名唱も、本演奏に華を添える結果となっているのを忘れてはならない。いずれにしても、本演奏は、ベルリン・フィルを完全掌握して、水準の高い名演の数々を成し遂げるようになった、名実ともに世界最高の指揮者である近年のラトルを十分に予見させるような圧倒的な名演に仕上がっていると高く評価したいと考える。音質は、従来CD盤やHQCD盤でも十分に良好な音質であったが、今般、ついに待望のSACD化が図られることになった。音質の鮮明さ、音場の拡がりなど、どれをとっても既発の従来CD盤やHQCD盤とは比較にならないほどの極上の高音質であり、あらためてSACD盤の潜在能力の高さを思い知った次第である。いずれにしても、ラトル&ベルリン・フィル、そしてベルリン放送合唱団をはじめとする合唱団、ゲルハーヘルをはじめとする独唱者による圧倒的な名演を高音質SACD盤で味わうことができるのを大いに喜びたいと考える。

    つよしくん さん |40代

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  • この演奏には私もちっとも感心しない。はっきり言えば...

    投稿日:2012/12/21

    この演奏には私もちっとも感心しない。はっきり言えばがっかりしました。ほとんどの演奏が力強さと勢いと、そして猥雑さを盛り込んで、華やかにまた豪壮にしかしひねた影のある、そういう再現をするこの曲。ハーディングはそういう従来のやり方を拒否し、勢いに呑まれないよう注意しながら、楽譜を克明に再現するという手に出ました。そのため、管弦楽も声楽もこれまで気づかなかった表情がいくつもあって、なかなかに発明は多いというところです。バイエルンのオケやコーラス、ソリストもみなスペックの高いメンバーが集まっているので、成果としては明白に出たというところでしょう。ところが完成品としては平板で、まるで生気のない活力に欠ける調子になってしまいました。ソリストたちの癖の強い歌のおかげで部分的には表情の変化は付いているようにも聞こえますが、トータルはさほどでもなしといふ感じ。私はどうもハーディングのスタイルに合わないんだなあ。これもいい印象を持ちませんでした。残念。

    ほんず内閣総理大臣 さん

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  • 再生環境を再調整し念入りに追い込んだとはいえ、在庫...

    投稿日:2012/11/18

    再生環境を再調整し念入りに追い込んだとはいえ、在庫のCDを次々と取り出し再度傾聴するのは結構骨の折れる作業である。とは言え、良い意味で思わぬ変貌を遂げる盤に接するとそんな苦労も吹っ飛んでしまう。当盤も好い印象を得た物の一つである。購入当時はヨッフム盤等に比しテンポといいキレといい些か鈍重な感が否めず、諸兄の評価も今一歩であったのに何となく頷いていたのが全くウソの様である。何と云ってもライヴ特有の空気感を捉えた録音が良い。ライヴであり観客で満たされていたとは思うが、大変残響成分が多く、これも楽友協会大ホール特有の響きなのかもしれない。今のところ小生の演奏評はshefさんの評に近い。敢えてコメントを加えるとすれば、絶妙なテンポの揺らしや鋭い切り込みをさり気無く興に任せた様な素振りで聴かせる処など、やはり練達の技でありVPOとの相性の良さが成せる業であると思える。

    盤鬼hmv12 さん

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  • 懐かしいジャケットですね。LPの時代は音もこれで満...

    投稿日:2012/10/14

    懐かしいジャケットですね。LPの時代は音もこれで満足していましたが、さすがに音が混濁しすぎ。ムーティ盤やT・トーマス&クリーブランド管弦楽団の次のランクです。小澤征爾としては後の再録音よりこちらのほうが溌剌としてずっとよろしい。

    別府ゆのまち さん

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ありがとうございました

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