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オルフ、カール(1895-1982)

CD カルミナ・ブラーナ プレヴィン&ウィーン・フィル

カルミナ・ブラーナ プレヴィン&ウィーン・フィル

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  • ★★★★★ 

    盤鬼hmv12  |  福岡県  |  不明  |  2012年11月18日

    再生環境を再調整し念入りに追い込んだとはいえ、在庫のCDを次々と取り出し再度傾聴するのは結構骨の折れる作業である。とは言え、良い意味で思わぬ変貌を遂げる盤に接するとそんな苦労も吹っ飛んでしまう。当盤も好い印象を得た物の一つである。購入当時はヨッフム盤等に比しテンポといいキレといい些か鈍重な感が否めず、諸兄の評価も今一歩であったのに何となく頷いていたのが全くウソの様である。何と云ってもライヴ特有の空気感を捉えた録音が良い。ライヴであり観客で満たされていたとは思うが、大変残響成分が多く、これも楽友協会大ホール特有の響きなのかもしれない。今のところ小生の演奏評はshefさんの評に近い。敢えてコメントを加えるとすれば、絶妙なテンポの揺らしや鋭い切り込みをさり気無く興に任せた様な素振りで聴かせる処など、やはり練達の技でありVPOとの相性の良さが成せる業であると思える。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年09月28日

    近年では数多くの演奏がなされているオルフのカルミナ・ブラーナであり、名演には事欠かないところであるが、現在においてもなお随一の名演として掲げられるのは、ヨッフム&ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団ほかによる超名演(1967年)であると言えるところだ。初演者ということもあるのであろうが、ヨッフムの確信に満ち溢れた強靭な気迫と力強い生命力は、圧倒的な迫力を誇っており、あたかも壮大なドイツオペラを鑑賞しているような趣きがある豪演でもあった。もっとも、当該盤は音質が今一つ冴えないという欠点があったのであるが、ユニバーサルがSHM−CD盤やシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤などを相次いで発売することによって、音質の問題もほぼ解消し、今では随一の超名演の地位を確固たるものとしていると言えるだろう。したがって、ヨッフムによる当該超名演を超える演奏というのは今後も容易には表れないのではないかとも考えられるが、現在のところ、これに唯一肉薄する名演こそは、本盤におさめられたプレヴィン&ウィーン・フィルほかによる演奏(1993年)であると考えるところだ。プレヴィンは、ポピュラー音楽の世界からクラシック音楽界に進出してきた経歴を持っているだけに、楽曲の聴かせどころのツボをしっかりとおさえた明瞭なアプローチを行うのが特徴と言える。本演奏においてもそれは健在で、特に、楽曲がカルミナ・ブラーナという標題音楽だけに、かかるプレヴィンの明瞭なアプローチ、演出巧者ぶりが見事に功を奏していると言える。本演奏のどの箇所をとっても曖昧模糊には陥らず、各フレーズをくっきりと明快に描くのに腐心しているとさえ感じられるところである。かかるアプローチは、ベートーヴェンやブラームスの交響曲などのような陰影に富む楽曲の場合、スコアに記された音符の表層だけをなぞった浅薄な演奏に陥る危険性を孕んでいるが、前述のように、楽曲が当該アプローチとの相性が抜群のカルミナ・ブラーナであったということが、本演奏を名演にした最大の要因であるとも考えられるところだ。特筆すべきはウィーン・フィル、そしてアルノルト・シェーンベルク合唱団及びウィーン少年合唱団の見事な好演であり、バーバラー・ボニー(ソプラノ)、フランク・ロパード(テノール)、アントニー・マイケルズ=ムーア(バリトン)による名唱も相まって、本名演をより一層魅力のあるものにするのに大きく貢献しているのを忘れてはならない。音質は、従来盤でも十分に満足できるものであったが、数年前に発売されたマルチチャンネル付きのSACD盤が臨場感溢れる鮮明な高音質であったところだ。最近ではSHM−CD盤も発売されたが、当該SACD盤の敵ではないと言える。もっとも、当該SACD盤は現在では入手困難であるが、プレヴィンによる素晴らしい名演でもあり、今後は、シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年09月28日

    近年では数多くの演奏がなされているオルフのカルミナ・ブラーナであり、名演には事欠かないところであるが、現在においてもなお随一の名演として掲げられるのは、ヨッフム&ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団ほかによる超名演(1967年)であると言えるところだ。初演者ということもあるのであろうが、ヨッフムの確信に満ち溢れた強靭な気迫と力強い生命力は、圧倒的な迫力を誇っており、あたかも壮大なドイツオペラを鑑賞しているような趣きがある豪演でもあった。もっとも、当該盤は音質が今一つ冴えないという欠点があったのであるが、ユニバーサルがSHM−CD盤やシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD盤などを相次いで発売することによって、音質の問題もほぼ解消し、今では随一の超名演の地位を確固たるものとしていると言えるだろう。したがって、ヨッフムによる当該超名演を超える演奏というのは今後も容易には表れないのではないかとも考えられるが、現在のところ、これに唯一肉薄する名演こそは、本盤におさめられたプレヴィン&ウィーン・フィルほかによる演奏(1993年)であると考えるところだ。プレヴィンは、ポピュラー音楽の世界からクラシック音楽界に進出してきた経歴を持っているだけに、楽曲の聴かせどころのツボをしっかりとおさえた明瞭なアプローチを行うのが特徴と言える。本演奏においてもそれは健在で、特に、楽曲がカルミナ・ブラーナという標題音楽だけに、かかるプレヴィンの明瞭なアプローチ、演出巧者ぶりが見事に功を奏していると言える。本演奏のどの箇所をとっても曖昧模糊には陥らず、各フレーズをくっきりと明快に描くのに腐心しているとさえ感じられるところである。かかるアプローチは、ベートーヴェンやブラームスの交響曲などのような陰影に富む楽曲の場合、スコアに記された音符の表層だけをなぞった浅薄な演奏に陥る危険性を孕んでいるが、前述のように、楽曲が当該アプローチとの相性が抜群のカルミナ・ブラーナであったということが、本演奏を名演にした最大の要因であるとも考えられるところだ。特筆すべきはウィーン・フィル、そしてアルノルト・シェーンベルク合唱団及びウィーン少年合唱団の見事な好演であり、バーバラー・ボニー(ソプラノ)、フランク・ロパード(テノール)、アントニー・マイケルズ=ムーア(バリトン)による名唱も相まって、本名演をより一層魅力のあるものにするのに大きく貢献しているのを忘れてはならない。音質は、従来盤でも十分に満足できるものであったが、数年前に発売されたマルチチャンネル付きのSACD盤が臨場感溢れる鮮明な高音質であったところだ。最近ではSHM−CD盤も発売されたが、当該SACD盤の敵ではないと言える。もっとも、当該SACD盤は現在では入手困難であるが、プレヴィンによる素晴らしい名演でもあり、今後は、シングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

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  • ★★★★★ 

    shef  |  栃木県  |  不明  |  2010年10月09日

    最近、N響を振った老プレヴィンを聴いて、良い歳のとり方をした音楽家だと、いたく感心した。 このCDも彼の美学がVPOと共鳴した演奏だと思う。 メロウで毒のない音楽。 切れの良いリズムとか、気圧される音の洪水を求めるなら別の録音を。 ただし、大人の演奏というなら、この一枚は持っていて損はない。 丁寧な音のつくり、融けるような響きと和声。 中世の「典雅」が香り、切なさやメランコリーな雰囲気さえ滲む。 「毒がない」と表現したが、あえて毒なしでも音楽として聴かせる、一流の音楽だ。 

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年02月13日

    プレヴィンによる2度目のカルミナ・ブラーナであるが、初演者のヨッフム盤にも匹敵する名演だと思う。ヨッフム盤の方を演奏の質においては上位に置きたいが、録音にいささか不満を感じる点があり、録音まで含めると、本盤はヨッフム盤と同格に位置する名盤と言っても過言ではあるまい。プレヴィンは、ポピュラー音楽の世界からクラシック界に進出してきた経歴を持っているだけに、楽曲の聴かせどころをしっかりとおさえたわかりやすいアプローチを行うのが特徴だと言える。このカルミナ・ブラーナも、そうしたプレヴィンの明快なアプローチが見事に功を奏しており、どの箇所をとっても曖昧模糊には陥らず、各部をくっきりと明快に描くのに腐心している。このようなアプローチは、陰影に富む楽曲だと、表層だけをなぞった浅薄な演奏に陥る危険性を孕んでいるが、曲が、当該アプローチとの相性がいいカルミナ・ブラーナであったということが、本演奏を名演にした最大の要因であると考える。特筆すべきはウィーン・フィルと国立歌劇場合唱団、ウィーン少年合唱団の見事な好演であり、本名演をより一層魅力のあるものにするのに大きく貢献している。録音は、前述したように通常CDでも十分に満足すべきであるが、かつてSACDマルチチャンネル盤が発売されていた。私も、中古のSACD盤を入手したが、通常CDを上回る実に鮮明な音質で、本名演の真の魅力を味わうには最良のものだと考える。可能ならば、中古CD店で探されることをお薦めしたい。

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  • ★★☆☆☆ 

    くるとん  |  岩手県  |  不明  |  2009年09月22日

    軽すぎるよ。もっとガツンとこいや〜!

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  • ★★★★☆ 

    アッキ  |  茨城県  |  不明  |  2009年05月20日

    特に不満はありません。これ1枚しかもっていませんが・・

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  2009年05月11日

    結構微妙な「カルミナ」。劇性を排除したため迫力に欠け、またリズムを強調しないのでどこかぬめっとした印象であります。でも、やわらかで流麗な「カルミナ」もまた面白く、魅力がないわけではありません。そのへんを心得て、このディスクに手を伸ばしましょう。個人的には、ちょっと期待はずれかな。小沢征爾&ベルリンフィルのDVDの演奏がやっぱり素晴らしいと思うので、未聴の方はそちらをぜひ。

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  • ★★★☆☆ 

    にゃおにゃお金  |  市川市  |  不明  |  2009年01月06日

    いかにもこのコンビらしい「典雅」な演奏。第1部には確かに「春の花曇り」みたいな独特の良さがある。ただ・・ 確かに秀演ではあるのだが、ここまで角の無い、バーバリスティックな要素の無い演奏だと、「この曲はそれだけでは無いのでは・・」という不満が徐々に頭をもたげてくるのも事実。よって、自分としては「OK」以上の積極的な評価をする気にはなれない。この曲がこんなに円満、ブルジョア的(笑)で良いのでしょうか。

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  • ★☆☆☆☆ 

    オルフ研究家  |  東京都  |  不明  |  2008年12月19日

    生命力がまったく感じられない演奏。躍動感もゼロ。いまだに現役盤であり続けることが不可解この上ない。おそらくゲネプロを収録したであろうが、ライブに期待される臨場感はゼロ。オケや合唱そのものは一定の水準だし、ソプラノも悪くは無い。ただ、起用された異色のテノールは成功しているとは言いがたい。

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  • ★★★★★ 

    フランツ  |  宮崎県    |  不明  |  2008年06月09日

    ストコフスキーとかケーゲルとかペンデレツキなんかの「カルミナ」聴いてきたので、このCDを聴いたら、浄水器を通した水で禊をしたような気持ちになりました(笑)ここまで丁寧に美しくきちんと真面目に演奏しないといけない曲なんだろうか、この曲は??みなさんのレビューを拝見して、自分の耳を「どげんかせんといかん」と反省しました。評価は「最高」以外はないでしょね。

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  • ★★★★★ 

    井上昭夫  |  滋賀県日野町  |  不明  |  2008年01月01日

    「カルミナ・ブラーナ」は、数枚もっていますが、プレヴィン/ウィーン・フィル版が一番好きです。ライブだそうですが、音がすごく生々しい、聞き終わってしばらくは、呆然となるほどの名演です。

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  • ★★★★★ 

    Organ大好き  |  山梨県  |  不明  |  2005年12月04日

    抜粋盤で何種類か聴いたが、例の冒頭の「おお、運命の女神よ」に"10点!"と思った。 素晴らしい!!

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  • ★★★★★ 

    Jaime  |  Tokyo  |  不明  |  2005年07月18日

    音と言葉が、かっちりとはまっていて、ラトル盤と比べると、若干ゆったりめの『カルミナ』です。ポリシーのある音作りにも惹かれました。私が一番最初に聴いた『カルミナ』でもあり、思い入れもあります。こういう「音」が、これからも残っていくのだろうと感じます。テンポがゆっくりめなので、合唱の独学用「参考書」にもなるでしょう。

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