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nist さんのレビュー一覧 

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/02/13

    私は彼のピアニズムをこよなく愛している。
    どの瞬間にも彼のエスプリや彼が生きていた時代の「匂い」のようなものが濃密に詰まっている。
    私はそれらを耳にしながらゆったりと目を閉じる。
    くわえ煙草のフランソワの後ろ姿の向こうにある、今はなきフランスの空気感に想いを馳せるのである。

    ドビュッシーやラヴェルを聴いて「ジャズ」を連想できた演奏は彼のもの以外には無い。
    私にとってそれは「クープランの墓」のMenuetであり、「レントより遅く」でもあり。


    フランソワという人はそういう演奏が出来た人なのである。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/25

    坂本龍一の曲をこうして聴いていると、古典から、ロマン派から、フランス印象派から、近代和声から、ミニマル・ミュージックから、と意図的な手法や感覚的なセンスの良さが所々に見られて愉しい。
    三重奏という形式にしたのも音楽の洗練という点や純粋なヒーリングという点等々で成功していると言って良いだろう。

    しかし、ピアノに比べてどうも弦が弱い。
    坂本龍一が曲を提供している『クリスティーナ&ローラ』などと組めば良かったのに‥
    氏自身が「こういうアルバムは一生に一枚つくるかどうか」と言っているので、ちと勿体ない気もする。
    まぁ、何はともあれ一聴してみることをオススメする。
    下手なCD買って無駄にするよりは良いと思うので‥。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/19

    この人の「四季」は奏者と曲の躍動感が密に調和した希有な演奏。
    廃盤寸前なのが信じられない。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/07

    ギトリスのスピッカートはおそらく、あのハイフェッツをも超す凄味がある。
    普通ひとつひとつの音が短く鳴らせても、音と音の間隔が広がってしまう(Vengerovの唯一の弱点)か間隔が狭くても、前の音を引きずってしまうということが多いのだが、ギトリスの場合歯切れ良く完璧に近いテンポで鳴らし切っている。


    ?追伸?
    彼のロンカプはこの曲の第一席に来る演奏であろう。
    1980年代に日本で再録音したものがあるが永らく廃盤となっている。EMIが再発売してくれないものか。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/11/19

    このブラームス、オークレールと指揮者が解釈上の対立を起こしたために最終的に指揮者・オケが伴奏のみの録音を残し、後々オークレールが独奏をかぶせたという、曰く付きの演奏ではなかったか。
    そんな都市伝説的な事情はさておき、この演奏はこの曲の数多くの録音の中でも一際ユニークな位置にある名演であることは確かでしょう。

    女ティボーとも呼ばれ、名ピアニスト、サンソン・フランソワとも深い関係にあったとも言われる彼女の演奏は音楽性は元より自在なポルタメントや張りのある美音が曲に艶やかな印象を与え、そのヴィブラート一つにしても自在に細かなニュアンスを付けた奥行ある演奏であり、奏者がドイツ人ではなくフランス人であることを再確認させられるような、そんな演奏です。

    録音状態はステレオとしてはヴァイオリンの音が籠もり気味ですが、十分聴くに耐えるものでしょう。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/03/02

    この盤に出会えてよかったです。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/02/28

    これは、期待したい!

    特にBartokの無伴奏ソナタ。これが、初の正式録音になるのでは?
    ギトリスの個性と普遍の狭間に揺れ動き自らの歌で奏でる妖刀のような演奏とは違う、よりシリアスな個性が聴けるのではないでしょうか。

    アルゲリッチとのクライスラーの小品もなかなか面白そう。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/02/19

    私は、これ以上のドヴォルザークを知りません。
    天才と鬼才の魂がぶつかり、重なり合った奇跡のような幸せな演奏です。

    この演奏時、デュ・プレは結婚式を挙げたばかりでした。しかし彼女はこの3年後に多発性硬化症に襲われます。 

    この演奏は世界の遺産と言っても過言ではないと思います。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/01/10

    この演奏から余り経たないうちにカガンは白血病のために亡くなってしまいます。
    特に傾聴したものがラヴェル:ヴァイオリンソナタ

    クレーメルの盤を除いて、これほどこの曲を語り尽くしたラヴェルは無いのではないでしょうか。

    カントロフやジャリとは、違った局面からラヴェルを表現しています。
    同曲最高の演奏の一つでしょう。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2008/09/03

    カントロフのヴァイオリンが冴えている。特に一楽章の速いパッセージと三楽章全体に渡り、抜群の切れ味を見せる。また、スローテンポの部分は聴かせ処を彼一流の表情付けで歌わせる。
    オケは濃い表情付けでソロを巧みにサポートする。この曲のオケ部分を新たな側面から聴かせてくれる。

    これだけ歌わせながら、決して重くならないのは、やはりフランス人ならではの演奏と言ったところか。
    新たな決定版の誕生である。

    イザイ編集のカプリースワルツも非常に巧い。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2008/05/01

    最高に刺激的なモーツァルトでしょう。
    それでいてありきたりな演奏ではなく、クレーメルやデュメイやハイフェッツとは、また違った観点から曲を捉えた、斬新かつ普遍的な演奏だと思います。  四番、五番、合奏協奏曲の録音が望まれます。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2008/04/26

    この演奏ほど、この曲の魅力を引き出した演奏はないのではないだろうか。

    彼が弓の魔術師と言われる所以が分かる一枚。
    独特のボーイングからなる無限に変化する音色と左手から繰り出す速くて幅の広いヴィブラートを駆使し、誰よりも濃厚に、そしてスリリングにこの曲を演奏している。
    聴いていると、弾きながら微笑する彼の姿が目に映る。

    そんな演奏である。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2008/04/25

    同曲中、最高にスリリングで情熱に溢れた名盤。
    確かギトリス自身もこのレコーディング時の感動を著書「魂と弦」(廃)中で語っていた。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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