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チャイコフスキー(1840-1893)

LPレコード 交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」:エフゲニ・ムラヴィンスキー指揮&レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 (3枚組/180グラム重量盤レコード)

交響曲第4番、第5番、第6番「悲愴」:エフゲニ・ムラヴィンスキー指揮&レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 (3枚組/180グラム重量盤レコード)

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  • ★★★★★ 

    蓮華人  |  千葉県  |  不明  |  2009年06月24日

    音楽録音の「世界遺産」があるとすれば、おそらくその第1次選定の一つに挙げられるだろう、まさに神が人類与えた奇蹟だ。まあ3作品が並んでいるので、4番以外のどちらが「最高か」という論議を別にすれば、すべての最高が揃ってしまった。おそらくこのセットがなければ、チャイコの扱いも、まあ若干低めになったかもしれない。それはさておき、5番が股裂きになるのは悲惨。どうして2枚に納める必要があるのだろう。はやく自作編集のコピー5番から卒業したいのだが。

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  • ★☆☆☆☆ 

    gecko  |  愛知県  |  不明  |  2011年06月12日

    感傷的なチャイコフスキーが好きな人には薦めません。これは、細部まで丁寧に仕上げ、かつ気合の入った、完全に硬派のチャイコフスキーです。「チャイコフスキーが、センチメンタルなメロディーだけの、深みの無い音楽なんて、馬鹿なこと言ってるんじゃないぞ!!」というムラヴィンスキー親父の”怒り”が聞こえてきそうな演奏です。 私はこの演奏が大好きです。でも☆1つ。理由は2CDで5番が分割されていること。レコード会社さん、消費者の利便性を考えてくださいね。3CDでも良いでしょう。

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  • ★★★★★ 

    the_who  |  東京都  |  不明  |  2009年07月22日

    まさに時代が生んだ名盤。ムラヴィンスキーは専制君主的完璧主義者でした。そして当時のソ連(現ロシア)は国家の威信をかけてオーケストラの団員達に手厚く金銭的にも擁護していました。現ロシアのオーケストラ、バレエ等芸術の集落はソ連の崩壊とともに起こりました。(それはコンクールにまでおよびました。チャイコフスキーコンクールすら、もはや威信を失いつつあります。)優秀なひとは国外にその活躍の場を求めて流失したからです。現在の指揮者はもう専制君主的振る舞いをすれば団員からボイコットされてしまい、オーケストラの団員は指揮者そのひとに人間的魅力、音楽性をしめすひとには本気を出しはすれども、おおかたの指揮者は団員の顔色をうかがいつつなんとか自分の音楽性と楽団の出せる音との妥協の産物となりました。かっての古いはずの音源が聴いて面白いのはまさに専制君主的であったか(トスカニーニ等)人間的魅力、音楽性が素晴らしかったか(クナッパーツブッシュ等)でありそれとともに、彼等はスコアーから音楽を各自の個性で引き出していたのに対し現在の指揮者の多くは幼少時代からレコードで各作品を聴いてきたため意図的ではなくともどこかにかって聴いたレコードの影響を受けてしまっていることがあげられるでしょう。カラヤンが偉大なのは彼こそレコードを聴いて育った世代の始まりながら(ベートーベンのレコーディングの際、楽団員にトスカニーニのレコードを聴かせた話は有名。)彼は探究心を自分に求め続けた結果(カラヤン嫌いのひとにはどの曲を聴いてもカラヤンの音で作曲者の個性が出ていないとまでいわしめたほど)まさにカラヤンそのひとのオーケストラの音を作り上げミニ・カラヤンの排出が横行するようになりました・・・さて、ムラヴィンスキーが専制君主的完璧主義者であることはオーケストラの団員にすればありがたいことではなかったこもしれませんが、こうして今でも人々に聴かれ続ける名盤を残したことは今では誇りでもありましょう。

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  • ★★★★★ 

    生で聴かなければ  |  大阪府  |  不明  |  2009年07月17日

    決定的な名盤とはまさにこの演奏でしょう。 この録音を総合的に上回る演奏は、未だに出て来ていないのが 現状ではないでしょうか? 逆にこの演奏を上回る演奏というものが想像出来ません。 ムラヴィンスキー&レニングラードフィルの名声は この録音だけで永遠のものになったといっても 過言ではないでしょう。

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  • ★★★★★ 

    楽山子  |  北海道  |  不明  |  2013年06月09日

    旧仕様のOIBP国内盤は3枚組であったが、新仕様の国内盤は輸入盤と同様の2枚組になっている。新仕様ではルビジウムカッティングによる音質向上と大幅なプライスダウンが行われているが、後期交響曲3曲を無理やり2枚に収録したため、第5番が2枚にまたがるという悲しい仕様になってしまった。これでは、せっかくの音質向上もプライスダウンも全く割に合わない。何を考えているのか理解に苦しむが、とにかく「ムラヴィンスキーに謝れ」と言いたい。 演奏は、言うまでもなく最高である。漲る力感と精緻なアンサンブルの両立は驚くべきもの。加えて統一された強固な意思さえ感じられる。指揮者とオーケストラの力量だけではなく、そこに時代背景があることも無視できない(この演奏が録音されたのは1960年)。先のことはわからないが、しばらくはこのような演奏が成立し得るとは考えづらく、20世紀の最良の遺産の一つと言えるだろう。

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  • ★★☆☆☆ 

    よっっっふむ!  |  東京都  |  不明  |  2009年11月28日

    今までに聴いたCDの中で、評論家の評価や世評と、実際に聴いた感想との間で最もギャップのあったCDがこれ。 もし先入観なく聴いていたら三ツ星ぐらいの演奏かもしれないが、事前の期待感の大きさからの落胆が大きかったので二つ星までしかあげられない。 この汚い金管と、色彩感の乏しい(といかほぼモノクロ一色)の単調な表現の演奏が何故ここまで持ち上げられるのか? 弦のアンサンブルの見事さと緊張感だけは長所だと思うが。。。

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2011年06月30日

    本盤におさめられたチャイコフスキーの後期三大交響曲集は、ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルが、当時、鉄のカーテンの向こう側にあった旧ソヴィエト連邦から、西欧諸国への演奏旅行中に、ロンドン(第4番)、そしてウィーン(第5番及び第6番)においてスタジオ録音された演奏である。録音は1960年であり、今から50年以上も前のものであるが、現在でもチャイコフスキーの後期三大交響曲集の様々な指揮者によるあまたの演奏にも冠絶する至高の歴史的な超名演と高く評価したい。ムラヴィンスキーによるこれら後期三大交響曲集については、本演奏以外にも数多くの録音が遺されており、とりわけ第5番については本演奏よりもより優れた演奏も存在しているが、スタジオ録音であることによる演奏の安定性や録音面などを考慮すれば、本盤こそがムラヴィンスキーの代表盤であるということについては論を待たないと言えるところだ。本盤の各曲の演奏においては、いずれも約40分弱という、史上最速に限りなく近い疾風の如き快速のテンポで演奏されており、その演奏自体の装いもいわゆる即物的で純音楽的なアプローチで一環しているとも言える。他の指揮者によるチャイコフスキーの演奏において時として顕著な陳腐なロマンティシズムに陥るということはいささかもなく、どこをとっても格調の高さ、そして高踏的で至高・至純の芸術性を失うことがないのが素晴らしい。それでいて、素っ気なさとは皆無であり、一聴すると淡々と流れていく各フレーズには、奥深いロシア音楽特有の情感に満ち溢れていると言えるところであり、その演奏のニュアンスの豊かさ、内容の濃さは聴いていて唖然とするほどである。木管楽器や金管楽器の吹奏にしても、当時の旧ソヴィエト連邦のオーケストラの場合は、独特のヴィブラートを施したアクの強さが演奏をやや雑然たるものにするきらいがあったのだが、ムラヴィンスキーの場合は、徹底した練習を繰り返すことによって、演奏をより洗練したものへと変容させているのはさすがと言える。そして、これら木管楽器や金管楽器の洗練された吹奏は、ムラヴィンスキーの魔法のような統率の下、あたかも音符がおしゃべりするような雄弁さを兼ね備えているのが素晴らしい。また、特に、第5番第2楽章のブヤノフスキーによるホルンソロのこの世のものとも思えないような美しい音色は、抗し難い魅力に満ち溢れていると言える。弦楽合奏も圧巻の技量を誇っており、とりわけロシアの悠久の大地を思わせるような、重量感溢れる低弦の厚みも強靭なド迫力だ。加えて、その一糸乱れぬ鉄壁のアンサンブルは紛れもなくムラヴィンスキーの圧倒的な統率力の賜物であり、第4番の終楽章や第6番の第3楽章の弦楽器の鉄壁な揃い方はとても人間業とは思えないような凄まじさだ。これだけの歴史的な超名演だけに、初CD化以降、これまで幾度となくリマスタリングが繰り返されてきた。数年前にはSHM−CD盤が発売され、更にはルビジウム・カッティング盤が発売され、当該両盤がCDとしては甲乙付け難い音質であると考えてきたものの、かつてLPで聴いた音質には到底及ばないような気がしていた。ところが、昨年、ESOTERICからSACD盤が発売されついに長年の渇きが癒された。これこそ究極の高音質SACDであり、全盛期のムラヴィンスキー&レニングラード・フィルによる超絶的な名演を心行くまで満喫することが可能になったと言える。正に、歴史的遺産とも言うべき究極のSACD盤とも言えるだろう。もっとも、当該SACD盤は現在では入手難であるが、可能であれば中古SACD店などで購入されることを是非ともおすすめしたい。

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  • ★★★★★ 

    ムラヴィン大好き  |  東京都  |  不明  |  2010年05月05日

    なんで自分は最初にこの曲をこの演奏で聴いてしまったんだ!!!!(涙)

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  • ★★★★★ 

    greyfalcon  |  福岡県  |  不明  |  2014年08月23日

    何が凄いって、安っぽいセンチメンタリズムが全く感じられないことです。もちろん、クレンペラー、ケンペンなどもその点では同じなのですが、この演奏には巨大な戦艦か要塞のようなゴツさがあり、そのガチっとした構成力にはほとほと呆れ返ります。ティーンの頃に感傷的なメロディーからクラシックに嵌る切っ掛けを作ってくれたチャイコフスキーですが、聴き過ぎたせいか30前には甘ったるい演奏に身体が拒否反応を示すようになり、以来チャイコは硬派一本槍ですが、これは何度聴いても、もたれない、うんざりしない極めつけの演奏です。何と深く大きな、鉄壁の叙情に満ちていることか、媚びないということがどんなに崇高で気高いか、を証明してくれる究極の名演奏です。

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  • ★☆☆☆☆ 

    abbadon  |  tochigi  |  不明  |  2007年10月08日

    最高!のばかりいるのに恐縮ですが、47年前の名盤とのことですが、ダメです。 せっかちで「歌」が無い。 5番・6番を全曲聴きましたが、近代的な演奏に慣れているせいか全く合いません。 神話となっている指揮者って往々にしてこんな現象があります。皆様、だめなものはだめです。

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  • ★★★★★ 

    ぽよーん  |  東京都  |  不明  |  2018年04月06日

    すごっ!! これまでCDや国内版LPでしか聞いて、それなりにいい演奏だとは思っていたが、今回、安くなったので3枚組みLPを購入したところ、音質の良さ(リマスタリングの効果?)が加わり、たいへん感動しました。

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  • ★★★★★ 

    meikai  |  山小屋  |  不明  |  2007年10月11日

    「歌」がないという評もあるようで、びっくりしています。ムラヴィンスキーを受け付けないタイプの人もいるということなのでしょう。「近代的な演奏」などという規範は存在しません。まあ、甘ったるい感情を垂れ流すことを「歌」だとすれば、そういうものはこの演奏には全くない。ここには、峻厳という熟語がぴったりの、緊張に満ちた「歌」があります。聴き取れる人にとっては、厳しい演奏のなかに、たっぷりとした豊かな感情が、微細なニュアンスとともに表現されており、感動的です。

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  • ★★★☆☆ 

    たけちゃん  |  福島県  |  不明  |  2005年07月15日

    他のレビューにもありましたが本盤の批判はタブーのようですね。「優劣をつけるレベルの演奏ではなく世界遺産だ」という書き込みがオーケストラの精度、アンサンブル云々の話であるのなら同意しなくもありません。後は個々人の好みでしょう。ちなみに私はオーマンディ/フィラデルフィア管の豊穣なサウンドを好みます。”

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  • ★★★★★ 

    つよしくん  |  東京都  |  不明  |  2010年02月28日

    録音から50年経った現在においても、チャイコフスキーの後期三大交響曲集のトップの座に君臨する歴史的な超名演だ。いずれの曲も約40分弱という、史上最速の疾風の如き快速テンポで演奏されており、その装いもいわゆる即物的で純音楽的なアプローチで一環している。ここには、陳腐なロマンティシズムなど薬にしたくもなく、高踏的で至高・至純の芸術性を決して損なうことがない。それでいて、素っ気なさは皆無であり、どこをとってもロシア音楽特有の情感に満ち溢れているのだから、これは驚異的な至芸と言わざるを得ないだろう。木管楽器や金管楽器の吹奏は、あたかも音符がおしゃべりをするような雄弁さであり、ロシアの悠久の大地を思わせるような、重量感溢れる低弦の厚みも強靭なド迫力だ。加えて、アンサンブルの驚異的な揃い方は、ムラヴィンスキーの圧倒的な統率力の賜物であり、第4の終楽章や第6の第3楽章の弦楽器の鉄壁な揃い方はとても人間業とは思えない凄まじさだ。これだけの超名演だけに、初CD化以降、これまで幾度となくリマスタリングが繰り返されてきた。一昨年にはSHM−CD化され、更に、昨年にはルビジウム・カッティング盤が発売され、その両盤がCDとしては甲乙付け難い音質であると考えてきたものの、かつてLPで聴いた音質には及ばないような気がしていた。ところが、先日、ESOTERICからSACD盤が発売され、ついに長年の渇きが癒された。これこそ究極の高音質CDであり、全盛期のムラヴィンスキー&レニングラード・フィルの鉄壁のアンサンブルを心行くまで満喫することができる。正に、歴史的遺産とも言うべき究極のCDと高く評価したい。

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  • ★★★★★ 

    一人のクラシックオールドファン  |  兵庫県  |  不明  |  2009年10月09日

    もう今更申し上げる必要のないくらいの名盤です。LP時代からCDへ何回も何種類もフォーマットも改善を重ねながらの登場でした。LP,CD両方とも聴いていますが「悲愴」の緊迫感と叩きつけるような冷徹な演奏に正しく固唾を呑んだものです。他の二曲も同様で1960年録音を感じさせない音質を維持しています。「悲愴」に関して言うと比較盤での1982年ライブ盤とは各楽章演奏時間は殆ど差がないこともムラビンスキーのオーケストラに対する専制的支配の厳しさをも感じました。「最高」です。ただこのHMVレビュー欄書き込みで「持っている」「持っていない」のチェツクが入りますが私の様に同演奏で別盤CDを聴いている場合いつもそのチェツクに迷い私は当該盤そのものズバリを持っている場合のみ「持っている」にチェックしますがそれで良いのかなぁとも思っている事を今回このカタログ欄を借りてメモさせていただきました。

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