交響曲第4番 セル&クリーヴランド管
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ほんず内閣総理大臣 | 北海道 | 不明 | 2012年10月19日
いかにもセルらしい演奏でしょう。楽譜をきっちりと音化し、そこに他のものは込めない。オケのすべてのパートが自分の役割を最大限の充実度で果たし、力強く引き締まった演奏が展開されています。但し、何だかそういうところに不満もなしとはしえないのですね。そうしたセルの姿勢は、この音楽を情感的にも音響的にも若干平板なものとしてしまい、がっちり組みたてられた偉容には感心しながらも、感動としてはいま一つであったというのが正直なところ。実は結構期待したのでちょっと残念。この交響曲、やっぱり、ロマンティシズムとかセンチメンタリズムとか、憂いを帯びた楽想に喚起された何かを付け加えた演奏に心惹かれるものがあるなあ。序曲二つは結構。録音は基本良好。ちょっと古い感じはするかな。なお、録音データがどこにも書いてありません。こういうのは、いかんな。0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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