SACD 輸入盤

交響曲第5番 ヤンソンス&コンセルトヘボウ管弦楽団

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
RCO08007
組み枚数
:
1
レーベル
:
Rco
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
輸入盤

商品説明

超優秀録音
メンゲルベルク以来の爛熟をきわめたアダージェット
ヤンソンス&コンセルトヘボウ/マーラーの第5番

2008年11月、第6代首席指揮者として就任5年目に突入したヤンソンスとともに、RCOは楽団創立120周年の節目を迎えます。これを飾るRCO Live最新アルバムはマーラーの第5番。マーラーこそは第2代首席指揮者メンゲルベルクの時代より受け継がれてきた当オケの看板であり、アニヴァーサリーにあたりこれをおいてほかにないプログラムといえるでしょう。
 ますます絶好調にあるヤンソンスのマーラー第5。トランペット・ソロが高らかに鳴り渡ったあと、葬送行進曲はいたずらにドロドロと重く引きずるでもなく、未だ比較的淡々と進みます。けれども第2楽章になると全体が大きなうねりを形作り、つづくスケルツォや、さらにロンド・フィナーレでは、動と静、テンポが終始交替する内容がこの指揮者の本能を呼び覚ますのでしょうか、まぶしいくらいの躍動感が特徴的。
 それでもやはり白眉はアダージェット。開始はじんわりと染み出すように、やがて豊潤に押し寄せる、マーラー畢生というべき妖艶なる美の表現が閉じ込められた音楽では、ディナーミクにアゴーギク、そして弦のポルタメントが絶妙なバランス。大詰めではぐっとテンポを落としてきて、幾重にもビロードの弦が織り重なり、爛熟の美を咲かせます。どことなく、かつてその指揮ぶりで作曲者をも唸らせ、信頼も厚かったメンゲルベルクによる世界初録音を彷彿とさせるようでもあり、もはや、どこまでも溺れてみたいという衝動をおさえきれません。
 いまあらためて、マーラーを取り上げるときにRCOが奏でる音色のこのうえない適性といったらどうでしょう。その証しとして、これまでにハイティンク、シャイーと、歴代の首席指揮者たちとそれぞれ完成させてきた全集録音、ヤンソンスでは第6番(RCO6001)第1番(RCO7001)が最高の評価を獲得してきました。ヤンソンスによる新たな第5番もまた、RCOの誇る輝かしいマーラー演奏の系譜がこれからもけっして揺るぎないことを物語る破格の出来栄えとなっています。(キングインターナショナル)

・マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
 =トラックタイム=
 T. 12:24 U. 15:01 V. 18:40 W. 09:16 X. 15:45(+拍手00:30)= TT. 71:49
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 マリス・ヤンソンス(指揮)

 録音時期:2007年10月18,21日、2008年1月16,17日(ライヴ)
 録音場所:アムステルダム、コンセルトヘボウ
 DSDレコーディング
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND (5.0)

収録曲   

  • 01. マーラー交響曲 第5番 第1楽章: 葬送行進曲(正確な歩みで、厳格に、葬列のように、急に速く、情熱的にあらあらしく)
  • 02. 第2楽章: 嵐のように激して、いっそう大きなはげしさで、目だってゆっくりと
  • 03. 第3楽章: スケルツォ(力強く速すぎずに)
  • 04. 第4楽章: アダージェット(きわめてゆっくりと)
  • 05. 第5番 嬰ハ短調 第5楽章: ロンド=フィナーレ(アレグロ)

総合評価

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聴き終わって 皆さんのレビューを読むとそ...

投稿日:2018/08/02 (木)

聴き終わって 皆さんのレビューを読むとそれぞれに首肯ける なるほどそうだなと思いながら さっきわたしが聴いているときに感じていたことを思い出す 葬送行進曲を聴きながら 5番から7番までは”亡き子を偲ぶ歌”との連関以上に同様の精神の下で書かれたのだったと思い出す 生涯マーラーに付いて回った”死”への意識が最も顕著に作品に反映したのがこの三曲だった それは人生最大の成功と幸福を手中に収めたまさにその時なのだ ロマンスや憧れの歌をずっと歌っていられたらどんなに幸せだろう だがそれは無い だからFinaleは第5と第7はお祭り騒ぎと喧騒のうちに閉じる 第6はその裏返しの表現になった マーラーのこの傑作の森にはマーラーの人生観と運命が図らずも刻印された だから聞き手によって 音楽とその演奏の評価もまちまちになる ここではマーラーの管弦楽法を最高の演奏で聴くことができる 即物的な演奏こそ望ましい これもマーラー理解に欠かせない要素だ だからこのヤンソンス盤が第一の名盤ではありえない 誰よりもヤンソンス自身が承知のことだ 整った環境で聴くなら得るものは多々ある あなたも如何 

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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ヤンソンスにはマーラーはむいてないのでは...

投稿日:2011/11/05 (土)

ヤンソンスにはマーラーはむいてないのではないか? 清涼飲料水を通り越して蒸留水のような演奏に感じる。

ロマン派 さん | 新潟県 | 不明

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先ずはオーケストラの美しい響きに耳を奪わ...

投稿日:2011/03/27 (日)

先ずはオーケストラの美しい響きに耳を奪われます。このコンビの演奏は実演でも何回か接していますが、実演はもう少し色彩感強い演奏だったような気がしますが。。。演奏も極めてオーソドックス。爆演を期待される向きには不満かも知れませんが、最近歳のせいかそう言ったものを四六時中聴くのがシンドクなってきた私には、演奏/録音とも今後のリファレンスになり得るクオリティを持った盤だと思います。

G.v.Eisenstein さん | BRAZIL | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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