ガーシュウィン(1898-1937)

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DVD

『ポーギーとベス』全曲 トレヴァー・ナン演出、ラトル&ロンドン・フィル、他(1988、92 ステレオ)(DVD)(日本語字幕付)

ガーシュウィン(1898-1937)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOBW93004
組み枚数
:
1
:
日本
画面サイズ
:
通常
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
限定盤

商品説明

ラトル/ガーシュウィン:『ポーギーとベス』全曲

スラム街の黒人達の生活を描いたガーシュウインの名作オペラ、「ポーギーとベス」初の全幕映像。2002年からベルリン・フィルの常任指揮者となる世界的な指揮者、サイモン・ラトルが指揮、ロンドン・ミュージカルの有名演出家のひとり、トレヴァー・ナン演出

収録内容
・ガーシュウィン:「ポーギーとベス」全曲(全3幕)
 ポーギー:ウイラード・ホワイト
 ベス:シンシア・ヘイモン
 クラウン :グレッグ・ベイカー
 セリーナ:シンシア・クラーリ
 クララ:ポーラ・イングラム

 グラインドボーン音楽祭合唱団
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 サイモン・ラトル(指揮)

 トレヴァー・ナン(演出)

 映像収録:1992年11、12月、シェパートン・スタジオ、ロンドン
 音声収録:1988年2月、アビー・ロード第1スタジオ、ロンドン

 カラー約184分/ドルビーデジタル/ステレオ
 字幕:日本語/英語/フランス語/イタリア語/ドイツ語

内容詳細

スラムの黒人たちの哀歓を描いた名作の、初となった全幕映像作品。グラインドボーン・フェスティヴァルでの上演が大評判となったのを受け、92年にスタジオ収録された完璧な作品だ。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. ポーギーとベス 第1幕 第1場
  • 02. ポーギーとベス 第1幕 第2場
  • 03. ポーギーとベス 第2幕 第1場
  • 04. ポーギーとベス 第2幕 第2場
  • 05. ポーギーとベス 第2幕 第3場
  • 06. ポーギーとベス 第2幕 第4場
  • 07. ポーギーとベス 第3幕 第1場
  • 08. ポーギーとベス 第3幕 第2場
  • 09. ポーギーとベス 第3幕 第3場

総合評価

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このDVDはスタジオで録音した音源をもと...

投稿日:2010/08/14 (土)

このDVDはスタジオで録音した音源をもとに、スタジオでセットを組んだ映画版の映像だ。(一部カットあり。) 単純な感想をいうと感動した。これは最後場面の演出にもよるのだが、歌劇『ポーギーとベス』はハッピーな物語ではなくシリアスなドラマだ。 考えさせられるところが多かった。 ベスという身体障害者の乞食にベスという娼婦で麻薬中毒者。この登場人物のシチュエーションを考えてみてもヨーロッパの歌劇の歴史とは違う新大陸アメリカならではの社会現象・問題定義を突き付けていると思う。それがまた現代にも通じるもので、ヨーロッパの歌劇の根底にある貴族的なものとは大きく異なる文脈を感じる。 アメリカだからこそ生れた。 そしてガーシュインだからこそ書けた音楽。 この歌劇で次に感動的だったのは第一幕第二場の葬式の場面だ。貧しい人々が集まってカンパし、葬式の費用を工面する助け合いの場面。そしてキリストに死者への安らかな眠りを祈る音楽。 多くある歌劇の中で葬式の場面は数少ないと思う。その意味で貴重な場面でもあるし、傑作に値すると思う。大変印象的な場面だ。 個人的には「サマータイム」よりベスが第二幕で歌う気楽な「おれにはないものばかり」が気にいった。 以前、本だったか雑誌かなにかで歌劇『ポーギとベス』には黒人しかでないから黒人だけで上演ができるとあったがそれは間違いで、警察官や刑事役で白人も登場します。貧民窟の黒人との対比でやはり警察官や刑事は白人がやらないと舞台が(戯曲の意味が)引き立たないでしょう。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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映像作品として非常に素晴らしいものであろ...

投稿日:2010/01/11 (月)

映像作品として非常に素晴らしいものであろう。他の方々同様に評価したいと思うが、いくらか気になる点もある。ひとつは「全曲」と表記されているが、実際には第2幕第1場においてポーギーが歌う「禿鷹の歌」がカットされている点。ラトルのCDでは録音されているので、「何らかの都合」によるのだろうが何も記されていない。もうひとつはラトルの演奏である。少々演奏上の「工夫」が過剰に感じられる。アメリカ的に作り上げたかったのだろうが、やり過ぎではないか。名盤「ヒューストン・グランド・オペラ」の演奏を聴いてみると良い。もっと自然に「らしさ」を醸し出している。

ひろととろ さん | 神奈川県 | 不明

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この作品は、オペラとミュージカルの境界線...

投稿日:2009/12/05 (土)

この作品は、オペラとミュージカルの境界線上に位置するだろう。もっとも、かなりミュージカル寄りのだが。劇中の歌は、名高い「サマータイム」を含めてやはりポピュラーミュージックにより近いだろう。そして、ここで使われているのは、文法も言い回しも、発音もいわゆる黒人英語だし、歌にもゴスペルがふんだんに取り入れられ、さらには音楽にもジャズが多用されている。ナンの演出もまた限りなく映画的だ。ただ、歌手陣は端役も含めてみんな歌も演技もなかなかに芸達者揃い。ラトル&ロンドン・フィルの演奏も見事だ。しかも音質は優れているし、映像も悪くない。

烏 さん | 広島県 | 不明

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