フランク、セザール(1822-1890)
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フランク、セザール(1822-1890) レビュー一覧 2ページ目

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  • アルゲリッチは、独奏でピアノを弾くよりも室内楽やデ...

    投稿日:2021/07/19

    アルゲリッチは、独奏でピアノを弾くよりも室内楽やデュオでピアノを弾くのが楽しくて仕方がないようです。丁々発止と相互にスリリングなセッションを行なうことで、いきいきとした名演を繰り広げることが多いです。 ここでは、フルートの名手ゴールウェイと楽しみながら演奏しているようです。 フランクはもちろん有名なヴァイオリン・ソナタの流用ですが、アルゲリッチはチェロのマイスキーとチェロ版の演奏もしているはずです。ここでもよい演奏をしています。 聴きどころはやはりプロコフィエフでしょう。オリジナルのフルートのためのソナタですが、こちらはヴァイオリンの巨匠オイストラフの求めで作曲者自身が「ヴァイオリン・ソナタ第2番」に書き換えています。 このゴールウェイの演奏は、オリジナルのフルート・ソナタの最高の名演でしょう。 そして、アルゲリッチはクレーメルとそのヴァイオリン版の録音もしており、そちらも第1番(こちらはヴァイオリンがオリジナル)とともに、プロコフィエフのヴァイオリンソナタの最高の名演です。 両方合わせてお楽しみください。

    Tan2 さん

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  • ボレロを聴くためだけに購入しました。基本はマーキュ...

    投稿日:2021/07/10

    ボレロを聴くためだけに購入しました。基本はマーキュリーのデトロイト響の解釈と変わりわなく速いテンポでグイグイと曲は進行していきます。フランスのオケらしいしゃれた味わいが良いです。ただしパリ音楽院管のような「古き良き」といった趣ではなくパリ管のような「現在的」な雰囲気です。後半になると演奏は熱気を帯びで白熱のラストへ!聴衆の熱狂的な拍手に自身も加わること請合いなし…かもです!録音は会場ノイズも比較的少ないうえに1970年代のライブ録音としては良い感じではないかと思います。

    困ったお父さん さん

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  • 面白い選曲。グリーグでは、3曲あるヴァイオリン・ソ...

    投稿日:2021/07/09

    面白い選曲。グリーグでは、3曲あるヴァイオリン・ソナタのうち、有名な第3番ではなく、第2番を取り上げている。まあ、グリーグのヴァイオリン・ソナタは、どれも佳曲であるとは思うので、どれを取り上げるかというより、ヤナーチェク、フランクと一緒に収録というのは、なかなか見ない組み合わせだ。そういった点で面白い。レーピンとルガンスキーは、明瞭なクライマックスを築き上げながら、気持ちの良い流れでこれらの3曲を演奏している。ヤナーチェクは、速いテンポで開始される。冒頭の印象的なフレーズは、その速さのため、いくぶん不安定だが、情熱的であり、その情熱の行き着くさまを明瞭に感じさせる点でドラマティックだ。第2楽章の童話的な雰囲気、第3楽章の鋭さも、巧妙に演出されていて、聴かせる。第4楽章は、ヤナーチェクの様々な意図が含まれた音楽であると思うが、当演奏はそれをかいつまんで説明すると言うより、飄々とした感じであり、あくまで全体のスムーズを優先した印象。レーピンのヴァイオリンの流麗な美しさが、その解釈に一貫した方向性を与えている。グリーグの第2ソナタは、この曲がもつ情熱的な要素を鮮やかに描きあげた演奏になっている。特に終楽章は、心地よく早目のテンポで、グイグイと運んでいき、一気にフィナーレの放散に結び付ける。その燃焼度は高く、聴後感は実に清々しい。また、第2楽章は豊かなカンタービレに溢れていて、両端楽章との間にギャップをつける演出。このソナタは、これくらい積極的な表現があったほうが良い。フランクでは、ルガンスキーのピアノの技術的な冴えが一層魅力的だ。冒頭はさりげなく、自然だが、第2楽章の運動美は圧巻であり、レーピンのヴァイオリンともども、その鋭さと精密さで、聴き手を圧倒する。第3楽章はわりと普通だが、第4楽章は明るく壮大なエンディングに向けて力を蓄えていく過程に様々なドラマを感じさせ、夢中にさせてくれる。

    ココパナ さん

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  • 当盤の目玉は、コルトーが編曲したヴァイオリン・ソナ...

    投稿日:2021/07/07

    当盤の目玉は、コルトーが編曲したヴァイオリン・ソナタのピアノ独奏版である。このピアノ独奏版に関するコルスティックのコメントがふるっている。「あらゆるヴァイオリニストにこのスコアは不評でしょうね。けれども、(ヴァイオリンの)キーキーした音(scratching noises)が除かれた版には、確かな魅力があるんです。むしろ、いくつかの点では、ピアノ独奏版の方が優れているともいえるでしょう。ヴァイオリンがなくて寂しい、とはならないですよ」。なかなか挑戦的とも言えるコメントであるが、実際驚かされるのはコルトーの編曲の素晴らしさである。もともとヴァイオリンとピアノで演奏された楽曲を、ピアノだけで演奏しようとする場合、音を出力するスペックが不足し、それを補うためにやたら装飾的になったり技巧的になったりしがちであり、それをヴィルトゥオーゾ的と言い換えてもいいのだけれど、結果として、楽曲の聴き味が違った方向にシフトしがちなものなのである。しかし、コルトーの編曲からは、ほとんどそれを感じない。技巧的な無理はなく、本来ピアノが与えられた役割を果たしながら、ヴァイオリンのカンタービレをしっかりと付与し、肉付けしているのである。確かにこれは名編曲といって良い内容。コルスティックのピアノは例によって光沢があり、スポーティだ。彼の演奏スタイルは、私見ではコルトーとはまったく異なるものだが、当該編曲作品を知るという点では、透明感があり、テクスチュアが鮮明なコルスティックのピアノは適正を発揮する。特に第2楽章の疾風のような速さと、そこに重い音が同居するあり様は、コルスティックならではの味わいだろう。第3楽章の幽玄な雰囲気も、ややメタリックな表現に寄っているとは言え、ピアノ独奏ならではの純度の高さを感じさせる。終楽章の情熱的な盛り上がりは、どこか冷たさを残しながらも、速さと重さによるカッコよさを感じさせる。コルスティックによると、コルトーの編曲は、音楽のポリフォニックな面を明確にする効果があり、それはフランクが、オルガン奏者であったことと合致する手法である」とのこと。なるほど、明瞭で立体感を感じさせる響きが提供されている。前後に収録されたフランクの名品ももちろん美しい。コルスティックは、緩徐的な部分以外ではテンポを速めにとり、そして重々しい強音をしっかりと打ち付けるように鳴らす。その音は、私にはしばしば強すぎるように聴こえるのだが、フランクのこれらの楽曲が、そのような演奏スタイルを許容する包容性があるように感じられ、その点でも新鮮で面白い。

    ココパナ さん

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  • この曲は、間奏曲のみの録音はそこそこあるが、全曲版...

    投稿日:2021/03/18

    この曲は、間奏曲のみの録音はそこそこあるが、全曲版の録音は非常に少ない。 指揮はNaxosに多くの録音があって信頼感のあるエルヴェ・ニケ。 オーケストラは初めて聞く名前だが、フランクの出身国、ベルギーのオーケストラなので即ち本場ものだ。 肝心の演奏は非常に素晴らしく、録音も良い。 大編成だし、間奏曲だけでも十二分に感動的なので全曲の演奏がどうしても少なくなるのだろうが、名曲である。 51分。

    妻三郎 さん

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  • いままで近代のオルガン独奏曲をなんとなく敬遠してい...

    投稿日:2021/03/16

    いままで近代のオルガン独奏曲をなんとなく敬遠していたが、このフランクの作品集はいい意味で期待を裏切ってくれた。内省的で優しい響きは、フランスのバロック期のオルガン音楽を思い起こさせる。

    miklos さん

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  • グリーグのチェロソナタはゲイリーカーの十八番である...

    投稿日:2021/03/13

    グリーグのチェロソナタはゲイリーカーの十八番であるが,ゲイリーカーのそれは大幅なカットを施したものである。Orhonはカットなしにこれを演奏しており,この曲のコントラバスとの親和性を改めて示した。

    でぃ さん

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  • セザール・フランクの作曲活動は晩年に集中している。...

    投稿日:2021/03/10

    セザール・フランクの作曲活動は晩年に集中している。音楽教師兼オルガニストであったフランクは、ダンディやショーソンという大音楽家を育て上げたのちに、「退廃して不毛になった音楽界に、そろそろ本物を示してかないとね」の言葉とともに、今度は「作曲」に活動の主軸を移す。以後、数々の名品を生み出されることとなる。今になってフランクの生涯のことを調べてみると、まるで生まれた時からすっかり自分に与えられた役割をわかっていたかのような、不思議な足跡を追うことになる。神がかり的・・・とてもいいたいほどに。そんな彼が晩年に残した名品たちは、無類に美しく、時に神秘的だ。当盤で、ルガンスキーは、それらの作品の精神性に相応しい気高いアプローチを示す。透徹され、結晶化しきったピアノの音。澄んだタッチは、あたりの空気を一瞬で荘厳なものに変え、人知を超えたと表現したくなるような作品と演奏家との語らいの時が流れていく。それは感動的な体験だ。「前奏曲、コラールとフーガ」の澄みきった余韻から溢れてくる情熱、「前奏曲、アリアと終曲」の巨大な構築的美観、そして、心が研ぎ澄まされていく中で、暖かくも悲しい情緒が折り重なっていく「前奏曲、フーガと変奏曲」。ルガンスキーの強靭な技術と芸術的精神が、このマジカルな演奏を可能なものとした。

    ココパナ さん

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  • ジャケットからして「サロメの悲劇」を前面に出してい...

    投稿日:2021/02/23

    ジャケットからして「サロメの悲劇」を前面に出しているが、録音の多くないフローラン・シュミットのこの曲に素晴らしい演奏が加わった。シュミットは20世紀フランスを代表する作曲家であるということ以上に、この曲を当時(1907年)まだ無名だったストラヴィンスキーに献呈し、その後の「花火」から3大バレエに至る傑作を生みだすことにつながったという意味で、音楽史上特筆すべき、極めて重要な作品と考える。時代を先取りした斬新かつ精妙なオーケストレーション(「ダフニスとクロエ」よりも前!)を、ネゼ=セガンのリズムが冴える指揮で聴いてみませんか?

    きたさん さん

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  • フランクのオルガン作品全集は、他の演奏家の物は2枚...

    投稿日:2021/02/23

    フランクのオルガン作品全集は、他の演奏家の物は2枚組に過ぎないのに、こちらはなんと6枚組! クラシックに詳しくなく、外国語も読めないため、事情はよくわからないが、なんとなく特した気分。特に演奏家に好みがあるのでなければ、この商品が一番良いような気もするのですが...

    オレンヂ警報 さん

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