フランク、セザール(1822-1890)

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CD 輸入盤

フランク、グリーグ、ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ集 レーピン、ルガンスキー

フランク、セザール(1822-1890)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4778794
組み枚数
:
1
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

レーピン&ルガンスキーによる高水準な演奏!
フランク、グリーグ、ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ集


完璧なテクニックと詩情豊かな繊細さをあわせ持つ現代のヴィルトゥオーゾ、ヴァディム・レーピンによるドイツ・グラモフォンでのリサイタル・アルバム第1弾。
 同世代のロシア人ピアニストで共演も数多いニコライ・ルガンスキーをパートナーに得て選んだ作品は、ヤナーチェクとグリーグの第2番、そしてフランクのヴァイオリン・ソナタというもの。
 冒頭のヤナーチェクは第一次世界大戦の不安をあらわした緊迫した要素と平明な美しさの交錯する作風で、続くグリーグは叙情的な美しさに富む作風、そして最後のフランクはスケールの大きな充実した傑作と、変化のある構成となっています。(HMV)

【収録情報】
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 op.13
フランク:ヴァイオリン・ソナタイ長調

 ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン)
 ニコライ・ルガンスキー(ピアノ)

 録音時期:2010年7月10日〜13日
 録音場所:ベルリン、テルデックス・シュトゥーディオ
 録音方式:デジタル(セッション)

収録曲   

  • 01. Sonata for Violin and Piano - 1. Con moto
  • 02. Sonata for Violin and Piano - 2. Ballada (Con moto)
  • 03. Sonata for Violin and Piano - 3. Allegretto
  • 04. Sonata for Violin and Piano - 4. Adagio
  • 05. Sonata for Violin and Piano in G major, op.13 (1867) - 1. Lento doloroso - Poco allegro - Allegro vivace
  • 06. Sonata for Violin and Piano in G major, op.13 (1867) - 2. Allegretto tranquillo
  • 07. Sonata for Violin and Piano in G major, op.13 (1867) - 3. Allegro animato
  • 08. Sonata for Violin and Piano in A - Allegretto moderato
  • 09. Sonata for Violin and Piano in A - Allegro
  • 10. Sonata for Violin and Piano in A - Recitativo-Fantasia
  • 11. Sonata for Violin and Piano in A - Allegretto poco mosso

ユーザーレビュー

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面白い選曲。グリーグでは、3曲あるヴァイ...

投稿日:2021/07/09 (金)

面白い選曲。グリーグでは、3曲あるヴァイオリン・ソナタのうち、有名な第3番ではなく、第2番を取り上げている。まあ、グリーグのヴァイオリン・ソナタは、どれも佳曲であるとは思うので、どれを取り上げるかというより、ヤナーチェク、フランクと一緒に収録というのは、なかなか見ない組み合わせだ。そういった点で面白い。レーピンとルガンスキーは、明瞭なクライマックスを築き上げながら、気持ちの良い流れでこれらの3曲を演奏している。ヤナーチェクは、速いテンポで開始される。冒頭の印象的なフレーズは、その速さのため、いくぶん不安定だが、情熱的であり、その情熱の行き着くさまを明瞭に感じさせる点でドラマティックだ。第2楽章の童話的な雰囲気、第3楽章の鋭さも、巧妙に演出されていて、聴かせる。第4楽章は、ヤナーチェクの様々な意図が含まれた音楽であると思うが、当演奏はそれをかいつまんで説明すると言うより、飄々とした感じであり、あくまで全体のスムーズを優先した印象。レーピンのヴァイオリンの流麗な美しさが、その解釈に一貫した方向性を与えている。グリーグの第2ソナタは、この曲がもつ情熱的な要素を鮮やかに描きあげた演奏になっている。特に終楽章は、心地よく早目のテンポで、グイグイと運んでいき、一気にフィナーレの放散に結び付ける。その燃焼度は高く、聴後感は実に清々しい。また、第2楽章は豊かなカンタービレに溢れていて、両端楽章との間にギャップをつける演出。このソナタは、これくらい積極的な表現があったほうが良い。フランクでは、ルガンスキーのピアノの技術的な冴えが一層魅力的だ。冒頭はさりげなく、自然だが、第2楽章の運動美は圧巻であり、レーピンのヴァイオリンともども、その鋭さと精密さで、聴き手を圧倒する。第3楽章はわりと普通だが、第4楽章は明るく壮大なエンディングに向けて力を蓄えていく過程に様々なドラマを感じさせ、夢中にさせてくれる。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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レーピン以外のヴァイオリニストで、ここに...

投稿日:2012/07/09 (月)

レーピン以外のヴァイオリニストで、ここに収録された作品を聴いて、これ以上に感銘を受ける事はないのではないかと思わせるほどに、レーピンの表現力と音色は魅力的です。 録音も非常に良く、ピアノの音も大変美しく取れており、レーピンのヴァイオリンの一層引き立てています。ルガンスキーもさすがですね。

れいくー さん | 奈良県 | 不明

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まずは、カプリングのセンスの良さを評価し...

投稿日:2010/12/21 (火)

まずは、カプリングのセンスの良さを評価したい。非独墺圏のヴァイオリンソナタを集約しているわけであるが、それぞれの作品の作風は著しく対照的だ。情熱的で劇的とも言えるヤナーチェク、民俗色豊かで抒情的なグリーグ、そして、スケールの雄大さではベートーヴェンのクロイツェルソナタにも匹敵する壮大なフランク。これらは、特にヴァイオリンパートに顕著にあらわれており、ここからは推測になるが、レーピンも、ドイツ・グラモフォンへのリサイタルアルバムへのデビューとして、敢えて自らの表現力の幅の広さを披露したいと思ったのかもしれない。確かに、本盤におけるレーピンの卓越した技量と表現力の幅の広さは出色のものである。特に、ヤナーチェクにおける劇的な表現は圧巻の迫力であり、グリーグの幾分楽しげな民俗舞踊的な表現や、随所に垣間見られる抒情的な美しさは、実に感動的だ。そして、フランクにおける威風堂々たる表現は、レーピンの豊かな音楽性と、その前途洋洋たる将来性を確約するものと言える。このレーピンのヴァイオリンの豊かな表現力をしっかりと下支えするルガンスキーのピアノも素晴らしい。レーピンのヴァイオリンの影に隠れがちではあるが、ルガンスキーのレーピンへの深い共感と豊かな音楽性があるが故に、本盤のような名演を成し遂げることができたものと考える。録音も鮮明であり、音場も幅広く、本盤の価値を高めるのに大きく貢献している。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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