CD 輸入盤

連作交響詩『わが祖国』 ヴァーツラフ・ルクス&コレギウム1704(プラハの春音楽祭 2021 オープニング・コンサート)

スメタナ(1824-1884)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ACC24378
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


1年越し待望の開催となった「プラハの春音楽祭」2021年オープニング・コンサートを収録!
ノリントン以来の古楽勢にしてチェコの音楽家、ルクス&コレギウム1704による格別の演奏!


1946年から続くチェコ伝統の風物詩「プラハの春音楽祭」。スメタナの命日である5月12日に『わが祖国』を演奏して幕を開ける音楽祭として知られ、長く毎年開催されてきましたが、2020年はコロナの影響で開催中止に。1年あけて2021年に開催された音楽祭は音楽の持つ力を再提示する特別なものとなりました。その音楽祭から、待望のオープニング・コンサートを収録したCDです。
 この年の演奏はノリントン&ロンドン・クラシカル・プレーヤーズ(1996年)以来の古楽勢となったルクス&コレギウム1704。18世紀前後の音楽がレパートリーの中心である彼らですが、しっかりと19世紀の楽器事情を調べた上での演奏解釈となっており、注目必至の『わが祖国』の古楽演奏となっています。
 そして何より彼らはチェコの音楽家。スメタナの音楽への共感度は抜群であり、格別の思いが込められていることが音の端々からひしひしと伝わってきます。
 ジャケット・デザインに用いられた写真は、1968年のソ連のプラハ侵攻を写真に収めたことで有名な写真家ジョセフ・クーデルカによるものです。(輸入元情報)

【収録情報】
● スメタナ:連作交響詩『わが祖国』


 コレギウム1704
 ヴァーツラフ・ルクス(指揮)

 録音時期:2021年5月12,13日
 録音場所:プラハ、スメタナ・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
 プラハの春音楽祭 2021 オープニング・コンサート

参考動画

ユーザーレビュー

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こういう演奏が出てくるから、クラシックは...

投稿日:2023/03/15 (水)

こういう演奏が出てくるから、クラシックはやめられない。間違いなく、これは名盤である。昔、誰かがよく使ってたフレーズに「血の滴るような」みたいな表現があったが、まさにそれである。とにかく、聴けばわかるのだが、まずはヴィシェフラットの最後のしみじみ感がすごい。モルダウ(やっぱりこの呼び方がなじむ)は前奏の木管がチャーミングで、チェロが入ってテーマが鳴るとそれだけで泣きそうになる。こういう演奏を「心がこもる」というのだ。中間部のホルンもすごい。徹頭徹尾じっくり歌うのが堪らない。次のシャールカも冒頭からよくここまで出来る、と感嘆する。4:50くらいの盛り上げも素晴らしい。曲の終わりに向けての畳み込みは頭がさがる。4曲目も強く主張するところと柔らかく演奏するところのニュアンスがの差が素晴らしい。それでも、もしかしたら、このディスクの白眉、クライマックスはターボルかもしれない。怖いくらい冷静に始まり、響きを凝縮させて、心の内側に響かせるような音楽。そうだ、これはケーゲルのアリアと同じ種類の音楽だ。切なさとかそういう感情を音楽に最大限押し込める音楽。つらくもあり救われる音楽でもある。ブラニークはある意味余裕がある。曲が曲だけに従来からも深く踏み込んだ演奏は多々ある。だからこそルクスはもちろん踏み込むが、全身全霊というよりは、やや客観視している。それが我が祖国の締め、として効いてくる。イケイケだけでは、ダメなのだ。最後に来てあえて引く、これが本当に曲を大きく見せる。許教授のみならず、この曲が大好きなサイトの管理人も絶賛するこのディスク。我が祖国、が好きであろうとなかろうと、このディスクを聴かないと間違いなく損をする。 最後に、全曲聴き終わって、このジャケ写を見たら、泣けてきた。 我が祖国は時空を越え、永遠なのだ。 本当に素晴らしいディスクだ。心から感謝したい。

てつ さん | 東京都 | 不明

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