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Review List of なごやん 

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     2014/03/13

    ワルツの、メロディのキリッとした引き回しと一転、夢見るように揺れる歌いっぱいの展開が実に優美、聴かせ上手で、ゾクゾクしホンワカする快感に満たされる。とりわけ青きドナウの美しさはたまらない。ラデツキーマーチは後年の録音に較べてテンポの速いのに驚く。この方がスッキリ、爽やかで私はこの録音が好き。後年の堂々たる演奏も良いが。全体にこのディスクの演奏はテンポの変化、柔軟さがかなりあって、カラヤン、BPOがはつらつと楽しくシュトラウスの世界を描ききっているような印象。楽しくうれしいアルバム!!

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     2013/09/03

    LPの頃、スケーターズワルツのゆったりと始まり、スケーターが優雅に滑り出すかのような演奏の進行を初めて聴き、何とスケールの大きな美しい演奏なんだろうと驚嘆した。それまでに聴いたどの演奏とも違って、まるで別の曲のように感じたものだ。軽騎兵の爽快なトランペット、軽やかで小気味のよい行進もウキウキして来る。ほかの収録曲もカラヤン一流の粘りのある音のつながりが、小曲を実に魅惑的な音の絵巻に変貌させている。これぞ初期のベートーヴェン全集などと並ぶカラヤンの代表盤と思う。

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     2013/07/09

    本当にカラヤンはこのスピードで演奏したのか? 回転間違いでCD化したのではないか? 冒頭のこうもりからびっくり仰天。速度違反も甚だしい。情緒も美しさもあったものではない。おまけに録音が古く、こもったような音質とあっては・・・。春の声とかラデッキーは、まあまあそれなりに聴けるが。
    後年の素晴らしいカラヤンのシュトラウス演奏とこれはどこでつながるのだろう?ここに収録されたのが本当の記録だとするなら、カラヤン先生に、このものすごい演奏の意図は何なのでしょうか、と伺いたい。

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     2013/06/25

    ショルティの豪快な幻想を期待していたが、どうも違うようだ。がっしりとして緻密な音響で、表情は端正。強弱・緩急はきっちりつけられており、さすがマエストロの演奏だと思う。しかし、豪快ではない。また、幻想に求める熱っぽさとか物狂おしさが私には感じられない。もしかして強弱・緩急はあっても陰影がないのだろうか。陰影とは何だと言われると・・・テンポやダイナミズムの綾とでも申し上げようか。指揮者の美学、感性に根ざすものかも知れない。だとすると、ショルティの芸術を私は勝手に誤解し勝手に期待していたのかも知れない。前奏曲は、これはもう、もっと豪快、構え大きくやって欲しかった。ショルティファンの皆様、駄弁お許し下さい

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     2013/06/03

    ペール・ギュント「朝」の、何と美しく、透明感のあること! 一気に曲の世界に引き込まれる。テンポはゆったり目で抒情豊かに歌い上げられ、根底には哀切、憧れ、望郷の情感がせつせつと流れる。よく知られたこういう曲をカラヤンに振らせると滅法うまく、まるで別の曲のよう。死と浄化は、不気味さ、錯乱、救いなどなどが見事に描かれ、聴かせ上手なマエストロの棒とVPOの美音にほれぼれとする。

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     2013/05/29

    冒頭のファゴットの何と重く暗いことか。この出だしだけで、この曲はこんなにも重く暗い一面があったのかと、あらためて思い知らされた。そして、美しくメランコリックなチャイコ節はうねるように歌われ、聴かせどころへの盛り上げと頂点でのエネルギーの炸裂はすさまじい。カラヤンは全く老いていない。しかし、静かで澄み切ったエンディングは、最晩年のカラヤンの心境を映し出しているかのよう。マエストロとウィーンPOの至芸に、敬意と感謝を表したい。

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     2013/05/27

    天空に弧を描くようなメロディがこの曲の大切な要素と思うが、カラヤンは、大空のどこまでも続く高みを目指すように、誠に壮大にこの旋律線を描ききっている。一方、目のつんだ細かい音符の連続に対して、音価を一音ずつきっちり鳴らし地に足のついたすさまじい前進力を生む。フィナーレのティンパニーの迫力も圧倒的。カラヤンの至芸とBPOの名人芸により、音楽と人間の永遠性が納得させられる。

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     2013/05/24

    パパ・ハイドンがカラヤンにかかると、お父さま・ハイドンになる。押し出しの良い堂々たる演奏。しかし、カラヤンも冗談や小話が好きで、よく団員に披露して笑わせていたと言うから、この演奏でも随所に粋、軽やかさを散りばめている。軽妙洒脱なハイドンならビーチャムが最右翼と思うが、その対極にカラヤンは位置しつつも、ウィーンpoと共に優美でしなやかなハイドンを聴かせてくれる。

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     2013/05/24

    後年のレガートをきかせた演奏に比べれば、ここでのレガートは未だおとなしい。カラヤンのモーツァルト録音の中では「甘さ控えめ」の趣き。美しいメロディに溢れたモーツァルトにレガートたっぷりだと美しさ、流麗さが過剰になるように感じ、私はこの演奏が一番好き。テンポは快適で座りが良い。40番と41番の表情、性格の描き分けも見事。ウィーンPOのモーツァルト演奏に対する自信、信念、伝統とカラヤンの意思が溶け合っての成果ではなかろうか。モーツァルトの2大名曲が素晴らしいコンビによる名演で残されたことに感謝している。

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     2013/05/23

    7番は冒頭の力強い和音の総奏、千変万化するリズムの鮮やかな描き分けなど、前進する力が漲っている。フィナーレではカラヤンの両腕が水車のように回っているのが目に浮かぶ。一方、ウィーンPOらしさに溢れたしなやかさが全曲を彩り、美しさと力感のバランスが素晴らしい演奏に仕上がっている。3番はブラームスの交響曲の中でも柔らかさと美しいメロディに富み、カラヤンとウィーンPOにぴったりの内容と思う。実に情感豊かに美しく聴かせてくれる。BPOとの録音も素晴らしいが、VPOとの味はまた格別。

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     2013/05/22

    ツァラトゥストラは、確か、LP時代としては初めてカラヤンがウィーンPOと組んで出した録音だと思う。これを聴く度にその初登場に感動したことを思い出す。演奏は後のものより、ストレートな推進力を感じる。若きカラヤンではあるが、彼一流の粘り、盛り上げはすでに十分。壮大で美しいツァラを聴かせてくれる。ティルは一口に言って軽妙洒脱、ドン・ファンは豪華絢爛と言う印象だが、いずれも色彩豊かに感興深く、R・シュトラウスの世界を描き切っている。ただ当CDの飛行士・カラヤンの意匠はいかがなものか。どうも音楽の中身とはそぐわないように思うが・・。

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     2013/05/22

    ウィーン・フィルが、2拍目が前にずれるウィンナワルツ独特のリズムを刻み、ウィーン訛りたっぷりに「おはこ」を奏でれば、カラヤンは任せつつも、テンポ、緩急、強弱、入りの呼吸など要所に自身の美学を映してオケをコントロールする。名人同士の「仕事」の成果は誠に美しく楽しい。カラヤン・BPOのコンビによるものより、音楽が自然体で流れ、生き生きとしている。やはりVPOだと味わいが違う。無条件に聴き惚れている。

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     2013/05/22

    カラヤン得意のブラ1。堂々として恰幅のよい出だし。きびきびと音符と音符、楽節と楽節を紡ぐ一方、うねりの大きい盛り上げ。ブラームス特有のしっとりした情感などなど、ウィーンPOの美音とも相まって、何度聞いても大きな感動を抱く。序曲も鋭利さと迫力が渾然となった、緊張感溢れる演奏。

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     2013/05/22

    この名演でドヴォルザーク8番は有名になり、ドボ8とまで称されるようになったのではないか?カラヤン一流のたたみかけるような推進力、たっぷりと歌う旋律線の哀愁と情感。そしてウィーンPOの美音。後年のカラヤン・BPOよりも覇気に満ちているようで、この曲の魅力に聴きほれる。チャイコフスキーも美しいチャイコ節と振幅の大きいダイナミクスが遺憾なく表現され、楽しく感銘深い。録音も十分現役として通用する。カラヤンが50歳代前半にウィーンPOと行った一連の録音はマエストロの録音史の中でもひときわ輝く存在と思う。

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     2013/01/30

    これが噂の名演なのかあ・・・。やっと聴きました。さすがにいいですねえ、ワルターのモーツァルト。好きです。40番は、優美さと緊張感、哀しみが渾然一体となった展開。後年のコロンビア響とのものよりハリがあります。ただ、冒頭の有名なポルタメントは私は少々戸惑いました。ウィーン・フィルがワルツなどでもよくやる芸当ですが、ここまでやられるとビックリ。マエストロ、オケ共に感興にのめりこんでの結果でしょうか?25番はスッキリ、シッカリした味わい。録音は想像以上に良好で聴きやすいと感じました。大いに楽しみましたが、歴史的に一番の名演かどうかと言う点では、浅学の身、判断できません。

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