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トップ > My ページ > はせちょう さんのレビュー一覧
検索結果:9件中1件から9件まで表示
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1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/14
世界トップクラスのソリストを3人揃えてもこうは行くまい。トリオとしての完成度が非常に高い。出るべきは出て、溶けるべきは溶ける自在の演奏。ヴァイオリンとチェロがオクターヴで動くところなどの音量バランスが最高。 曲は(作曲経緯等については不勉強でよく知りませんので、聴いた限りの印象では)作曲者の持ち味が十分に生かされており、何度も聴き込みたくなる曲だ。交響曲などのオケ作品と比べると理解はしにくいし、弦楽四重奏ともまた狙いが違うように感じる。 録音は音像がやや遠く感じるが、気になるほどではない。低音も良く鳴っていると思う。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/13
官能的というよりは、清らかな憧れを描いたような、むしろ爽やかな演奏(乙女趣味的ともいえるかも…)。ヴォカリーズのソリストよりもむしろオケの方が官能的な演奏です。 曲はあえて例えればリヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲のような情景描写に、ベルリオーズの幻想交響曲のような心理描写も盛り込んだ折衷作品。その2曲に匹敵するほどの名曲ではないが、その辺りが好きな人は存分に楽しめると思う。 録音はナクソスにありがちな飽和的な響きで遠い音像。個々のセクションがもう少しはっきり聴こえてほしいところですが、すばらしい曲に出会えたということで、まぁ良しとします。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/12
ジェミニアーニさん、有名なのかどうかは知りませんが、かなり良いです。最初の方は「まぁこんなものかな」と聴いていましたが、後ろに行くにつれて曲が充実してきます!まだまだバロックには良い曲が埋もれていますね。 カペラ・イストロポリターナはナクソスではモーツァルトなどを録音しており、正直あまりパッとしないイメージでしたが、この演奏は文句なしです。ただ古楽器的演奏の走りみたいな時代だったのか、伸ばす音を後押しするのは個人的には好みではありませんが。 最近の高音質のものには及びませんが、録音も優秀だと思いますし、バロック好きの方にはオススメします。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/06
最高!心臓の鼓動音から始まり、叫び声や特殊効果が随所に使われている衝撃作(途中、コンマスがカデンツァみたいな箇所でチューニング(?)してます(笑)よくぞ思いついたな…)。ちなみに、本来のバレエ作品としても大ヒット作らしく、日本でもロングラン公演されているようです。 音楽としてもただのイロモノではなく、確かな技法でかかれており、バロック調で描かれる闇の美しさ(ドラキュラの雰囲気にピッタリ!)や、合唱を伴う大規模な曲まで様々出てきますが、何より全編通して聴きやすいのが特徴(暗いですが)。是非とも部屋の明かりを消して楽しんでください。 演奏や録音状態は、ナクソスによくある「薄い音」と「遠い音像」ですが、他に競合盤もなさそうなんで我慢しましょう。そんなことは小さいことのように思えてくる傑作だと思います。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/02/28
オススメ!ナクソスのヴィオラ・アルバムの中でも屈指ではないでしょうか。世界超一流と言われるヴィオリスト達のアルバムに比肩するほどの内容。曲目も、レパートリーの少ないヴィオラにとっては嬉しいものばかりで、最後のアンコールまでを含めた、個人リサイタルを聴いているかのようなプログラム配置が心憎い。 チェイスさんの音は男性的で分厚く、ピアノにも決して負けない、さりとて雑な処理もなく、ヴィオラらしい音色を存分に味わえます。美しくて線の細い若手とは明らかに一線を画します。ただし個性は強いので、表現の好き嫌いは分かれるかもしれません。 録音はヴィオラの魅力を伝える優秀なもの。エンジニアがヴィオラのことを良く分かってくれているのでしょう。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/02/25
今井信子さんも弾いていて結構知名度があると思われるクラークの、ヴィオラソナタ以外の曲も集めたアルバム。全体的にしんみり聴かせるなかなかの佳曲揃い。 演奏の方は、メインプログラムのはずのソナタがイマイチで、わざとなのか、技術的問題なのか、ポルタメントの多用が鼻につく。録音バランスも酷くて、2楽章のフォルテなどピアノしか聴こえない始末…。 他の小品はそこまで感じないので、素直に楽しめるが、ドゥムカのヴァイオリンは例外。「俺が主役」的どぎつい音で、(このアルバムでは主役のはずの)ヴィオラと全く溶け合わない。これも録音バランスの問題かもしれないが。 このままだと酷評で終わってしまいそうだが、実は最後のクラリネットとのデュオが名演!新古典主義的楽想でよく分からないのだが、ぐいぐい引き込まれる。2人の奏者の作り出す緊張感、空気感が他の曲とは段違いで、演奏、録音ともに同じアルバムとは思えない出来の良さ! 中間の小品群と最後のデュオの魅力で星4つとしておきます。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/02/17
このソリスト陣がナクソスに登場とはすごい!いわゆる現代曲の中ではかなり聴きやすい部類で、金管セクションの刺激的な響きや、変わった打楽器によるリズムが特徴です。個人的にはもっと横に流れるようなメロディがあると良かった…。 「ディローグ」は比較的にぎやかで、つかみはバッチリといったところ。チェロ協奏曲は他の2曲に比べると目立たない印象。曲、演奏ともに一番は「伝説」でしょうか。ソリストの実力を生かしきれているかどうかも、曲の出来に比例している、という感じです。 作曲者自身が指揮しており、オケのサポートは言うことなし。録音もナクソスにしてはくっきりとしており秀逸だと思います。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/01/28
知られざる作曲家たちの作品集ですが、どの曲もヴィオラの魅力を引き出している佳曲ぞろいです!聴き込むほどに良さが分かります。 最近の「注目の若手」的なヴィオラ奏者は、音程やリズムは正確でも、端正で線の細いものが多いですが、この奏者はベテランの風格という感じでヴィオラらしい自然な響きを出してくれています。 録音に関して、ヴィオラとピアノの組み合わせはヴィオラがどうしてもピアノに押され気味になってしまうのは仕方ないでしょう。それも特に気になるほどではありません。 星4つにしましたが、5に近い4だと言っておきます。それにしても、ヴィオラ弾きぐらいしか買わないでしょうね。このCD…。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/01/23
このような素敵な曲が一般的にあまり知られていない(と感じる)とは驚きです。特殊調弦のバロック・ヴァイオリン、オルガンやリュートという編成のため、生演奏の機会が少ないからでしょうか。 このCDは雰囲気のあるジャケットに惹かれて購入。他の演奏と聴き比べたわけではないですが、特に挑戦的な要素は感じず、素直で心にすっと入ってくる演奏でした。全体のアンサンブルという観点から、ヴァイオリンとオルガン以外がもっと出てきても良いかなとは思いました。ビートを利かせた熱い演奏が好みの人には物足りないかもしれません。 録音は優秀。教会での録音らしく、残響の具合も曲にマッチしていて良いと思います。
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