CD 輸入盤

ケクラン:ヴィオラ・ソナタ、トゥルヌミール:3つの組曲、ブレヴィル:ヴィオラ・ソナタ スティーヴン・ダン

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ACD22519
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Canada
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

フランスの知られざるヴィオラの名曲

ドビュッシーやラヴェルらと同時代で、フランス近代音楽史に埋もれがちな作曲家3人、ケクラン、トゥルヌミール、ブレヴィルのヴィオラ作品集。
 3人の中でも最も演奏される機会の少ない作曲家ピエール・ド・ブレヴィル[1861-1949]は、外交官としてのキャリアが用意されていましたが音楽への情熱が抑えられず、その道の勉強を断念して19歳の時にパリ音楽院に入りテオドール・デュボアに学びました。しかしセザール・フランクの作曲コースから外されしまい、20歳からの3年間ヨーロッパ各地を旅して、ワーグナー、リスト、ブルックナー、グリーグらと面会、彼の音楽人生に影響を与えます。その後の経歴は、37歳の頃にはスコラ・カントルム音楽院で対位法を教え(1898〜1902)、53歳でパリ音楽院の室内楽作曲コースで教鞭をとり(1914〜1918)、ヴァンサン・ダンディによって設立されたセザール・フランク音楽院の創立者の一人として名を連ねています。またフランクの未完のオペラ『ジゼル』の補筆にも携わっています。そして評論家としてフランクの伝記を出版し、音楽界で多方面に活躍しました。作曲家としてはオペラ、バレエ、105の歌曲、合唱、5つのピアノ・ソナタ、そして様々な楽器のためのソナタを残しています。ここに収録されているヴィオラ・ソナタは、ロマン的な響きが美しくヴィオラの美質を存分に表現しています。
 ケクラン[1867-1950]のヴィオラ・ソナタは4楽章形式で3つの中で最も規模の大きな作品。神秘的な響きでケクラン独特の瞑想的な雰囲気が感じられる曲です。またトゥルヌミール[1870-1939]はフランクとメシアンに教えを受け、師匠フランクと同様ドイツ・ロマン派の影響を受けつつ、フランスの響きを湛えた作風。この『3つの組曲』は、彼が27歳の時の作品。生き生きとした躍動感溢れるメロディーが印象的な曲です。
 演奏はバンクーバー出身のスティーヴン・ダン。使用楽器は1780年製作の名器ガリアーノです。(キングインターナショナル)

【収録情報】
1. ブレヴィル:ヴィオラとピアノのためのソナタ
2. ケクラン:ヴィオラとピアノのためのソナタ Op.53
3. トゥルヌミール:3つの組曲 Op.11

 スティーヴン・ダン(ヴィオラ)
 ジェームズ・パーカー(ピアノ)

 録音時期:2011年5月
 録音場所:カナダ、ケベック州、Francoys-Bernier Hall
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 世界初録音:1,3

収録曲   

  • 01. ModR
  • 02. TR.S ModR, Presque Lent
  • 03. Un Peu Vite
  • 04. Adagio - TR.S Lent
  • 05. Scherzo - Allegro Molto Animato E Agitato - Andante - Molto Tranquillo E Espressivo
  • 06. Final - Allegro TR.S ModR, Mais Sourdement Agit
  • 07. Allegro Ben Moderato
  • 08. Largo
  • 09. Allegro

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
 知られざる作曲家たちの作品集ですが、ど...

投稿日:2021/01/28 (木)

 知られざる作曲家たちの作品集ですが、どの曲もヴィオラの魅力を引き出している佳曲ぞろいです!聴き込むほどに良さが分かります。  最近の「注目の若手」的なヴィオラ奏者は、音程やリズムは正確でも、端正で線の細いものが多いですが、この奏者はベテランの風格という感じでヴィオラらしい自然な響きを出してくれています。  録音に関して、ヴィオラとピアノの組み合わせはヴィオラがどうしてもピアノに押され気味になってしまうのは仕方ないでしょう。それも特に気になるほどではありません。  星4つにしましたが、5に近い4だと言っておきます。それにしても、ヴィオラ弾きぐらいしか買わないでしょうね。このCD…。

はせちょう さん | 三重県 | 不明

0

室内楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品