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Review List of WM-102 

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     2021/04/10

    「隠蔽捜査シリーズ」の第8弾です。警察庁のキャリアである
    竜崎署長が神奈川県警刑事部長に就任した初めてのお話。
    さすがに最初は苦戦していましたが、徐々に合理性を貫く
    姿勢を取りもどします。
    おもしろかったです。竜崎部長の今後の活躍に大いに期待できます。

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     2021/04/10

    少々中途半端ですが、おもしろかったです。ヒロインの
    高級料亭の若女将が魅力的でした。
    どちらかといえば、主人公である大学生の今後の活躍
    が楽しみですので、続編に期待します。

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     2021/04/10

    とてもおもしろかったです。
    今野先生の刑事シリーズではもっとも理性的で出世頭である
    樋口警部。今回も自身の判断を冷静に検討しつつ、難しい捜査を
    やりとげました。
    樋口警部補が警部になって3作目だと思います。他の刑事シリーズ
    と違って、あまり現場にでず捜査本部で指揮をとるのが特徴です。
    また今回は、珍しく樋口警部の直属の部下が登場しました。シリーズ
    をまたいで登場する田端捜査一課長も活躍します。

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     2021/04/10

    「姉ちゃんシリーズ」の第4弾です。益田先生の作品は、セリフや
    絵以外にも考えさせられるところが多いのですが、このシリーズは
    姉と弟の会話がストレートにおもしろいです。
    姉の話に弟があきれたりムッとしたりすることが多い中、
    たまに納得しているところがいいですね。

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     2021/04/10

    樋口先生の作品で私が読んだものは、主人公の一人語りばかりです。
    この作品では、主人公以外の3人が代わる代わる一人語りをする
    ので、いつものハードボイルド感が薄まり、逆に新鮮でした。
    とはいえ、セリフの一つ一つが気が利いていて、やっぱりおもしろい
    です。
    主人公の卯月警部補、最後は念願がかなうのですが、果たして卯月
    シリーズはこれにて終了でしょうか。私としては柚木探偵シリーズ
    と同様に長いシリーズにしてほしいと思います。

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     2021/04/10

    とてもおもしろかったです。特によかったのは
    「日本以外ではあまり食べられない生き物たち」のコーナー
    でした。
    この本は、単に変わった食材をおもしろおかしく紹介する
    だけではなく、食文化の多様性、食品の安全性、環境保護など
    についてもわかりやすく触れています。

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     2021/04/10

    映画コメディも第7弾、今回も絶好調です。
    ネタの仕込み方、笑いのツボがさらにヒートアップしています。
    それにしても、実家の問題を「エイリアンVSプレデター」に
    突っ込むとは、ネタが冴えまくっています。
    そして今回は久しぶりに新キャラクターが登場しました。
    「モジャラ」です。モジャラが登場する話は上下編ですが、主人公真知子とモジャラの時を超える友情に、ものすごく感動しました。

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     2021/04/10

    上下巻を合わせた感想です。とても読み応えがありました。
    上下巻のうち、半分以上が太平洋戦争の話に割かれています。
    直接的な破壊行為はもちろん、戦争という状況がもたらす
    人々の自由や判断力を奪う行為にも重点を置いています。
    私はこういう話は苦手ですが、どんどん引き込まれました。
    太田先生の問題意識とエンターテイメント性が絶妙なバランスを
    とったからだと思います。
    新しい作家を読むのは久しぶりでしたが、おもしろかった
    です。

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     2021/04/10

    世界観を表す用語がなかなか頭に入らずに、読み続けるのに苦労しました。
    最終章はダイナミックな展開になり、さすがSFの山田先生だと
    思いました。
    ただし、その世界観は10%くらいしか理解できていません。
    読書は、作者だけではなく読者にも努力を要求する場合があります。この作品は
    まさにその最たるもの。1回で理解できなければ2回、3回と読み直す
    のが、この作品への正しい接し方だと思いました。

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     2021/04/10

    森先生の短編集はこれまでにも読んでいましたが、まさか
    ショートショートとは思いませんでした。その分、森先生の
    作品がたくさん読めるということになり、とてもお得です。
    何気ない日常の1コマを切り取ってユーモアに描く森先生の
    表現力がさすがです。とてもおもしろかったです。

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     2021/04/10

    ひょっとして、最初から作者に騙されているのか、という気がしていました。
    例えるなら、横溝正史先生の「夜歩く」(金田一耕助シリーズ)
    とか乾くるみ先生の「イニシエーション・ラブ」のような。
    また、早いペースで読み進むことができ、おもしろかったとは思うのです。
    しかし、大変後味の悪いお話でした。
    個人的にはかなり残念なお話でした。

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     2021/04/10

    自宅近所の駅にやってくる身近なツバメですが、詳しい生態は
    ほとんどわかっていないそうです。
    それでもこの本は、日本に滞在しているツバメの子育ての
    様子や人間社会との関係がわかりやすく説明してくれています。
    また写真がとても多いです。機能美にあふれた飛行の姿などが
    見所です。とてもよかったです。

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     2021/04/10

    語り部や犬猫がたくさんいるところ
    など、「東京バンドワゴン」シリーズとよく似ています。
    しかし、次の点で異なっています。

    語り部(女性):
    「駐在日誌」:主人公で、普通に生活中。
    「東京バンドワゴン」:主人公ではなく、故人。

    家族:
    「駐在日誌」:夫とふたり暮らし。
    「東京バンドワゴン」:大家族。

    このためか、「駐在日誌」は事件の規模のご近所度が高いです。
    しかし、「大きな優しさで罪を裁く」という小路先生独特の
    世界観は、この作品にもしっかりと描かれています。
    第3弾もあると思うので、楽しみです。

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     2021/04/10

    相対性理論やブラックホールに関する本は、何冊読んでも
    全く理解できません。しかし、相対性理論が描き出す不思議な世界
    は、現実を取り巻いている世界そのもので、おもしろいです。
    この本では、ブラックホールより相対性理論の基礎的な内容を
    わかりやすく書いてくれています。残念ながら理解はできません
    でしたが、また挑戦したいです。

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     2021/04/10

    大人っぽい話と越谷先生らしいリリカルな話が上手に
    配分された短編集です。
    最後は落語を使った人情話でした。どちらもあまり興味は
    ありませんが、思いのほかよかったです。

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