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焦眉 警視庁強行犯係・樋口顕

in Konno

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344036017
ISBN 10 : 4344036018
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2020
Japan

Content Description

東京都世田谷区の住宅街で投資ファンド会社を経営する中年男性が刺殺され、捜査一課の樋口顕も現場に急行した。警視庁が特捜本部を設置すると、東京地検特捜部の検事・灰谷卓也が現れる。灰谷は野党の衆議院議員・秋葉康一を政治資金規正法違反容疑で内偵中だった。秋葉は殺された男性と大学時代から親しかったらしく、殺害現場付近の防犯カメラには秋葉の秘書が映ってもいた。それらの事実だけを理由に灰谷は秘書の身柄を拘束。樋口は証拠不充分を主張するも、灰谷は独断で逮捕に踏み切ってしまう……。自己評価が低く、上司の顔色を窺い、部下を気遣い、家族も大切にする――等身大の刑事の生き様を照らし出す人気シリーズ、最新作。



[著者について]
1955年、北海道三笠市生まれ。上智大学在学中の1978年に「怪物が街にやってくる」で問題小説新人賞受賞。卒業後、レコード会社勤務を経て、執筆に専念する。2006年、「隠蔽捜査」で吉川英治文学新人賞、08年、「果断 隠蔽捜査2」で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞をダブル受賞。17年、「隠蔽捜査」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞する。

【著者紹介】
今野敏 : 1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年、「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞。東芝EMI勤務を経て、82年に専業作家となる。2006年、『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞を受賞。08年、『果断 隠蔽捜査2』で第21回山本周五郎賞ならびに第61回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞。17年、「隠蔽捜査」シリーズで第2回吉川英治文庫賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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とてもおもしろかったです。 今野先生の刑...

投稿日:2021/04/10 (土)

とてもおもしろかったです。 今野先生の刑事シリーズではもっとも理性的で出世頭である 樋口警部。今回も自身の判断を冷静に検討しつつ、難しい捜査を やりとげました。 樋口警部補が警部になって3作目だと思います。他の刑事シリーズ と違って、あまり現場にでず捜査本部で指揮をとるのが特徴です。 また今回は、珍しく樋口警部の直属の部下が登場しました。シリーズ をまたいで登場する田端捜査一課長も活躍します。

WM-102 さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    新型コロナウィルス対策購入シリーズ第29弾、今野 敏は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。樋口顕シリーズは3作目です。内容は安定していますが、可もなく不可もなしでした。いずれにしても検察が忖度をしてはいけません。本書で「焦眉:まゆげを焦がすばかりに火が迫るように、危難が迫ること。」という言葉を憶えました。

  • 旅するランナー

    樋口顕シリーズE。一般的に正しいかどうかではない。自分にとって正しいかどうかだ。それが樋口の判断基準だ。今回、正義の人樋口が挑む事件は、ファンド会社社長の殺人。果たして公職選挙法違反と繋がっているのか? 警察と検察がガッツリ対立する。特捜検事の暴走によりタイムリミットが刻まれる形となり、犯人捜査に緊迫感がガッチリ生まれる。政治的忖度も描いて、今野先生の批判精神もガッシリ感じられる。

  • いつでも母さん

    久しぶりのヒグッちゃんシリーズの新刊。上に忖度した東京地検の検事2人のおかげで樋口たちの捜査はすんなりとはいかない。半ば過ぎまでジリジリした思いだったが、読後感はいい。「政治は理想のためにあるのではないですか?」パワーゲームの世界に生きる議員に樋口が言った言葉だが、今は何となく虚しく響くなぁ・・(汗)

  • やま

    警視庁強行犯係・樋口顕6作目 2020.04発行。字の大きさは…小。 警視庁強行犯第3係・樋口顕係長の活躍を描いた物語です。 此度は、投資ファンド社長の刺殺事件を解決したい刑事と、この事件を利用して此度の選挙で初当選した野党の衆議院議員・秋葉康一を、無理やりにでも議員辞職に追い込みたい東京地検特捜部検事との対立のなか樋口係長が、いい味を出して事件解決に進んで行きます。 🌿続く→

  • 初美マリン

    珍しく政治色が強いこと、余りに検察の横暴に嫌気がさしていたが、各場所で光る人々がいて最後はスカッとしました。

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