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Ichirokagawa さんのレビュー一覧 

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     2022/03/11

    藤岡幸夫がCHANDOSレーベルに録れた吉松隆作品集の第1集にあたるもの。安定のCHANDOSサウンドは健在で、BBCフィルを駆使して吉松ワールドを漏れなく再現する。この後もシリーズは続いたが、このことは画期的なことである。収録されているのは、交響曲第2番、ギター協奏曲「天馬効果」、弦楽オケとピアノのための「朱鷺に寄せる哀歌」の3曲。第2交響曲は、1楽章と2楽章が出色の出来栄え。ギター協奏曲は、ギターを担当するオグデンのスピード感溢れる演奏が見事。「朱鷺に寄せる哀歌」は、弦楽オケの瑞々しい響きに寂寥感を掻き立てられる。この作品はいつ聴いても感動する。

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     2022/03/11

    山下和仁さんのギターによる日本人作曲家による協奏曲2題。
    ジャケットは、吉松隆さんの「天馬効果」をイメージしたものであろうが、聴いて印象が強かったのが、野田暉行さんの作品の方であった。まるで、ギターとオーケストラによる表現の可能性に賭けたかのように聴こえる。山下和仁さんの、阿修羅のような演奏に圧倒される。吉松隆さんの作品は、初期の頃のナイーブさが却って新鮮だった。尾高忠明さん指揮の東京フィルのバックアップは完璧である。

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     2022/03/09

    馬込勇さんのファゴットをソロとする協奏曲2題。吉松隆さんの「一角獣回路」は、作風としては「平清盛」を彷彿とさせるものだが、ファゴット独特のとぼけた感じの音色とバスドラムの爆音で、ただならぬ雰囲気を醸成している。西村朗さんの「タパス(熱)」は、この人特有のソノリティとリズム・オスティナートによって、先の見えね緊張感を生み出す。こちらの方が妖しい感じが強く、ファゴットにもテクニカルな要素が多い。馬込勇さんの演奏が光るが、円光寺雅彦さん指揮の仙台フィルの緊密なアンサンブルも凄い。

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     2022/03/09

    吉松隆さん編曲の「タルカス《オーケストラ版》」は、最初からノリノリの演奏で、クライマックスはボルテージ・マックス。黛敏郎さんの「BUGAKU」は、濃密なオーケストレーションで黛ワールドを漏れなく再現している。ドヴォルザークの弦楽四重奏曲『アメリカ』を吉松隆さんが編曲した「アメリカRemix」は楽しい作品。オケもリラックスして演奏している感じ。吉松隆さんの「アトム・ハーツ・クラブ組曲第1番」は、室内楽バージョンをこの前聴いたが、オーケストラでやった方がしっくりきた。作品の良さがよく分かる。全編を通じ、藤岡幸夫さん指揮する東京フィルの熱演が光る。ライヴ当日の聴衆が羨ましい。

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     2022/03/08

    ホロヴィッツはこの録音の翌日に亡くなったらしいが、この録音を聴く限り、死の影は全く感じられない。そもそも、この録音の楽曲すべてが初録音ということから、まだまだ好奇心なり録音に対する意欲があったということになる。流れ出る響きは潤いに満ち、枯れた印象は全くない。アルバムのラスト、トリスタンとイゾルデからの「イゾルデの愛の死」はひときわ美しく、胸を打つ。

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     2022/03/08

    吉松隆さんの「忘れっぽい天使」は、いかにも現代音楽ぽくて、崎元譲さんのハーモニカもめちゃくちゃアグレッシブ。個人的にいちばん好きな「4つの小さな夢の歌」も、ひと味違ってとても良かった。バックのピアノ、ギターやアコーディオンなども文句なし。

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     2022/03/08

    吉松隆さんの「デジタル・バード組曲」を目当てに聴いたが、クロード・ボラン作曲の「フルートとピアノのための組曲」がめちゃくちゃに楽しめた。親しみやすいメロディとバラエティに富んだ楽想。中川昌巳(三)さんのフルートも、各種取り替えて多彩。ギターとピアノのバックも万全。おすすめの一枚。

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     2022/03/05

    吉松隆さんの室内楽作品集。河村泰子さんが中心となったピアノトリオによる「アトム・ハーツ・クラブ」は、一風変わったロックである。ストリングスがヒステリックにがなりたてる。一聴の価値あり。他の作品は比較的穏やかと言える。

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     2022/03/05

    福田進一さんのギターによる、吉松隆さんの作品集。
    別のCDのレビューで、ギターはメロディとトレモロで成り立っていると言ったが、福田進一さんはメロディしか弾いていない。ギターの響きが良く捉えられた録音のため、トレモロは必要でなかったのかも知れない。アレンジも巧みで、ハーモニカが上手く使われていて、ひときわ胸に沁みる。曲の配置も良く考えられていて、久しぶりに満喫出来たアルバムだった。

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     2022/03/04

    舘野泉さんの左手のための曲集を初めて聴く。最初の「アイノラ抒情曲集」、本当に左手だけで弾いているのか、と思った。舘野泉さんに捧げられた左手のための作品だから?吉松隆さんは凄いと思う。こんな表現が出来るのなら、別に左手だけでピアノを弾いても十分ではないのか?そもそも両手で弾くこと自体、オーバーなのかも知れない。他に、「ゴーシュ舞曲集」と「3つの聖歌」が左手による演奏。「4つの小さな夢の歌」と「子守歌」は、平原あゆみさんとの三手による演奏。三手になると、ハーモニーがだいぶ豊かになる。なお、「プレイアデス舞曲集」は平原あゆみさんひとりの演奏。

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     2022/03/04

    ピアニシモにふたつの意味があるとは、ジャケットを開くまでは全然考えたこともなかった。最も小さな音、そして最もピアノらしい音。田部京子さんによって奏でられる、聖母、子守歌、そして夢。心穏やかなとき、そして心穏やかになりたいときにも、もちろん聴きたい。

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     2022/03/01

    外囿祥一郎さんのユーフォニアムによる協奏曲3題。伊藤康さんのユーフォニアム協奏曲、三枝成彰さんのトランペット協奏曲のユーフォニアム・ヴァージョン、村田陽一さんのユーフォニアムと吹奏楽のための「ウインズ」。いずれも初めて聴く作品だが、驚異的レベルの演奏である。繰り返し鑑賞したくなる。航空自衛隊航空中央音楽隊の熱演が大いに貢献している。

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     2022/03/01

    外囿祥一郎さんのユーフォニアムは、低域から高域まで非常にスムーズで音質もビロードのよう。技巧面はなんらのストレスも感じさせない。選曲的に、オリジナル作品は良いが、編曲ものはある程度表現の限界も感じる。その中でも、吉松隆さんと武満徹さんの作品は非常に美しい。藤原亜美さんのピアノはやや音色が明るく聴こえる。

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     2022/03/01

    二十絃箏の響きは、まるでハープの様な開始だったが、技法が異なるので聴いたことのない、まさに夢をみている様な趣き。吉松七重さんは二十絃箏の第一人者だと知る。「昴の舞」では十三絃箏に替えての演奏。吉松隆さんの作品に箏は打ってつけだが、十三絃箏は軽やかさが際立つ。この曲は田村法子さんが二十絃箏を弾いている。「水幻譜」は福田輝久さんの尺八が大活躍。この楽器も吉松作品にはよく合う。

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     2022/03/01

    吉松隆さんが山下和仁さんのために作曲したギター独奏作品集。個人的には、ギターで吉松隆さんの作品を弾くのは難しいように思える。ギターは、メロディーとトレモロのバランスで成り立っているようなものなので、トレモロの良し悪しで聴いた印象が全く異なる。山下和仁さんの演奏は、吉松隆さんが山下和仁さんのことを良く知っているように、吉松隆さんの作品を良く理解していると感じる。吉松隆さんの作品をギターで演奏するのは、山下和仁さん以外は困難ではないかと思う。

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