CD

夢詠み〜二十絃箏のための作品集 吉村七重、福田輝久、田村法子、山口多嘉子

吉松 隆(1953-)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CMCD28246
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

二十本の絃が詠む 歌の記憶、水の幻、星たちの夢
吉松隆が二十絃箏の第一人者、吉村七重と再び共演。


これはもはや邦楽ではない。20本の絃が静かに凛と詠むのは幻想四次元の宇宙に響く星たちの夢だ
 2012年大河ドラマ「平清盛」の作曲家、吉松隆が二十絃箏の第一人者、吉村七重と再び共演。吉松隆の世界が日本伝統楽器によって幻想的に響きます。
 ドラマの最後「紀行」コーナーで流れる音楽「夢詠み」オリジナル版もカップリング。(CAMERATA)

【収録情報】
吉松隆:
・夢詠み Op.110(2010)〔壱ノ夢/弐ノ夢/参ノ夢/四ノ夢/五ノ夢〕
・昴の舞(1986/2006)〔5月の夢の歌/11月の夢の歌/緑の円舞曲/過去形のロマンス/真夜中のノエル/前奏曲の記憶/さりげない前奏曲/球形のロマンス/東に向かう舞曲〕
・水幻譜 Op.38(1989)〔I.泉(いずみ)/II.沢(さわ)/III.淀(よどみ)/IV.溪(たに)/V.流(ながれ)〕
・夢返し(1994)〔聖歌(ひじりうた)/祝歌(いわいうた)〕

 吉村七重(二十絃箏/十三絃箏)
 田村法子(二十絃箏)
 福田輝久(尺八)
 山口多嘉子(パーカッション)

 録音:2011年5月/埼玉

【吉松隆(作曲)】
1953年東京生まれ。少年時代は手塚治虫のような漫画家か、お茶の水博士のような科学者になろうと思っていたが、中学3年の時に突然クラシック音楽に目覚め、慶應義塾大学工学部を中退後、一時松村禎三に師事したほかはロックやジャズのグループに参加しながら独学で作曲を学ぶ。1981年に『朱鷺によせる哀歌』でデビュー。以後いわゆる「現代音楽」の非音楽的な傾向に異を唱え、調性やメロディを復活させた「新(世紀末)抒情主義」および「現代音楽撲滅運動」を主唱、交響曲5曲や協奏曲10曲を始めとするオーケストラ作品を中心に、『鳥のシリーズ』などの室内楽作品、『プレイアデス舞曲集』などのピアノ作品のほか、ギター作品、邦楽作品、舞台作品など数多くの作品を発表。その作品は国内および海外で数多くCD化され、1998年からはイギリスのシャンドスとレジデント・コンポーザーの契約を結び全オーケストラ作品が録音されるなど、クラシックというジャンルを越えた幅広いファンの支持を得ている。
 評論・エッセイなどの執筆活動のほか、FM音楽番組の解説者やイラストレイターとしても活躍中で、著書に「図解クラシック音楽大事典」(学研)、「夢みるクラシック交響曲入門」(筑摩書房)、編著書に「クラシックの自由時間」(立風書房)などがある。(CAMERATA)

【吉村七重(二十絃箏)】
従来の古典箏曲と共に1971年から新しい表現を求めて二十絃箏を手掛け日本を代表する演奏家として活躍。この楽器のスペシャリストとして、独奏曲からオーケストラとの協奏曲まで多くの作曲家との共同作業を展開し100曲を超える作品を初演。特に同年代の作曲家、西村朗、吉松隆、また湯浅譲二、木下正道など幅広い年代の作曲家の協力を得て1988年からはじめた委嘱作品によるリサイタル・シリーズは高い評価を受け、1992年文化庁芸術祭賞、1993第三回出光音楽賞、1994第一回日本伝統文化振興賞、1999中島健蔵音楽賞、2010年には第19回朝日現代音楽賞、平成21年度芸術選奨文部科学大臣賞をダブル受賞。
 1986年国際交流基金他の助成による海外でのコンサートを皮切りに、現在に至るまでヨーロッパ、北、中、南アメリカ、アジア、中東諸国での音楽祭等にソリストとして招聘され、日本文化の紹介、国際交流に大きな貢献を果たしている。プラハの春音楽祭、ISCM世界作曲家会議、多くの現代音楽祭、カーネギー・ホール100周年への出演、ゲヴァントハウス管200年祭などオーケストラとの共演も展開している。
 古典から現代まで多くのCDがカメラータ・トウキョウ他からリリースされており、2000年からはcelestial harmonies社(U.S.)〈The Art of KOTO Nanae Yoshimura〉をVol.4まで発売。
 日本現代箏曲研究会代表として「邦楽展」演奏会他を企画、若手演奏家の育成と新作の開発に努め、成果をあげている。(CAMERATA)

内容詳細

邦楽の作法や型についての予備知識なしに、素直に二十絃筝の豊かな響きに浸って楽しめる吉松流ジャパニーズ浪漫。夢、幻、水の流れといった言葉に事寄せて、西欧近代のビジュアルな音意匠と、筝といえばという和の音イメージを巧みにさりげなく援用して、障りなく心地よく想いに耽らせる。(中)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

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二十絃箏の響きは、まるでハープの様な開始...

投稿日:2022/03/01 (火)

二十絃箏の響きは、まるでハープの様な開始だったが、技法が異なるので聴いたことのない、まさに夢をみている様な趣き。吉松七重さんは二十絃箏の第一人者だと知る。「昴の舞」では十三絃箏に替えての演奏。吉松隆さんの作品に箏は打ってつけだが、十三絃箏は軽やかさが際立つ。この曲は田村法子さんが二十絃箏を弾いている。「水幻譜」は福田輝久さんの尺八が大活躍。この楽器も吉松作品にはよく合う。

Ichirokagawa さん | 香川県 | 不明

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人物・団体紹介

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吉松 隆(1953-)

1953年東京生まれ。慶應義塾大学工学部を中退後、一時松村禎三に師事したほかは、ロックやジャズのグループに参加しながら独学で作曲を学びます。1981年に「朱鷺によせる哀歌」でデビュー。いわゆる「現代音楽」の非音楽的な傾向に反発した「世紀末抒情主義」を主唱し、5つの交響曲、5つの協奏曲、オーケストラのための<鳥の四部作>を始めとする室内楽作品、<モノドラマ>などの舞台作品、邦楽曲など多くの作品を発表

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