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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/11
いたずらしたり、家出したり、そんなやんちゃなところから、殺人や大金もあり、海賊団を作ったり、冒険に出たくなる。こどもの頃を思い出しながら、これからの冒険を夢に見る。これほど有名な本、思っていたストーリーとは違って、やや読みにくいが、さまざまな表現が、さすが著名本である。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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全編に渡り黒人奴隷への親しみは感じるが、端々の描写に”奴隷は奴隷、白人は白人”という線引きを感じる。 時代の限界なのだろうが、読んでいて不快感は拭えない。 当時南部の白人が黒人奴隷をどういった目で見ていたのかの一例が知れてよかった。
本作を含む、いわゆるヨクナパトーファサーガに括られる一連の作品(「響きと怒り」「アブサロム、アブサロム!」など)は その後の世界中の文学に影響を与え続ける傑作です。 ガルシア・マルケス、チャットウィン、クロード・シモンなど、ある場所や物に重層的に刻まれる歴史の物語が好きな方は必読です。
「恐ろしい物語」というより、「陰惨だが、よく分からないエネルギーを感じる物語」でした。 ノーベル文学賞の作品をあまり読んだことがないな、ちょっくら読んでみるか、と高校時代にチャレンジして敢え無く挫折してから20年。 30代半ばで読破しましたが、それほど読みづらくは感じませんでした。この作品の前に『アブサロム、アブサロム!』を読んでいたのも 大きかったかも知れません。言うまでもなく、あちらの一大叙事詩とはまた違った趣の作品です。 「今、何が起きているんだ?」と疑問を抱かせつつ先を読ませて、物語の焦点を絞っていくフォークナーの手法に慣れるまでが大変ですが、 慣れれば勢いで読めました。登場人物が時々上手いこと言うなあ、という箇所がいくつかあるのも読書を助けてくれます。 ただいまだにテンプルの心情がうまく理解できない、ベンボウは本当に負けたのか、など疑問点もあるので、いつの日かまた再読したいです。
僅か10pの超短編の中にもフォークナーの独特の奥行きと陰湿さが感じられる。肥った醜い男の若く美しい妻への嫉妬。彼が勤勉で真面目であるほどに、嫉妬が嫌悪に変質し、殺気に昇華する様は、冷酷にすら映る。展開がシンプルで短いが故に、異様な恐怖を覚えてしまう。
短編なのですぐに読め、読みがいがあります。 コンビニ等で見掛ける5分で読める短編集を集めた文庫本を 読むくらいならば、名作を読むことをお勧めします。
古今東西、短編の名手と呼ばれる作家は多いですが、 その中でもO.ヘンリーは名手の中の名手です。 いわゆる古典に近い位置づけですが、 現代小説にない面白さがあります。
全部で23編の短編が収められています。オー・ヘンリーの短編の魅力の一つに、落ち、結末の味わい深さが挙げられますが、本書ではそれが十分に味わえます。以前読んだ経験のある作品も多いのですが、改めてそれぞれの作品の良さを知った思いです。 本書では、性格の異なる作品を選択し、それぞれ巧みな構成・順序の配列をし、一つひとつの作品が際立った光を放っています。他社から発刊されているものとは味わいの異なる短編集となっています。オー・ヘンリーを初めて読む方にはもちろん、読んだことのある方にもお勧めの1冊です。 27人のお客様がこれが役に立ったと考えています
アメリカの小説家、短編の名手オー・ヘンリーの短編集です。 思わず、うなりたくなるようなよくできた短編から、今一つよくわからない短編まで、玉石混交な短編集なのかなぁと思いました。アメリカ人が書いた短編集ですが、言ってみれば、ニューヨーク版落語集なんじゃやないかと読んでいて思いました。アメリカの街に住む市井の人々の生活の中にある人間くさいエピソードをつづっているように思いました。 「警官と讃美歌」「賢者の贈り物」「アイキー・シェーンスタインの惚れ薬」は、面白かったし、よくできたお話だと思いました。特にこの短編集のタイトルでもある「賢者の贈り物」は、作り話だとわかっていても、心憎いほど甘いラブロマンスだなとニヤリとしてしまいます。 解説も良くて、作者や作品解説がしてあって、この数奇な作者への読者の興味を引き出していると思います。全体として面白かったので、評価は星5つとしました。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/10
1954年にHillary Waughの書いた『A Rag and a Bone』の翻訳。 著者の長篇第5作という、比較的初期の作品。 ニューヨーク郊外の中規模都市を舞台とした警察小説。捜査の過程が重視されており、調べが進むに連れ、どんどん「事実」が明らかになり、最後に意外な真実へ到達するという展開に読み応えがある。 やや不満が残る点もあり、名作とはいいがたいが、ウォーののちの作品とのつながりも濃く、読む価値のある一冊と思う。
現代、しかもミステリーの系譜に何ら興味のない私が読むと、何がそんなに面白くて名作扱いなんだろうという感じでしたが、警察官が捜査をするさまを丹念にえがいてミステリーとしたのはこの作品がはじめだとか。 そう聞くと、当たり前のことだけれどもだれも目をつけていないジャンルってまだまだあるのかなと思ったり。
ミステリーの楽しみが味わえる傑作だと思います。ひらめきや情緒が皆無とは言えませんが、この本に捕らわれた時間は、実に楽しいものでした。 同じような本に、 ’ポンスン殺人事件’ /クロフツ・創元文庫 がありますので、よろしかったら、手に取ってください。
『ながい眠り』を先に読んでいたので、ウィルクスが部長刑事なのに署長のフェローズとタメ口なのは 少し気になったが、これはむかし早川書房で出ていた吉田誠一氏の訳をそのまま用いているためらしい。 いずれ法村里絵氏による新訳版も出版してほしいな、とも思う。
「荒野を目指した時もあったが、文明的なエリアで愚かな死を死んだ」を『荒野へ』にまとめることは、(エセの誹りは免れないにしても)冒険者に対する冒涜であり裏切りであろう。他人の人生の上っ面や人づてから得られるものなど全くない。それを再確認できたという価値はあった。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/10
一言でいって、ヘミングウェイは短編小説でも傑作を残しているんだと感じました。 また、単純にハードボイルドな小説ばかり書いているのでないことも分かりました。 本書に収められている短編では、「何を見ても何かを思いだす」が一番印象に残りました。 本当に短い話ですが、自分が育てた息子を何とも言えない形で失った悲哀というものを感じます。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
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