アーネスト・ヘミングウェイ

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蝶々と戦車/何を見ても何かを思いだす ヘミングウェイ全短編 3 新潮文庫

アーネスト・ヘミングウェイ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784102100127
ISBN 10 : 4102100121
フォーマット
出版社
発行年月
1997年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
16cm,702p

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一言でいって、ヘミングウェイは短編小説で...

投稿日:2021/04/10 (土)

一言でいって、ヘミングウェイは短編小説でも傑作を残しているんだと感じました。 また、単純にハードボイルドな小説ばかり書いているのでないことも分かりました。 本書に収められている短編では、「何を見ても何かを思いだす」が一番印象に残りました。 本当に短い話ですが、自分が育てた息子を何とも言えない形で失った悲哀というものを感じます。

murphy burnard さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちびbookworm さん

    ★4.5.キューバ時代の短編と生前未発表含む短編集。筆者の持ち味の、贅肉を落とした筋肉質の文章が各話で活かされている◆「ある渡航」「密輸業者の帰還」キューバ時代のクルーズ船所有の体験を活かしたかいたハードボイルドなクライム短編(少しアジア人蔑視あり)◆「蝶々と戦車」これは素晴らしかった。スペイン内戦時、行きつけのバーで起きたある珍妙な事件について◆「分水嶺の下で」戦争になれば、旧陸軍のようなことはどこでも起こりうる◆「最後の良き故郷」好きな"ニックアダムズ物語"の短編。長編を構想していた幻の作品。

  • Kajitt22 さん

    二つの大戦とスペイン内戦という、戦争の世紀の前半を生きた著者の作品には、死の気配を感じさせるものが多い。人は皆いつか死を迎える、そしてそれを忘れ懸命にあるいは無為に生きる人たち。死を意識してこそ、本当に生が輝くのかもしれない。陽光あふれるキューバのフィンカ・ビヒアで書かれた作品群、魅力的な『ニックアダムス』の物語でさえも死の気配に包まれている。最初の短編集『われらの時代』をもう一度読みたくなってくる。

  • ドン•マルロー さん

    行動者であり観察者でもあった壮年のヘミングウェイ。スペイン内戦の体験が、その後の彼の作品に抜き差しならぬ影響を与えたのは、本書におけるいわゆる”スペイン内戦もの”の印章深さひとつとってみても、明らかである。表題作である「蝶々と戦車」はほとんど完璧と言って良い作品であるし、「だれも死にはしない」などはいささか感傷的に過ぎるにもかかわらず、深い感銘を受けずにはおかない。余談だが高見浩氏の解説にも触れねばならない。氏の解説は毎度のことながら的確かつドラマチックであり、それ自体、優れた一編の短編小説のようなのだ。

  • こうすけ さん

    学生時代、大好きだった作家・ヘミングウェイ。その足跡を辿るため、ヨーロッパ一人バス旅行をしたことも。長編も素晴らしいが、特に短編は、マッチョでハードボイルドという世間的なイメージとは正反対の、繊細で前衛的な作家の姿を感じられるので好きだった。 しかしこの短編集は生前未発表作も多く、『われらの時代』『キリマンジャロの雪』のような、完成度の高い作品は少なかった。本来のヘミングウェイ短編集は、この中にある『蝶々と戦車』レベルの作品がもっとゴロゴロ入っている印象。ヘミングウェイ好きにのみオススメかも。

  • まさ☆( ^ω^ )♬ さん

    ヘミングウェイ全短編のラスト第3巻です。700頁弱と結構なヴォリュームでしたが、どれも面白くあっという間の読書でした。生前未発表作の一つ、結構長い「異郷」が面白かった。さて、次は長編にチャレンジしてみます。

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