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失踪当時の服装は

ヒラリー・ウォー

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488152017
ISBN 10 : 4488152015
Format
Books
Publisher
Release Date
December/1992
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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現代、しかもミステリーの系譜に何ら興味の...

投稿日:2021/04/10 (土)

現代、しかもミステリーの系譜に何ら興味のない私が読むと、何がそんなに面白くて名作扱いなんだろうという感じでしたが、警察官が捜査をするさまを丹念にえがいてミステリーとしたのはこの作品がはじめだとか。 そう聞くと、当たり前のことだけれどもだれも目をつけていないジャンルってまだまだあるのかなと思ったり。

murphy burnard さん | 兵庫県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 遥かなる想い

    いわゆる失踪物の古典でもあり、多くの作品に影響を与えたと言われる 本書を読んでみた。「ある日突然 美貌の女子大生が 失踪し、手がかりもなく、 原因も全くわからない。捜査を 続けていくと…」という設定は、ある意味で、エピローグとしては非常に魅惑的であり、読む速度を加速させる。コリン・デクスターの『キドリントンから消えた娘 』によく似た部分も 多くある。ただ、本書は基本的に警察小説であり、大半が警察内のやりとりに 費やされるところに特徴があり、犯人描写がやや乏しく感じられる印象を 持った。

  • セウテス

    他の作家と同じく探偵小説を書いていた作者が、警察小説シリーズを手掛ける基点となった作品。1950年3月女子大寮に住む学生が、突然失踪してしまう。学生仲間も交通機関も近隣の住人でさえ、一切の目撃情報が無く忽然と消えてしまう。家出か誘拐か事故か事件か、警察小説の地道な捜査を描き、推論を建てては検証し又推論を建てては検証するを繰り返す解明方法の作品。シンプルな設定なのだが、飽きさせる事の無いタイミングの良い新展開がなんとも素晴らしい。最後の一行の為に警察は存在する、なんとも文学的な終り方だがスッキリとはしない。

  • geshi

    訳の古さがどうしてもノイズになってはいるが、女子大学生の失踪の謎に様々な仮説を上げ、地道な捜査でそれをひとつひとつ潰していくスクラップ&ビルドの過程をじっくり読める警察小説の古典的名作。フォード署長とキャメロン巡査部長のざっくばらんな、それでいて互いに敬意を感じるやりとりの妙。あえて犯人や家族の描写を伝聞だけに留め、警察の話として純化させている。日記の二重三重の読み換えとか最後の証拠となるものの目の付け所と題名の呼応とか、細部が実に巧みなミステリ。

  • 烟々羅

    古典ミステリの多い耳鼻科の待合室にて、名高いのに初読だろうと思える数少ない一作をみつけた。 翻訳が気になってしかたがない。まじめに読み込むと原文を推理したり、自分ならどう掛け合いを自然にするかと考えたりして進まないのでさっくり流す。流してもやっぱり、言い回しや人名表記のいくつかが気になって帰宅後にネットであれこれ調べて小一時間。おそらく読みながら気にしていたら、わたしの娘のようなネット世代ではなかなか読み了えることできまい。会話の妙を楽しむ、映像作品シナリオのような小説。原著1952文庫初版1960

  • みやび

    第3弾。女子大生の失踪。科学捜査もない時代にその女子大生の日記を手がかりにして、ただただ地道な捜索を描いて面白いってすごいなあ。ただフォード署長とキャメロン刑事の皮肉合戦みたいなのはちょっと抵抗あるけど…訳が古いからかな?もちろん信頼関係の上に成り立っているんですよね。古いのに新しい。ここで終わるの?ってラストも斬新でした。

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