ジョン クラカワー / 佐宗鈴夫

Individuals/organizations Page

Books

荒野へ

ジョン クラカワー / 佐宗鈴夫

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087605242
ISBN 10 : 4087605248
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

厳寒のアラスカに消えたひとつの命。
アメリカの地方新聞が報じたある青年の死は、やがて全米に波紋を呼んだ。恵まれた境遇で育った彼は、なぜアラスカの荒野でひとり死んでいったのか。衝撃の全米ベストセラー。

Content Description

アラスカの荒野にひとり足を踏み入れた青年。そして四か月後、うち捨てられたバスの中で死体となって発見される。その死は、やがてアメリカ中を震撼させることとなった。恵まれた境遇で育った彼は、なぜ家を捨て、荒野の世界に魅入られていったのか。登山家でもある著者は、綿密な取材をもとに青年の心の軌跡を辿っていく。全米ベストセラー・ノンフィクション。

目次 : アラスカ内陸部/ スタンピード・トレイル/ カーシッジ/ ディトライトゥル・ウォシュ/ ブルヘッドシティ/ アンサーボレッゴ/ カーシッジ/ アラスカ/ デイヴィス・ガルチ/ フェアバンクス/ チェサピーク・ビーチ/ アナンデール/ ヴァージニア・ビーチ/ スティキーン氷冠/ アラスカ内陸部/ スタンピード・トレイル

【著者紹介】
ジョン・クラカワー : 1954年生まれ。ジャーナリスト、作家、登山家。当事者のひとりとして96年のエベレスト遭難事件を描いた『空へ』、宗教の深い闇に迫った『信仰が人を殺すとき』など、徹底的な取材を経て書かれるノンフィクション作品はすべてベストセラーとなり、世界的に高い評価を受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
「荒野を目指した時もあったが、文明的なエ...

投稿日:2021/04/10 (土)

「荒野を目指した時もあったが、文明的なエリアで愚かな死を死んだ」を『荒野へ』にまとめることは、(エセの誹りは免れないにしても)冒険者に対する冒涜であり裏切りであろう。他人の人生の上っ面や人づてから得られるものなど全くない。それを再確認できたという価値はあった。

murphy burnard さん | 兵庫県 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

    やっとこの荒野から脱出できた。 どれくらい彷徨っただろう。 表紙の雪?に埋もれたバスの写真に惹かれ この荒野へ足を踏み入れてから。 なんとか死なずに帰ってこれたよ、僕は。 アラスカの荒野にひとり足を踏み入れ 荒野のバスの中で死体となって発見された青年がいた。彼の心の軌跡を追いかけた ノンフィクション作品。 彼はなぜ荒野の世界に魅入られたのだろうか。 ☆4.25

  • 扉のこちら側

    2016年562冊め。裕福な家庭に育ち優秀な成績で大学を卒業した青年は、しかし家族の前から失踪し、2年後に荒野で餓死遺体で発見された。全米で大きく報道された事件を追ったノンフィクションであり、彼の死が自死によるものなのか、逃れられない事故によるものだったのかを探っていく。父親への反発だったりトルストイへやソローへの傾倒だったりによるこの結果は、日本だったら「自分探し」だとか「自己責任」でまとめられるものかもしれない。(続

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    アメリカン・ドリームを成し遂げた家庭で育ち、才能と人々への愛を抱かせる性格があった少年。彼は持っていたもの全てを投げ捨ててアラスカに向かった。でも私は、どうしても彼に複雑な気持ちを抱いてしまう。その理由は自分に酔っていて自分以外の生き方には頑なな文章であったり、出会った人をも悔やませ、悲しませたという事実であったり、全てを投げ捨ててまでもやりたい事があったという妬みであったり。そんな中、著者に送られた手紙の内、アラスカに住んでいる人から「彼は土地への尊敬がないように思える」という言葉が一番、突き刺さった。

  • harass

    同著者のモルモン教のノンフィクションに感心し本の名だけを知っていたこれを手に取る。アラスカの荒野で亡くなった青年は無謀だったのか、と登山家でもある著者が考察。残された日記や彼の家族や出会った人々に取材していく。裕福な家庭から逃れ世間的に真っ当な生き方から外れていく彼の生き方を一定の距離をもって語る。米国社会の人々の多様さに驚く。映画化されたらしいがどういう構成にしているのかが気になる。良書。

  • ペグ

    クリス マッカンドレスは最小限の荷物を背負って一人、アラスカを目指した。そして放置されたバスの中で死体で発見される。クリスは何を思いどんな行動を取ったのか?著者のジョン クラカワーはクリスの足取りを追ってアラスカへ。国も時代も性別も違うけれど、人間として彼が希求したものを知りたい。再読の理由。そして又、この本を手にするに違いない。ショーン ペンによって映画化された作品も観たいと思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items