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tbo さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/07/10

    ひとまずはデビュー公演の成功に対しておめでとうと言いたい。ベルリン・フィルは、熱心に、渾身の力で演奏しているように見受けられる。ここに、新人(もちろんベルリン・フィルにとって)の佐渡を舐めるような態度は全く無い!佐渡もオーケストラとよくコミュニケーションをとり、しっかりドライブしているようだ。武満徹の『フロム・ミー・フロウズ・ホワット・ユー・コール・タイム』について、この曲は私は初めて聴くのだが、なかなか面白いし、良い演奏だと思った。ショスタコーヴィチの交響曲第5番については、その曲想からしても深みや凄み、訴求力というものがもう一つ欲しくなる。これは今後に期待といったところで、この公演の成功を受けて、再びの客演そして更なる活躍を願いたい。コンサートマスターを務める樫本君も写っているジャケットはカッコよく、また日本人としては嬉しく誇らしくなってしまうものである。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/11

    「秋山のマーラー」というとあまりピンとこなかったのだが、聴いてみるとこれが良い演奏である。どっしりと落ち着いたテンポで熱い演奏ながら、秋山らしく細部にまで神経の行き届いている秀演だと言える。そして録音もなかなか優秀。ダイナミクスの幅も広く、オーケストラの豊かな表情を聴き取れる。近年は在京オーケストラのCDも続々と発売され、高く評価されているところであるが、地方でも例えば山響であるとか札響とかとともに、九響もまたレベルの高い活動を行っていることが窺い知れる。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/11

    秀演である。ただし、宣伝文やレビューなどを読み、完全燃焼した壮絶なる演奏…といったものを期待してしまったのだが、少々肩透かしをくらったのも事実である。先入観を排して耳を傾けて欲しい演奏。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/09

    これほどの名演が、これほど安いとは!最近の低価格化には全く恐れいる。元々の音質がどのようなものかは知らないが、特に鑑賞に支障あるわけではない。しかし、やはりS-イッセルシュテットは手兵・北ドイツ放送響を振ったものが一番味が出ている。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/09

    掲示板やブログ等をみていたら、日本国内で流通する前から個人輸入や海外で購入した方も、それなりにいるらしい。もちろん私もその一人。
    このティーレマンとウィーン・フィルによるビッグプロジェクト、単刀直入に言うと名演・名映像(録音)である。まったく豪快で気持ちの良い演奏と言える。ティーレマンは、最近流行りのすっきり軽快なベートーヴェン像とは明らかに異なる英雄的で恰幅のよいベートーヴェンを構築しており、満足度の高い演奏を聴かせてくれる。しかしそれが懐古主義であるとか、過去のスタイルに固執している…とかでないのは明らかであろう。彼は伝統にしっかり根ざした上で、新しいものを取り入れて歩を進め、彼もまた新たな境地を拓いていっていると言っても決してオーバーではない。
    ウィーン・フィルは水を得た魚、待ってましたと言わんばかりであり燃え上がるような渾身の演奏を見せている。母体が歌劇場のオーケストラ、最近では少なくなった歌劇場叩き上げのティーレマンとは特に呼吸感が合うのかも知れない。もちろん、ウィーン・フィルの音色はさすがという他はなく、ティーレマンもここぞというときにグッとテンポを落としてたっぷりと”聴かせて”くれる。
    とにかくも当演奏は、個性はやはり強く、従って人によって評価が分かれるかもしれないけども、若き巨匠として名を馳せるティーレマンの噂に違わぬカリスマぷりを堪能できるもので、ウィーン・フィルによる交響曲全集としてはベームやバーンスタインと比べても遜色ない当代一のベートーヴェンと言ってもいい。少なくとも、私としては最高の評価を与えるのに何の躊躇もない。
    なお、ティーレマンの指揮は下からかき上げるという独特のスタイルであるが、情熱的なバーンスタインや作品は少ないものの完全に魅せるクライバーと比べ、ぎこちないとも感じられ決して見栄えのするものではないだろう。しかし、これはこれで…面白いとも言える。なによりムジークフェラインやウィーン・フィルの姿が超高画質で収録されているなど素晴らしく、ブルーレイ版を強くおすすめする。
    ところで、楽友協会合唱団といえば私はすぐさまカラヤン盤を思い起こし、国立歌劇場合唱団なりバイエルン放送合唱団なり使えばいいものをと思ったものだが、この「楽友協会合唱団」はヘタクソではない!カラヤンが重用した「楽友協会合唱団」と同じ団体なのかはよくわからないが…ソリストは粒ぞろいで、特に藤村実穂子が参加しているなど、嬉しく思ってしまう。
    ボーナス映像はかなり見ごたえがある。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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