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Review List of ほんず内閣総理大臣 

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     2012/01/16

    まず、最初のプフィッツナーの曲が大変に魅力的です。タイトルすら聞いたことがありませんでしたが、いかにも幻想的な雰囲気のある、劇場の音楽。テンシュテットが実にそれを巧みに聴かせます。次のモーツァルトはいかにも重い演奏。編成も大きいのかな、楽器のバランスも音色も、重心が低い感じ。その意味で、第二楽章が象徴的。こういうモーツァルトは今や流行らないのでしょうけれど、音楽家の想念がきちんと内容を盛り込んでさえいれば、まるで問題はありません。そしてメインのドヴォルザーク。テンシュテットのマーラーやブルックナーと同様、オケに極限の力を要求し、あらゆるパートがしっかりと鳴り響いて、これも相当に分厚い音楽を奏でます。その分、この曲においてよく聞かれる歌の魅力と一種のすがすがしさは後退しました。ま、それはでもこの指揮者のアプローチ故の結果ですから、悪いわけではありません。なお、今回のテンシュテット&ベルリンフィルのシリーズは、バランス的にどれもティンパニがオフであるように思います。多くのディスクで聴く限り(一度だけ実演も聴きましたけど)、テンシュテットはもっと豪快に鳴らす人ですよね。ちょっと迫力が削がれているのではないかな。そのへんの疑念により、★一つ減らしておきます。

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     2012/01/16

    「マンダリン」、ま、何とも刺激的な音楽です。ストーリー自体、いかがわしいオリエンタリズムの典型のようなものですが、このドラティの演奏は、比較的端正に再現したものですかね。いたずらにリズムや不協和音を強調せず、その分、落ち着いて聴いていられます。「弦チェレ」は、いいんだけどちょっと弾みのない、少し切れ味には欠けるかなあ、という印象。もちろん、悪くはないのですけれどね。オケは優秀、録音は超優秀。バルトークの音楽、プロの人には大変に魅力的で意義深いのでしょうけれど、当方のような素人の聴き手にとっては、何ともとっつきにくい晦渋な音楽だなあ。

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     2012/01/13

    ロジェストヴェンスキーの交響曲は、ま、手の内に入った期待通りのもの。でも、もう少し突き抜けてもいいなあ。ルーティンワークとまでは言わないけれど、少し意欲が欠ける気もします。とはいえ、一種の迷いのなさと恰幅の良さは、この曲にはよく合っているでしょう。録音がやっぱりいいと言えず、最初に弦楽器が聞こえた際に、いかにも鮮度と潤いのない音にがっかり。困ったなあ。一方、カンタータは別の演奏者によるもの。曲もよく知らないけど、なんだか大変面白く聴けました。開放的な雰囲気の強い、なかなかに魅力的な曲のように思いました。演奏がいいのか否かはわかりませんが、これもイメージ的にいかにもロシアっぽい(というよりソ連っぽい)感じなのが、個人的にはよいと思うところです。

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     2012/01/13

    名曲の世評高い名盤ということで、期待しつつ聴いてみました。何しろ、当方、普段こういうレパートリーを聴かないもので、初の体験であります。なるほど、美しい曲であります。しかし、アバドのこの演奏はいかがなものなのでしょうか。ほとんどイタリアオペラのような調子で、特に歌手が歌いすぎではないのでしょうかねえ。正直なところ、「うるさいな」と思う瞬間が結構あって、曲の味わいがつぶされているということはないでしょうか?その意味では、期待は裏切られたというのが実感です。ま、それは当方の修行が足りないせいなのかもしれません。でも、「これで、いいのだ」と言われるなら、二度とこの曲にもこのディスクにも手を出すことはなくなってしまうなあ。(-_-;)

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     2012/01/12

    いずれもなかなかなじみがない曲ですが、いかにもラフマニノフらしい、憂いを含んだ抒情が特徴の佳曲ではないでしょうか。聴きこむほど、惹かれていくような印象です。デ・ワールトさんとオランダ放送フィルのコンビは、交響曲第2番が大変すばらしい出来でしたが、ここでも立派な出来栄えです。他の演奏で聴いたことがあんまりないので比較はできませんが、水準以上のものであることは疑いありません。録音は、なんだかすごい冷え冷えとした感じで、雰囲気に「寒さ」を感じるのはなぜなのかな。悪いという意味ではありません。優秀録音です。

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     2012/01/11

    ヤンソンスさんの旧録音。再録音については、私は「美演」という言葉を使いましたが、この旧録音は勢いと迫力のある「凄演」かな。オケがレニングラードフィルということもあって、尋常な鳴りっぷりではありません。全体の量感を録音がとらえきれていないのが残念でして、やや遠めの音場であろうとも、ホールそれ自体までもが唸るような大音響をしっかりとらえて欲しかったな(この曲、実演で聴くと、ホントに目から火が出ます!)。RCOに行く前のヤンソンスさんは、例えばピッツバーグ響時代にはずいぶんと爆演をやっていたので、その雰囲気はここにもあります。曲が曲ですから、それはもう大いに結構。但し、一方で、この曲には深い哀しみ(第3楽章)もあって、そちらもしっかりと表現してほしいのでありまして、そこはいささか物足りないかな。ま、でも、大いに堪能した一枚。意欲と力がみなぎる、よい演奏。ぜひ、お聴きを。

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     2012/01/11

    ヘルムート・コッホさん、もうなじみがないのかな?30年ほど前にはシャルプラッテンレーベルからずいぶんレコードが出たのだけどな。当時のレコード会社のコピーでは「合唱の神様」とか言われたんですがね。さて、この「ドイツ・レクイエム」、いかにもオーソドックスで、硬派の演奏という印象です。宗教曲としての厳粛さを、武骨な男の手でがっしりとつかまえて眼前に示してきた感じ。そこに一種、イメージ通りの「ブラームス」がいるかもしれません。正直、感銘度はいささか薄かったのですが、しかし、確かな手ごたえと充実感を持つ、立派な演奏です。録音は問題なし。

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     2012/01/11

    カラヤン晩年の録音。多くの録音を残しましたが、これが最後です。冒頭からとにかく実に美しく磨きあげた演奏。オケも合唱も、そしてソリストの歌も、カラヤンの意図を実現すべく、精妙な表現に邁進しております。もちろん、一方、これもカラヤンらしい壮大さも兼ね備えていて、迫力も十分。ですが、どちらかといえば、落ち着きの方が勝った演奏ですな。それはいかにも晩年らしいと言えましょうか(やや先入観が強いかな?)。録音がまた実にバランスのしっかりしたもので、オルガンの音も妙に目立つことなく、しかしいいバランスの美しい音で聞こえます。カラヤンがセッション録音に常にこだわりを持っていた、その理由がわかるような気がしますねぇ。感情の一時的な高揚にとらわれないバランス感覚、それこそが彼の真骨頂だったのかな。ただ、実演ではむしろずいぶんと爆演も多かったようですから、その使い分けもポリシーだったのでしょうな。ま、この「ドイツ・レクイエム」、こだわり男カラヤン晩年の流麗な志向の強い演奏と言ってよいでしょう。他の演奏と比較して名演とか傑作とか、そういう形で評価するディスクではないような気はします。

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     2012/01/10

    日々、仏に近づく者として (-_-;) なんとなく興味を持って聴いてみました。予備知識も何もなく、曲自体初めて聴いたというわけです。従って全く素朴な感想なのですが、1枚目をかけて聴こえてくる音楽の美しさに心奪われたというのが正直なところです。演奏水準も、おそらくは大変に高いのではないでしょうか。別天地に魂が漂うような、不思議な体験でした。但し、もはや現実世界にどっぷりつかって濁りに濁ってしまった当方としては、内面からの感動とか共感とかは得られなかったのも、ま、事実でして、そういうギャップはいたし方のないところですな。(+_+)

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     2012/01/10

    レニングラードフィル(当時)とのスーパー大爆演で有名な、ロジェストヴェンスキーによるチャイコフスキ−の交響曲第4番。期待したのですが、残念ながら出来栄えは誉められたものではありません。冒頭からなんだか意欲が欠如し、盛り上がりでも迫力がない。「マンフレッド」もそうでしたが、録音にかなり原因がありそうです。各パートの音はしっかり聞こえるのですが、それが全体の空間の中で溶けあうような、あるいは加算されていくような、そういう響きに乏しいのですね。全強奏においても「ああ、いろんな楽器が鳴ってるなあ」というのはわかりますが、マスの量感がない。ということで、迫力が今一歩も二歩もない、半端な結果となりました。情感の面でも、もっとたっぷり盛り込んでもいいやね。総じて、いかんなあ。フェドセーエフ先生の弦楽セレナーデは、これも音がちょっと荒れ気味で、あまりビューティフルな響きではない。全体にもうちょっとしっとりでもいいんじゃないかな。とはいえ、この名曲、それなりに堪能しました。

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     2012/01/07

    もう20年ほども前の記録。三曲いずれも名演奏で、すばらしい。圧倒的なのはみなさまご指摘の「フランチェスカ」。おどろおどろしい物語にふさわしい、強烈な音楽を、フェドセーエフさんが獅子奮迅に暴れてオケをドライブし、スーパー大演奏となりました。コーダの煽りはまさに凄まじいとしか言いようがありません。続いては、一応メインとなるのかな、交響曲も結構。剛よりもむしろ柔の面がここでは特徴的で、全体にしなやかな感じの、美しい仕上がりです。「ロココ」はまた曲自体の魅力を活かして、これまた存分に美しい、見事な出来栄え。これ一晩のコンサートなら充実度は最高ですな。問題は編集で、例によって雑。拍手の音がまだ完全に消えないうちに「ブツッ!」と切ってトラックを変えちゃったり、興ざめのところ、あります。なんとかならんかったのかな。録音はもう少しレンジが広ければよかったな。鮮度もいささか落ちました。ま、演奏の良さで高得点。

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     2012/01/07

    廉価盤1枚の値段で全集が買えてしまうなんて、夢のようなと言えばいいのか、何とも信じられない時代が来たもんです。さて、どこかで名前を聴いたことがある指揮者と、全く知らないオケのコンビによる演奏で、データによれば10年近い時間をかけて完成したものであります。音質上の違和感はありません。残響たっぷりの録音ですが、オケ全体が鳴り響いているときは特に気にならないのですが、ゲネラルパウゼやソロのところで妙に残響が目立ちます。ヴァントさんの教会録音は全体的にいかにも残響バリバリだったからなあ、ちょっと変な感じ。演奏は至極まっとうというか、特別な特徴がないと言えばいいのか、やや微妙ではありますが、スーパーオケと巨匠による究極演奏ばかり出回っている中においては、こういうのも貴重でしょう。そばで言うなら、「立ち食いそば」的な位置づけかな。もちろん、そういう中にもうまいのがありますんで、けなしているつもりはありません。初期の曲の方が出来はいいように思います。シューベルトの延長のような曲想が、素直に表現されており、聴後感、まことに結構。5番以降になると、オケのミスや頼りなさが露骨に表われてきて、ちょっとレベルが下がってしまうな。特に7〜9番にそれが顕著で、残念です。ま、でも、それらの曲は大家でも名門オケでも大変な難物ですからね、特別非難はいたしません。もし、まだ、ブルックナーの交響曲にそんなになじんでいない人が全集をお試しで一つ持っておきたい、というのならば、このセット、私はお薦めします。ヨッフム&DSKやヴァント&ケルンの全集も今や廉価盤となりましたが、彼ら巨匠のこだわり・個性的ブルックナーは、初心者にはなじみ難い気がしますね。残響たっぷりの「いかにも」っていう感じが、いいと思いますぜ。(+_+)

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     2012/01/06

    最初に、録音がよろしくないんだなあ。各パートの音は無駄に明瞭なんだけど、全体の量感がきちんととらえられていないので、レンジが狭く、迫力はあるようなないような、変な感じ。演奏もそんなによくはない。仕上げが粗くて、また、曲へののめりこみが薄いのかな、迫力も抒情も中途半端で楽しめません。こいつはちょっとがっかりだ。フィルアップの序曲はまるで知らん曲。すみませんが、特に感想はございません。(-_-;)

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     2012/01/06

    演奏はいいと思いますよ。迷いがなく、力に溢れていて、オケも好演でしょう。これぞチャイコフスキーって感じで聴かせてくれます。録音がいまいちなんだなあ。マルチマイクってやつですか、各パートの音はやけに明瞭なんだけど、全体の量感がきちんととらえられていない(最終的に再現されていない)のですな。だから、レンジが狭く、迫力はあるようなないような、変な感じ。せっかくの演奏が活きていません。ちょいと残念。

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     2012/01/05

    とってもビューティフルな仕上がりの演奏。ここの「英雄」は、猛く荒々しい雄者の姿ではなく、泰然たる丈夫であろうか。『三国志』的にいえば、関羽や張飛のような無双の豪傑ではなく、諸葛孔明のような智将を彷彿とさせるかな。プレヴィンのゆったりとした構えはまさしくそんな感じ。それを良しとするか否かがこの演奏の評価の分かれ目。ウィーンフィルのよい響きとともに、個人的には結構いいと思いますけど、でも、ホントはもっとパワフルでもよかったな。歌曲もビューティフルながら、やや上滑り的な印象あり。真剣に詠嘆する曲ではないにしても、もうちょっと、「美」を越えた彼岸の境地への志向が欲しいかな。ま、ぜいたくな悩みですけど。録音ともども、実にビューティフルなシュトラウスの世界が楽しめる一枚ではあります。

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