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京都のタケさん さんのレビュー一覧 

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     2019/05/25

    ざっと見たところ、レーベルとしては、ベルリン・クラシックス、ヴォックス、ナクソスと、ブリリアントのオリジナル音源と言う感じだが、玉石混交というよりは、玉(いい演奏)の方が多い印象。 ブレンデルや、クリーン、ランパルあたりの名匠から、ヘルムート・コッホやカール・ズスケといった、旧東ドイツの名手から、スクロヴァチェフスキ指揮ミネソタ管、果ては、セムコフ指揮のセントルイス響などという、珍品(?)まである。 このセット、初心者より、相当のクラシック音楽通のほうが、楽しめるのでは?

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     2019/05/19

    先ごろ亡くなったプレヴィンの、ベスト音源の1つではないか? モーツァルトが得意だったプレヴィンと、当時のウィーン・フィルの首席と首席級の奏者がそろった演奏は、アンサンブルより、音楽の感興を重視した演奏で、とげとげしいところのまったくないまろやかな演奏。 それでいて、ウィーン・フィル独自の管楽器の音色が魅力的。 録音も、当時最先端の、sony製デジタルレコーダーを、名エンジニア、トニー・フォークナーが、独自にチューニングしたもので、300人少々収容の、シューベルトザーレの響きを、見事に捉えている。 いながらにして、ウィーンのとある日のコンサートを、体験できます。

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     2019/05/14

    隠れた名盤です! セルの下で、クリーヴランド管弦楽団の副指揮者だったヨエル・レヴィが、手塩にかけて育てたアトランタ交響楽団との、メンデルスゾーンです。 演奏スタイルは、セルの精緻なアンサンブルを、受け継いでいて、その上で、より豊かな響きを、作り出しています。 「イタリア」では、セルが、生き返ったかのようなソリッドで快速演奏ですが、30年近く後なので、オケの性能も上がり、みずみずしい音色を、実現しています。 「真夏の夜」も、序曲の冒頭は、セルそっくり。 つまり、セルの理想とした響きを、このコンビが、軽く凌駕するようなレベルに仕上げたのです。 テラークのすばらしい音質もあり、「とりあえず、買ってみよう。」と、思ったことを、おおいに、後悔しました(笑

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     2018/12/01

    もともと、1990年代に、CDショップではなく、ワゴンセールや書店などで、売られていたもので、最終的には、3枚¥1.000とかまで、投げ売りされるという、不当な扱いを受けていた音源です。 しかし、知る人ぞ知る優秀録音で、当時のSONYのSBMマッピング(20bitリマスタリング)を、ほどこされ、ちゃんとしたセッション録音、そして、有名無名問わず、楽曲に合わせた適切な人選と、時に、意外な組み合わせ(マッケラスのショス5など)で、好楽家の耳を喜ばせました。 なので、演奏水準は、十分以上、クラシック初心者はもとより、マニアでも、一度は、聴いてみたくなるセットです。

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     2018/10/08

    カラヤンと同い年で、60歳で亡くなったため、過小評価されているカイルベルトを、再評価するには、絶好のセットです。 当時のドイツの指揮者の王道を歩んだ人で、オペラ座のコレペティトールからキャリアを始めて、バイロイトの常連にまでなった人。 演奏スタイルは、基本的に即物的で、作品そのもに語らせるタイプなので、今聴いても、あまり古びた印象はない。 ただ、レコーディングに使われたオケが、バンベルク響やハンブルク国立管、当時はけして世界のトップクラスではなかったのが、玉にキズだが、圧倒的な風格と爆発力で有名な、ベルリン・フィルとのブラームスの2番なども、収録されているし、決して能力の高くないオケから、感動的な音楽を、紡ぎだすさまは、指揮者とは何ぞや? と言う問いに、答えてくれるでしょう。

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     2018/08/21

    結成50周年にして、ワーナー時代さえ凌駕するかのような傑作を、リリース! ファンの言う、ベスト・メンバーが揃い(G・アダムスはいないが・・・)、ギターやヴォーカル、キーボードは、全盛期に負けず劣らずの、プレイヤーがいて、内容が悪いはずがない。 リーダーのエミリオの音作りも、いよいよ円熟を見せ、あくまで、聴きやすいサウンドに仕上げながらも、各メンバーの個性も、十二分に発揮されている。 最近、日本などでは、若いファンが、増えているらしいが、それも納得する仕上がりです。 TOPの総決算と言ってもいいアルバムです。 レコーディング時、中心メンバーが60代とは、とても、思えません!

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     2018/08/15

    なかなか、おもしろい試みですね。 シェーンベルクらの、私的演奏会は、経費の都合で、演奏者の人数を最小にして、必要最小限の音の数だけで、演奏させた。 それでも、足りないところは、ピアノやハルモ二ウムで、音数を埋めたわけです。 その、必要最小限の音という発想を残し、元の作品に使われていた管弦楽器を、使って演奏したのが、これ。 まず、古典派の作品にして、これだけ、管楽器が動くのが、ちょっとした驚きです。 通常のオーケストラでは、わからない動きが耳で確認できます。 かなり、上級者用の音源かもしれませんが、作品を、深く理解するには、絶好の音源でしょう。

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     2018/01/06

    まず、プラネスの、音楽的センスの良さが光ります。 アンテルコンテンポラン出身の、ピアニストには、エマールなどもいますが、フランス的な詩情では、こちらのほうかも。 ピリオド楽器も、こなす名手ですが、やはり、現在のスタンウェイのほうが、やりたいことが、できているようです。 個人的には、ブリュトナーより、ベヒシュタインのほうが、ドビュッシーが好んだこともあり、シックリきている気がします。 ブリュトナーのほうは、あくまで、こういう行きかたもある、と、いったところでしょうか? 共鳴弦を持っているが、基本、ドイツっぽい響きなので、幻想的なところはありますが、異質な気もします。 若い頃のベロフの録音が、目の覚めるようなテクニックと、深い洞察力で、いまだに、個人的にNo.1ですが、それに、勝るとも劣らない名盤だと思います。

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     2017/09/03

    クラシックを、聴きこんだ人ほど、このアルバムは、楽しめる、いや、楽しくてしかたないはず。 フルヴェン張りの、「英雄」で有名な、ケンペンとの「ラデツキー行進曲」、貴重なマルケヴィチとのロシア物、ハーグ・フィルを世界レベルに押し上げたオッテルローとのフランク、若きハイティンクの才気煥発な音源郡、そして、極めつけは、ベイヌムとの、「星条旗よ永遠なれ」。 どれも、聴きのがせないが、特に、「星条旗・・・」は、本家の、イーストマン・ウインド・アンサンブルやボストン・ポップスも真っ青な、ノリノリの名演です! これがあるから、このレーベルは、見逃せないんです。

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  • 18人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/08/15

    「よくまあ、ここまでのクオリティを。」と、言うのが素直な感想です。 すべて、50年以上経っている音源なので、そうとう劣化しているはずなのですが、ていねいなマスタリングと補正で、自然で奥行きもあり、各パートの粒立ちも、これまでのリマスターの中で最高だと思います。 特にステレオ録音のものは、ハイレゾ音源で配信してもいいのでは?と言うぐらいの仕上がり。 これにより、クリュイタンスのスタイルの全貌が、理解できると思います。 オーケストラの違いによる、サウンドの変化も、はっきりとわかり、聴いていて、楽しいことこの上ない。 クリュイタンスが、フランス物のみならず、全てのレパートリーで、高い水準で、独特の個性を刻印していたことが、証明されました。 これぞ、後世に残す音楽遺産です。

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     2017/08/12

    フランス近代好きには、有名だけど、全曲を聴くのが、なかなか難しい曲、「ジャンヌの扇」。 ラヴェルやミヨー、プーランクあたりは、音源があるが、他の作曲家のものは、そうそうお目にかかれない。 最初に、ジェフリー・サイモン指揮フィルハーモニア管で、リリースされたが、廃盤のよう。 全曲版の現役CDは、これのみで、しかも、フランスのオケとくれば、買わないわけにはいかない。 さすがに、指揮者はフランス人ではないが、20世紀作品を得意としていて、フランスの地方オケであるロワール・フィルから、まとまりのある魅力的な響きを、導いている。 10人の作曲家の個性も、しっかり表現していて、この時代の、フランス音楽の充実度が、耳でわかる。 もちろん、作曲された経緯が経緯なので、ウィットに富んでオシャレです^^b

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     2017/05/23

    一言でいって、「いなたいフュージョン」ですw
    モダン・ジャズ時代から、ソウルフルでアーシーなプレイが魅力の、スタンリー・タレンタイン。 このアルバムも、その魅力をたっぷり堪能できる仕上がりです。 どれを聴いても、ニコニコ顔のタレンタインおじちゃんがいます。 聴いてみると、あなたもきっと、こう言うでしょう、「あ〜〜、ええなぁ〜〜〜〜(タメイキ)」。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/01/05

    先ごろ亡くなったプレートルのお買い得ボックスセット。 ’60〜’70年代のEM Iへの録音と、その後の、エラート、ワーナーへの録音が収録されています。 オーケストラは、フランスは中心でも、独墺系、ロシア、チェコ、アメリカの作曲家のものも収録され、それぞれ、完成度が高く、壮年期から、第一級の指揮者だったことが、うかがえます。 作曲家から、お気に入りに指名された、プーランクを含むフランス近代は、さすがの高水準。 「フランスのエスプリ」シリーズで、リリースされたカスティヨンのピアノ協奏曲などというレアな曲もあり、プレートルの魅力をてっとり早く知るのには格好のセットでしょう。 ただ、音質は、普通の、デジタル・マスタリングなので、単売のアルバムの方が、いい音のものがあります。

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     2016/12/28

    しなやかな音、匂いたつような表現、精緻で躍動的なリズム、それらは、フランスの室内楽の伝統を、正当に継ぐ資格が十分にあると言えます。 過去の、フランスの名四重奏団の長所を尊重しながら、より精密に、躍動的にしたもの。 ほんの少し、自分たちの主張も加えながら、最上級の、ドビュッシー、ラヴェルを、表現しています。 実演で、ドビュッシーを、聴いた時、すべてが、完璧にハモる演奏に、驚きをかくせませんでしたが、アルバムで聴くと、ラヴェルの方が、より素晴らしく思えます。 ただ、フォーレに関しては、あと20年くらいしてから、再録音希望(笑 

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     2016/12/04

    ガッティ指揮聖チェチーリア国立O.の面目躍如たる演奏で、繊細な響きから、雄大な表現まで、過不足がない。 前述のレビューにもあるように、当時としては、最先端の20bit録音で、エンジニアも、気合を入れて録音したであろう、すばらしいダイナミックレンジで、強奏でも十分クリアで、弱音時の粒立ちもいい。 この演奏よりも、機能性のいいオケは、あるけれど、多彩な音色と、マッジヴな表現は、自国の作曲家の作品を、プライドを持って、十全に表現した演奏者に、敬意をはらいたい。 ここには、ドイツでもない、フランスでもない。まさに、イタリアの音がある。

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