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Onon さんのレビュー一覧 

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     2013/02/23

    アシュケナージの新旧全録音、リヒテル、ワイセンベルグ、アンスネス、グリモー、ボレット等、入手出来る音源は全て手元にある。名盤の枚挙にはいとまがない曲ではあるが、ある意味でこの演奏を凌駕するものに私は未だに出逢ったことがない。それは遥か遠い昔のやるせない初恋の面影であり、今となっては忘れてしまった胸騒ぎのようでもある。この演奏を聴くたびに薄れゆくその面影は現実よりも更に美しい姿となり、私の前に現れるのだ。清明で深い叙情から呼び起されるロマンチシズムは、この曲の持つ聴いた者を遠い昔に連れ戻してくれる。そのようなある種の「毒」を持った演奏の最右翼だと思う。このCDから流れ出るメロディは、数年来忘れていた何かを呼び戻させ、頬に透明な涙をつたわせる。初恋と同様に私にとっては人生の宝物。ずっと胸に秘めて温めておきたいと思う。パガニーニの主題による狂詩曲も同様に素晴らしい。高精度ルビジウムカッティングにより、旧盤と比較して音質の向上も図られている。

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     2012/11/12

    このSACDは11月8日の大分公演を聴きに行く前の予習?の意味合いも含め、購入をしてして幾度となく聞き込んでいました。実演でも基本的にな解釈は同じですが、ディスクとは比較ができない程の迫力、説得力をもって聴衆を打ちのめした感がありました。録音も優秀ですし、11番に関しては現時点で最も優れたディスクだと思います。

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     2011/12/10

    中学生の時にFM放送をエア・チェックして衝撃を受けてから愛聴し続けていた演奏。冒頭のトランペツトからテンシュテット節全開、マーラーの毒にどっぷりと浸れる耽美的な演奏の最右翼だと思います。
    その後高校生になり、2枚組のレコードを購入、数年前にはCDも購入していたが、今回のSACDの音質は格が違います。ダイナミックレンジの幅も大幅に改善されていますが、ノイズが抑えられた事により、第4楽章のアダージェットの消え入るような弱音が透明感をもって再現されますが、その美しさは息を飲むほどです。初めて聴いた時の感動がその時の空気感までもを思い出させてくれた程です。

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