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シロブタ さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/12/14

    バレエ音楽といえばボニングですが、既出の音源を一同にまとめてすぐに取り出せるようにしたこのボックスは貴重です。しかしながら特筆すべきはバレエではなく珍しいオペラの序曲や間奏曲が数々収録されていること。ボニングしか録音していないだろうと思われるレアな楽曲がたくさん味わえるのは音楽ファンにとって至上の喜びです。

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     2016/06/07

    この曲に迫力を期待する向きには全く残念ながら、冒頭の大合唱もその澄んだ声のかたまりに肩透かしを食らうかもしれない。なぜならこのライブ録音の合唱には大人が一切混じっていないのだ(変声期を迎えた非常に若い青年は含まれる)。というのもこれはヨーロッパで最古の歴史を誇るヴィルテン少年合唱団の演奏会の実況であるということ。3人の独唱者は大人であるが、普通野太い声で歌われる僧長様の合いの手「ワフナ!」(13トラック)や色っぽく恋人をベッドに誘う「おいでおいで」(20トラック)も純真な少年の声で歌われるので聴く方からしてもなんだか申し訳ない気がするのだが、これはこれで違ったアプローチを楽しむことにしましょう。演奏はキルマイヤーによる室内楽版。特にピアノとソプラノがいい。バリトンは歌詞が大変わかり易い歌い方でとても勉強になります。そして録音が良好です。カルミナの重さがちょっとつらいという方にはおすすめです。

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     2014/08/23

    ラインズドルフとプロコフィエフとの接点はよく知らないが、マエストロはプロコフィエフを愛して止まなかったのではないか。厳格なイメージのラインズドルフにしては人なつっこく愛情たっぷりのチャーミングな名演がたくさん含まれている。交響曲第6番はその一例。ほかの指揮者誰もが成し得ないフレーズの歌い方で演奏によってはつまらないこの音楽を生気あふれるものにしている。バリトン独唱入りのキージェ中尉もロミオとジュリエットもコンチェルトも予想を超えてすばらしい。おそらくリハーサルを重ねて鍛えられあげたであろうアンサンブルの緻密さも細かい動きが多いプロコフィエフの音楽には大きな武器になっている。RCAの録音の明快さもそれに寄与しているようだ。これは思わぬ掘り出し物だ。ピーターと狼や古典交響曲のような軽い音楽もこのコンビで聴いてみたかった。

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     2011/02/14

    高評価が続くので★3つは躊躇しますが、この演奏に物足りなさを感じてしまいました。ハーディングも、2,3年前に出たティーレマンも、若手株と呼ばれるマエストロはこの曲を純音楽としてとらえているのでしょう。端正でキリッとした顔立ちの美男子カルミナ殿は大変美しくスマートですが、野暮ったさがない。ヤボに演奏してなお喝采を浴びるのはこの曲とシェヘラザード、ローマの祭りぐらいだと思いますが・・そこが残念です。
    しかしプティボンとゲルハーヘルが素晴らしい。垢抜けないプティボンの天使のような歌い廻しと、老練されたゲルハーヘルの堂々とした歌いっぷりが印象に残ります。オケと合唱、加えて録音も素晴らしいのに全体の骨格がもう少し骨太だったら・・と少し残念です。

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     2010/07/26

    この録音はとにかく3人の独唱の巧さが光り、それを聴くだけでも十分に価値がある名演です。合唱も同様にこの曲に対する思い入れの深さを感じる緊張感の高い素晴らしい演奏だと思います。速い部分の発音に難があるかも知れませんがそれを補うに余りあるアンサンブルの緻密さに引き込まれるようです。演奏は最近珍しくゆったり系ですが、淡々とした足取りを間延びせずに聴かせるのは指揮者だけでなくオーケストラの力量の高さにも表れているのかも知れません。名演です。

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     2010/05/13

    ペールギュントが素晴らしい。ノルウェーの厳しい自然と冷涼さが伝わる名演だと思います。「朝」はワールト 「ソルヴェイグの唄」はカラヤン 「山の魔王の宮殿にて」はオーマンディ に軍配を譲るかも知れませんが、抜粋とはいえまとまった「ペールギュント」の出来は少なくとも私が今まで聴いた中で最高です。

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     2010/02/04

    単なる25周年ベストと思ってたら、度肝を抜かれました。
    Dr.steinからもう・・・何も知らないで聴いたらハロウィンとは気づかないでしょうね。。でもステキです。
    カイ・ハンセンが居た頃のハロウィンが好きで、最近はずっと聴いていなかったのですが、またあらためて元曲を聴きたくなりました。これはリメイクと言うより、もはや新曲ですね。

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     2009/07/30

    皆さんがおっしゃるように躍動感とリズムのキレが際だちます。ロシア風という感じはしませんが、プロコの音楽の楽しさを充分に味わえます。何よりも組曲の枠にとらわれないストーリーに沿った選曲がいい。一気に聴けるロミジュリハイライトです。

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     2009/07/25

    女流指揮者アリンの卓越したコントロールが光る名演。特に独唱者3人と合唱のスキルが高く聴き応えがある録音だと思います。清涼感が漂い簡潔にまとまりやすい室内楽版で、ほどよい緊迫感と掛け合いのおもしろさを楽しめます。録音状況も良好です。いまのところ室内楽版カルミナの決定盤じゃないかと思います。

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     2009/07/25

    録音のせいなのかわかりませんが、どういうわけかかなり暗い響きです。そんな中でパーカッションだけがやたら強調された音づくりです。演奏自体は特段おもしろいところがありませんが、独唱者と合唱のパフォーマンスはなかなか気合いが入っていておもしろいです。3人の独唱者だけ抜き出せばカルミナ全録音でもトップクラスの妖しさだと思います。演奏はベルギーや国外のオーケストラから集められたアンサンブル・カルミナ。オルフやバルトークの作品を中心に演奏されているようです。(といってもこの編成ならそれしか出来ないか(笑))

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     2009/07/25

    まるでクリスマスミサかというような落ち着いた足取りの淡々としたカルミナです。そういう音作りなのか編成が用意できなかったのか迫力や熱狂を求める向きには物足りない演奏でしょう。オーケストラの技術(特に金管と打楽器)にも問題がありますが合唱はあくまでも言葉を一音一音選んで噛みしめて歌っているのが、カルミナブラーナの雰囲気にそぐわないような気がします。おしとやかで丁寧な演奏ですがもっと無粋を求めてしまうのは欲張りでしょうか。

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     2009/07/25

    ドイツを中心に活躍し、旧き良きドイツ音楽の伝統を重んじた指揮者アイヒホルンの名演奏です。インテンポ気味で進む緊迫のオーケストラドライブですが、歌心を忘れないオペラチックな壮大なカルミナです。オペラと言えば世界の歌劇場で大活躍した独唱者3人の名演ぶりが見もの。17曲目の下着姿の少女やダルチッシメにおけるポップの透き通るような歌唱もケステレンの丸焼き白鳥も素晴らしいですが、11曲目、13曲目のプライの熱唱はディースカウに凌駕するほどのなりきりぶりで素晴らしく芸術性の高いカルミナを聴かせてくれます。

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     2009/07/25

    ゆっくりとしたテンポで堂々としたカルミナを聴かせてくれる。オーケストラ・3人の独唱者・合唱全てが高レベルで、まとまっているのに退屈を感じさせないのはやはりこのライブにみなぎる熱気ではないだろうか。小林研一郎の棒さばきに一糸乱れることのないアンサンブル。アジアの(日本の)演奏がこのレベルに達したことでカルミナが世界の名曲になったと感じさせる。ライナーにあるようにテノールのなりきりぶりも素晴らしいが、それ以上に全体が技術・情熱の両方を持った素晴らしい演奏となった。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/25

    豪華な独唱陣と安定した合唱団が緊迫の演奏を聴かせてくれます。声楽ばかりがクローズアップされるこの録音ですがオケの巧さにも注目したいと思います。プラッソンの指揮は早めでテンポを大きく揺さぶるものですがオーケストラの反応の良さがこの演奏を不滅のものにしています。カルミナの名演がフランスから出るのは意外ですが、この録音はドイツの演奏にないスマートさとカルミナならではのダイナミズムを同時に持つ稀代の名演だと言えるでしょう。 

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/25

    上海生まれの指揮者ムーハイ・タン(湯 沐海)がベルギーの新進気鋭のオーケストラを率いて、カルミナ・ブラーナ初演の地フランクフルトアルテ・オパーにて演奏された記念碑的な録音はティルソン・トーマス盤のスピード感とヨッフム盤のパッションを足したような恐るべき演奏記録となりました。指揮者の確実なコントロール、オーケストラの反応の良さ、独唱陣の堂々とした演じぶり、合唱の迫力と推進力、素晴らしく臨場感のある録音。全ての部分において水準を超える演奏だと思います。ここでは細かいミスはあえてこの曲の良さであると考えたいと思います。キズひとつ無い完璧な演奏よりもライブ一発録りの臨場感と熱狂を伝えるすばらしいこの録音は必ずカルミナ・ブラーナの最高の宝物で在り続けることでしょう。ヨッフムしか知らないカルミナファンは是非この録音を一度聴いてみてください。ヨッフムの野性味にたたみ込むようなスピード感・緊迫感というスパイスをくわえた快演です。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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