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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/10/12
近年、指揮者として多忙な日々を送っている巨匠・アシュケナージが、 70歳を控えてもなお、このようなすばらしいピアノを聴かせてくれるとは正直言って思ってもいませんでした。他のピアニストとの比較など必要ありません。これが、半世紀近くピアノを弾き続けてきた巨匠の円熟の境地であることには間違いはないのです。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/10/09
いつもは控えめな評価をする私も、このアルバムには遠慮なく星5つをつけたいと思います。アシュケナージがラフマニノフの次に得意とするのは、このシューマンではないでしょうか?偏りのない表現で名曲から小さな曲まで網羅しているのはもちろん、謝肉祭や森の情景、子どもの情景などでの首尾一貫した音楽性は、まさにアシュケナージならではのものと言えるでしょう。早めのテンポが、いかにもシューマンらしい躍動感を生み出して、その音楽を魅力的なものとしている、すばらしい演奏です。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/09/10
バッハからクライスラーまで、ヴァイオリンや管弦楽の名曲を、 名ピアニストでもあったラフマニノフが彼独自のテクニカルな ピアニズムを駆使して編曲したトランスクリプション集です。 2手や4手の作品では家族と息の合った演奏で、温かみを感じるアルバムです。アシュケナージ自身も、60歳を過ぎてもラフマニノフに関しては まったくその演奏や表現に衰えを感じさせません。
ショパンの母国・ポーランドの舞曲、ポロネーズは サロンで踊るようなどちらかというと落ち着いた雰囲気の 舞曲ですが、アシュケナージの演奏はペダルを控えめにし、 スタッカートは短く躍動的なポロネーズです。ショパン晩年の傑作・『幻想ポロネーズ』でも、前奏部分などはゆったり、またポロネーズ・リズムの 部分は軽快に走り、緩急のある演奏です。タランテラや子守歌、舟歌など、 聴き逃せない作品も収録されたアルバムです。
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/07/24
ピアノ原曲版、管弦楽版ともにアシュケナージのこの曲に対する特別な思い入れを感じさせます。ピアノ版では全曲を通して統一感のあるピアニズム、管弦楽編曲版ではラヴェルのフランス音楽的解釈を排して、アシュケナージならではのロシア的音楽解釈を盛り込んだ画期的なものとなっています。録音もよく、おすすめです。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/07/23
チャイコフスキーは若々しさあふれる名演、シューマンは70年代に 入り、落ち着いた「シューマンらしい」演奏です。 チャイコフスキーでは指揮者マゼールと競い合うようにしながらぴったり 息を合わせ、最後まで勢いを崩さずに一気に駆け抜けます。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。 2009/07/23
現代最高のラフマニノフ弾きを象徴する最高の録音です。 1曲ごとの個性と、24曲としてのつながりの両方を兼ね備えた 名盤といえるでしょう。
2人の方が、このレビューに「共感」しています。
彼が70年以降に録音したショパン全集での同曲の演奏を まだ聴いていないので、比較はできませんが、 とにかく言えることは若さの勢いにまかせず、細部まで考えが 行き届いた丁寧な解釈の上で演奏していることです。 全集録音より銃家なー時の良さが出た演奏かもしれません。
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