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西口まる さんのレビュー一覧 

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     2021/05/14

    モンテニュウーといえばなんといっても「エセー」である。老年を迎えたモンテニュウーは死について考察しようと書き始めたのが「エセー」である。しかし書き進めるうちに死について考えるのが、無意味で馬鹿らしくなってきて随筆の方向性は死の考察とは違うところに向かっていく。

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     2021/05/14

    精神分析論の関わる本である。精神分析といえばフロイトで、フロイトといえば無意識の構造であるが、彼のいう無意識とは表層的なものでなく底の底に存在する、超自我というような、もはや単なる精神病理学を超越した、哲学的世界にまで広がった存在として認識する必要がある。この書もそのような視点で書かれている。

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     2021/05/13

    時代は明治後期。舞台は長野県の千曲川流域部落出身の主人公瀬川丑松は教員をしている。彼は部落解放運動をしている猪子廉太郎の影響を受け、「絶対、自分が部落民であることを隠し通せ」という父の戒めを破ってしまう。破戒である。結果、社会はかれを追放する。差別はいまだ形をかえ根強よく存在する。

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     2021/05/13

    内閣秘密調査室は、日本版CIAとよばれている。CIAほど秘密工作など生々しはまけるが、陰湿さはCIAに勝るとも劣らない。安倍政権からその陰湿さはグレードアップする。たとえば気に入らない官僚の素行調査をし、脅しのネタをつかみ、陥れていく手法は極めて日本的陰湿さがある。

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     2021/05/13

    定本漱石全集全28巻別巻1のなかの23巻目です。やはり書簡の面白さは、自らを擬人化した小説とは違い、赤裸々な自分がどうしても出てしまうところだと思います。とりわけ漱石のギスギスした夫婦関係は誰もが知るところである。「明暗」がそうであるが、書簡にもそのことが窺がえる。

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     2021/05/12

    漱石全種全28巻別巻1の24巻目である。どんな作家の書簡もあまりよんで面白いものではない。日常のありふれた内容が多い。しかし、時に、小説世界に現れない面が意外な面が突然現れる。これがおもしろい。たとえば「あれは子供がよんでためになるものぢゃありませんからおよしなさい」と

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     2021/05/12

    中国の歴史は古い。中国の歴史シリーズの1、その成立から唐の崩壊のはじまりまでまで、ほぼ3000年であるが、中国はいかにして中国になったか中国の原型をとらえる。1番苦手なところである。遣唐使など日本の国家の成立と関連するところなので、それを意識しながら読む。

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     2021/05/12

    人民解放軍は国家の軍隊ではなく、中国共産党の軍隊である。この異例ともいうべき形が、著者によると強さであり、また限界でもあるという。それは良いか悪いかという問題ではない、日中戦争のなかから生れ出た必然の産物、いわば歴史が生んだもので、現代的進化をとげたのが今の人民解放軍である。

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     2021/05/12

    どちらかというと漫画は苦手である。しかし老荘思想という難しそなのを漫画ではどのように表現しているのか興味を覚えて読んでみた。一言で老荘思想とは、型にはまらない非常識と逆転の発想をモチーフとする。常識か非常識かという2項対立が面白い。が、役に立つとは思われないが。

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     2021/05/12

    1939年日本の関東軍とソビエト赤軍が主役となった本格的な戦争である。戦闘は4か月続き双方2万人の死傷者を出した。この戦争は、第2次世界大戦のひきがねの一つになった。この戦争は、兵士を消耗品とする日本軍の論理が際立つ。さらに敵を見くびる性癖も顕著である。

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     2021/05/12

    中神琴渓は江戸時代の医者である。「生生堂雑記」などの本を書いている。彼は、やたらに医者にかかるな、医者を恐れよとか医者でありながら、いわゆる医術なるものに警鐘を鳴らす。寿命が延びたのは、医学の進歩というより、栄養と衛生の向上に帰するところが大きい。

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     2021/05/11

    今、著者橋本治の代表作「窯変源氏物語」を読んでいる最中である。著者のイメージからすると、原典からそれた、かなり著者本位で書かれた本のようにも思わている。私もそう思っていたが、それは大違い。ここには作家でいて最高の国文学者橋本治のすべてが凝縮されている。

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     2021/05/11

    著者橋本治の小林秀雄の「本居宣長」を批評した本を読んだとき、源氏物語や平家物語だけでなく、古事記を批評のまな板に置き、評論の巨人小林秀雄を縦横無尽に調理するのを読んだとき、橋本治の底知れない批評の力に脱帽した。著者にとって古事記は文学、歴史書、思想書、風俗の本でもある。

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     2021/05/11

    著者橋本治の別の本、窯変源氏物語を読んでいる最中である。読む前の印象と違って、きわめて原典に忠実な書であることが分かった。この書もそうである。確かに書き出しは「本当なの もうすぐ都から下るの」といったあんばいであるが、中身は極めて原典に沿ったものである。

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     2021/05/11

    著者橋本治の別の本窯変源氏物語をいま読んでいる最中であるが、当初かなり砕けた本であるという印象を持っていたが、案に相違して極めて原典に忠実な本であることが分かった。この書もパロディを駆使した、面白おかしく書かれた本かと思ったが、まったく違う。きわめて原典に忠実である。

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