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よかろうもん さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/12/31

    リリース直後に聴いた時は、プログレバンドYesとのあまりの相違にビックリしたが、同時に現代でも通用するポジティヴな普遍性を感じ、嬉しくなったものだ。Jon Andersonはこのラインナップでもう一枚アルバムを作りたかったと言っていたが、全く同感である。Trevor Rabinがイニシアチヴをとって制作したことは、そのサウンドメイキングからも明らかだが、親しみ易いメロディー、Andersonの歌声、Chris Squireの骨太ベースのおかげで、なんとかYesというバンドの体裁は残されている。音質も素晴らしく、個人的にはプログレバンドの90年代作品のなかで最も違和感なく聴けた作品である。今聴いてもそれほど古臭いとも思えないし、Yesらしくないアートワークもかえって新鮮で良いと思う。

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     2009/12/21

    Susumu Yokotaは大好きなアーティストで、もう15年以上も聴き続けているが、現時点までの最高傑作は間違いなく本作だろう。海外でも高い評価をうけたようだが、それはこのアルバムが際立って「日本的」だからだ。曲のタイトルからして「ワビ・サビ」を感じさせるが、出てくる音もまた非常に「和」のエッセンスを感じさせる。ピュア・テクノ、それもアンビエントの要素が非常に強いが、郷愁を抱かせるメロディーが豊かであり、聴いていると胸が切なくなる。この感覚でもっとダンス色を打ち出したのが次作の「Mix」で、この2作品を併せて聴くと彼の音楽への理解も深まるだろう。インテリジェンスを感じさせるジャケットも素敵だ。

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     2009/12/21

    90年代のハウス・シーンを代表する超傑作アルバム。今聴いても全く古くさくないばかりか、聴くたびに感動が増していく稀有な作品。個人的には、中古店で信じられないような安値で売られているのを見たりすると、全部買い占めたくなるほど好きなアルバムである。何といってもPresenceことCharles Websterのセンスが素晴らしすぎる!この作品を聴いて、彼のサウンド・クリエイターとしての才能を疑う人がいたら、その人の顔を見てみたい。全曲捨て曲なしだが、とりわけ3曲目のスケールの巨大さ、神々しさには言葉を失う。録音も圧倒的。全ての音楽ファンに聴いてもらいたい作品。

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     2009/12/20

    Talk Talkは本当に幸運なグループだった。この作品など、どう考えてもチャート受けしないような地味で難解な音楽だが、このようなアルバムがメジャー・レーベルからリリースされるなんて、全くもって奇跡としか言いようがない。まるでポスト・ロックを先取りしたかのような、シンプルでミニマルな音楽だが、聴いているうちにだんだんと深みに嵌っていくような、中毒性の高い音楽でもある。国内盤の再発を心より願いたい。

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     2009/12/12

    スコットランドの神秘的な夕暮れを思わせる幽玄で静謐なUKロック。明らかにBlue Nileの影響を受けており、ヴォーカルがポール・ブキャナンだったら誰もがBlue Nileのアルバムと勘違いするのではなかろうか。じっくりと丁寧につくり込まれた玄人受けする作品で、何度も繰り返し聴きたくなる魅力に満ち溢れている。それにしても何と良質な音楽だろうか。再発を心から喜びたい。

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     2009/11/30

    奇才トッド・ラングレンの95年の名作。コンピューターを駆使し、スタジオで作りこまれたその音楽は、サイバー・ロックとでも形容したくなるほど近未来的な音像が印象的だが、音楽の中味は誰が聞いても納得のトッド節満載だ。前作で聴かれた実験的な要素は影を潜め、POPでカッコいい曲がズラリと並んでおり、古くからのファンにも十分訴えかけるものがある。リスナーが聴き易い曲ばかりを並べたその姿勢は、もっと評価されても良いのではないか。全曲捨て曲なしだが、とりわけラストの曲には感心した。曲作りだけでなく、プレイヤーとしての彼もやはり素晴らしい才能の持ち主だ。現在廃盤のようだが、中古店では比較的安価で購入できる。見つけたら即Getだ。

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     2009/11/24

    確かにこれは素晴らしいディスクだ。バーンスタインのような情念たっぷりの演奏ではないが、レヴァイン(旧盤)のような純音楽的な美しさが満喫できる演奏である。徹頭徹尾なんと良い曲だろうと思わせる説得力があり、久々にこの曲の名演に接した思いだ。同時期に発売された大植盤、飯守盤、ギルバート盤などを大きく凌駕する出来ばえである。ホールの広がりをたっぷりと捉えた録音も秀逸。加えてバンベルク響の美しい響きも堪能できて、まずは近年にない同曲の収穫といえよう。

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     2009/11/23

    実演を会場で聴いたが、第3楽章までは本当に超のつく名演だった。特に第1楽章の立派さは想像を絶するほどで、地鳴りのような音響が文化会館いっぱいに響き渡っていたことを思い出す。フィナーレでオーケストラが息切れしてしまったことが残念だが、もし最後までこのクオリティーが維持されていればたいへんな名演になったことは間違いない。朝比奈やザンデルリンクなど骨太の演奏が好きな方は是非聴いていただきたいと思う。演奏会に足を運んだ人のスーヴェニールで終わらせるには勿体無い内容である。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/11/20

    名盤中の名盤だけに過去いろいろなマスターでリリースされているが、このBerlin Classics盤はまさに決定盤といえる完成度だ。最もアナログの雰囲気を伝えるマスタリングというか、SKDは本当に良い音のするオケだということが実感できる音質。ゾンダーマンの天下無類なティンパニが最も明瞭に捉えられているのも嬉しい限りであり、既存マスター盤を所持している方も買い替えて損のない内容である。中庸な印象のあるブロムシュテットだが、曲の良さを120%引き出している点はもっと評価されて良いと思う。

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     2009/11/16

    「Wreckin Ball」「Red Dirt Girl」に続くドリーム・カントリー調の作品で、この路線が好きな人はまず間違いない内容である。ジャケットの雰囲気そのままに、マルコム・バーンのプロデュースは前作にもまして好調で、彼らしい浮遊感漂う幽玄な音作りがたっぷり楽しめる。エミルーのヴォーカルはやや年齢を感じさせるものの、神秘的なバックと見事にハマっている点が魅力で、この方を支持するファンも多いだろう。この路線は本作で打ち止めとなったようだが、だんだんと完成度が上がってきてただけに、個人的には非常に残念である。

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     2009/11/16

    個人的にはDream Theaterの最高傑作と断言したい。彼らの人気がうなぎのぼりだった頃に満を持してリリースされた作品であったが、前作の持つ端正で様式美的な世界から後退した感があり、発売当初はあまり高く評価されなかった。しかしながら、今聴いても全く感動は変わらない。エッジの効いた曲の数々、緊張感ある展開、パーフェクトな演奏技術、クオリティーの高い録音と、彼らのファンでなくても思わず唸ってしまうこと間違いなしの名盤である。SMM−CDはリマスターされているのだろうか?だとすれば買い替えは止むを得ないが・・・。

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     2009/11/16

    エレクトリック・ツィターで知られるアンドリュー・クロンショウの、現時点で最新アルバム。彼のアルバムに駄盤はないが、だんだんと近寄り難い雰囲気が漂い始めている感じがするのは気のせいか?聴き手の感性を研ぎ澄ますかのような、崇高でスピリチュアルな作品である。なかなかBGM気分では聴けないが、そのクオリティーの高さは天下一品といえよう。とりわけ10分を越す3曲の大曲が素晴らしい。しかし一体どこの国の音楽といえばよいのか?全くジャンル分け不可能、ボーダーレスの極みである。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/11/01

    ザンデルリンクの後を継ぎ、ベルリン響のシェフとなったヘルビッヒの同オケとの録音は意外と少なく、ドイツものド真ん中はブラームス全集とこのベートーヴェンくらいではないか。彼の特徴である中庸の美学は、ロマン派のブラームスではさすがに苦しいものがあったが、古典派のベートーヴェンではそれがプラスになっている。ベルリン響の古色蒼然とした音色を目いっぱい生かし、曲の素晴らしさを曲自体に語らすといった趣の演奏。オーソドックスでありながら全く退屈しないのは、曲とオケのクオリティの高さゆえだが、その魅力をストレートに伝えるのも指揮者の重要な才能だろう。アナログの雰囲気が薫る録音もたいへん魅力的。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/19

    ジェイド・ウォリアー90年代の傑作がリマスターされて再発された。録音年代が新しいため、音質に劇的な変化はないが、音の量感は増した気がする。急逝したトニー・デューイグに捧げられたこの作品は、恐ろしいほどの静謐な世界に、青白い炎が燃えているかのようなスピリチュアルな内容だ。ギターとベースに新たなメンバーを迎えているが、ヴァーティゴ時代のような作風ではなく、むしろアイランド時代の作風にニュー・エイジ風味をミックスした感じである(全曲インストゥルメンタル)。静かだが、魂を感じさせる音楽だ。心して聴きたい。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/19

    小澤は全くもって好きな音楽家ではないが、このCDの演奏は素晴らしい。意外に少ない「ローマ三部作」の名演として、後世に是非残したい逸品である。徹頭徹尾、小澤のオーケストラ・コントロールが効いており、曲の性格もあって実に聴き応えのある演奏に仕上がった。ボストン響の演奏もパーフェクト、加えて残響の美しい録音も見事だ。60年代後半〜70年代の小澤の演奏はあまり話題にならないが、この頃の実績があるから現在の彼があるのだろう。同曲の好きな人には是非聴いてもらいたいCDだ。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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