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よかろうもん さんのレビュー一覧 

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     2012/04/10

    Manualの最高傑作。この作品の音楽性はエレクトロニカというよりシューゲイザーだと思うが、そのサウンドが暴力的に響く箇所はひとつとしてなく、眩いばかりのノスタルジーが全編を包んでいる。ジャケットの印象どおりの作品で、特に1曲目は多くの方が指摘するとおり素晴らしい出来栄えだ。思わずもうこのまま曲が終わらないで欲しいと感じてしまう。他の収録曲も総じてハイ・レヴェルで、全体の出来栄えに凸凹がないため、最後まで一気に聴きとおせてしまう。Hammockの流れで聴くことになったのだが、聴いて大正解だった。是非多くの方に聴いてもらいたいと思う。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/09

    凄まじい演奏だ。ゲルギエフ、ラトル、ヤンソンス、ミュンフン、バルシャイなども良い演奏だと思ったが、このライスキン盤は頭ひとつ抜け出ている。何が違うかといえば、それは緊張感だ。終始、切れば血の出るようなハイ・テンションで貫ぬかれており、一瞬たりとも息をつく暇もない。合同オケの荒々しい響きも特筆もので、皮がはち切れんばかりに叩きつけられるティンパニ、音色の汚さを犠牲にして咆哮する金管、凍てつくような響きの弦楽器など、この曲に必要な要素が最大化されている。例えるなら、コンドラシンのメロディア盤が、現代の最優秀録音で蘇ったような感じといえるだろうか。ライヴにありがちな演奏上のミスは皆無だが、あまりの集中力ゆえに聴き終えるととても再び聴こうという気にはならない。しかしこの曲の魅力といったらどうだ。誰がなんと言おうと、文句なくショスタコーヴィチの最高傑作だ。

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     2012/01/09

    アーロノヴィチの蔵出し音源は、その貴重さから考えてもっと話題になってよいと思うが、現状では全くといっていいほど無視されており、極めて残念な状況といえよう。このドヴォルザークなど、フランクの交響曲と並び、同シリーズの白眉であるが、レビューの書き込みがないのが不思議でならないくらい、白熱した名演だ。是非同曲のファンの方は聴いてみてほしい。徹頭徹尾、指揮者の意思が通った演奏で、緩急自在なテンポ、楽器の見事な鳴りっぷりなど、まるでフルトヴェングラーがこの曲を振るとこうなるのでは、と思わせるものがある。金管やティンパニの抉りも効いており、流れるような弦楽器のフレージングと相俟って、極めて結晶化した演奏を生み出している。録音も聴き始めは鈍いと思ったが、聴き進むうちに何故か音質が良くなったように感じてしまう。それくらい興奮して夢中になれる演奏ということだ。

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     2011/05/30

    前作が重くハードな作風で古くからのファンを心配させたPendragonだが、この新作では従来のPendragon節が戻ってきており、まずはひと安心。前2作の試行錯誤を経て、曲も演奏も進化している感じで、挑戦的な雰囲気を残しつつ、しっかりと美メロなシンフォニック・ロックを聴かせている点は特筆に価する。弱点だったリズム隊も、ドラマーが替わって随分と良くなっており、このラインナップで演奏する過去の名曲を是非聴いてみたい。個人的には4曲目、7曲目の美しさにとりわけ惹かれた。限定盤にのみ付属するDVDも約80分と見応え十分であり、彼らの近況を知る意味でも必見といえるだろう。

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     2011/04/17

    1枚目が素晴らしい出来栄えだ。Buddの演奏するPianoと、弦楽器や木管楽器をはじめとする生楽器のコラボレーション。包み込むようなシンセのデコレーションも実に効果的。幻想的で、美しくも儚い音世界だ。初期のWindhamhillや、ECMの静謐さが好きな方は間違いなくハマる内容である。美しいジャケットも音楽を的確に表現しており、好印象。彼のように、一貫して自らのスタイルを主張し続けるアーティストこそ、もっと多くの人に聴かれるべきだ。

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     2011/04/03

    これは素晴らしいCDだ。アシュケナージのマーラーは、チェコ・フィルとの6,7,9番も良い出来だったが、決定盤というにはやや個性が薄く感じられた。しかし、この3番は多くのリスナーを驚かせるであろう感動の名演で、この曲の決定盤のひとつに加えても良いと思う。アシュケナージは、牧歌的な曲想を最大限生かした自然体のテンポをとりながら、要所で彫りの深い表現も聴かせ、この長い曲を全く弛緩させることなく進めている。オーケストラも技巧、音色ともに申し分なく、中でも大活躍する金管群はベルリン・フィルも真っ青の、超人的な演奏を聴かせている。冒頭のホルンや、第3楽章のポストホルンの素晴らしさに大拍手。声楽陣も好調で、近めに収録された克明なコーラスは演奏にメリハリを加えている。録音も最優秀で、ライヴのハンディを全く感じさせない。併録のシェーンベルクも名演であり、値段を考えると実にお買い得なディスクといえよう。

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     2011/03/21

    RushのHeavy Metal的要素が最大限に発揮された名盤(全米No.2に輝いている)。最初聴いたときは、あまりのヘヴィーさに驚いたものだが、印象的なリフと躍動感あるリズムはやはりRushならではで、すぐに愛聴盤になった。Geddy LeeのVocalは、全盛期のようなハイCがもう出ないからか、低めのトーンで終始しているが、アルバム全体がダークでシリアスな曲調のため、全く違和感がない。むしろ、ハイトーンのHR/HMが苦手な聴き手には好印象ですらある。アルバムは息もつかせぬほどの緊張感に貫かれているが、中でも1曲だけ収録されたインスト曲は、ダークでヘヴィーな雰囲気から垣間見える一寸の光明のようで、強い印象を残している。当然Remaster盤を聴くべきだが、早くSACD化されないものだろうか。

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     2011/03/21

    Pendragonのイメージを覆す問題作だ。彼らの特徴である美メロ系シンフォニックロックを期待して聴くと大火傷してしまう。重戦車のようにハードでシリアスな感触の曲がいくつもあり、ヴォコーダーのかかったNick BarrettのVocalは彼らのアルバムを聴き続けてきたファンには相当ショッキングだ。美しい音の壁を聴かせていたClive Nolanのkeyboardsも心なしか控えめに感じる。まぁ確かにこれまでの彼らの路線も正直マンネリ化していたわけで、そう考えるとこの変化も必然か。とはいえ、従来の路線が好きなファンにとっては評価の難しい作品といえるだろう。 

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     2011/02/26

    まことにHMVのレビューの通りだと思う。Yokotaの最高傑作だ。まるで羊水に浸るかのような、優しく、そして美しい世界。素晴らしすぎる。Vocalの導入もマルだ。名作「SAKURA」と共に何度でも聴いていたい。

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     2011/01/08

    レビューを見て驚いた。何と40人ほどいるレビュアー全員が星5つをつけている。まさに誰もが認める名盤ということなのだろう。最初に聴いたときは、前作「Out of Time」とのあまりの違いに驚いたものだが、同時に「凄いアルバムかもしれない」と感じたことを鮮明に覚えている。当時はUK中心に聴いていたが、USもので例外的に聴き込んだことを思い出す。発表から20年弱が過ぎたが、未だに聴くと心の琴線に触れる作品でもある。全曲素晴らしいと思うが、とりわけ6曲目、11曲目は後世に残る名曲だと思う。このような名作こそ早くRemasterし、SACD化してほしい。

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     2010/12/26

    80年代末から90年代半ばまでのMike Oldfieldは凄かった。大傑作「Amarok」に始まり、92年の「Tubular BellsU」の成功、そして続く本作と、デビュー直後と遜色ない彼の創作意欲の高まりにわくわくされっぱなしだった。その後もコンスタントに作品を発表しているものの、クオリティの低下は明らかで、なかには惰性でリリースしたのではないかと疑いたくなるものまである。ファンとしては寂しい限りだ。先ごろ、本当に久しぶりに本作を聴いたが、その素晴らしさに改めて恐れ入った。Mikeらしい美しい旋律に溢れ、浮遊感や土俗感にも満ち、何よりも一気に聴き通せる全体の完成度が尋常ではない。Rock好きにはもちろんだが、ClassicやNew Age好きの方にも是非聴いてほしい名作である。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/12/25

    Paul Van Dykが主催するレーベルVanditから素晴らしいアーティストが誕生した。Mix-CD「Vonyc Sessions」などで彼の音楽は耳にしていたが、やはりフルアルバムの完成度は格別である。本年聴いたClub Musicのなかでは個人的に断トツのアルバムで、1曲目の「One Day」からして最高の出来。切れ目なく続く曲はどれも様式美に溢れ、美しいメロディーは心の琴線に触れること間違いなし。なかでも6曲目「No More Alone」の壮大なスケールには心底圧倒されられた。PVDの影響が大きく、まだまだ彼のフォロワーといった印象だが、今後がたいへん楽しみな新人だ。早く2ndアルバムが聴きたい!

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/11/29

    時代ごとにその音楽性も変遷を辿ったSoft Machineだが、個人的にはFusion色を最も強めたこの時期に最も惹かれる。前作Bundlesを推す人が多いようだが、この方向性なら断然このアルバムだろう。Alan Holdsworthも凄かったが、John Etheridgeはそのさらに上を行っている。本当に信じられないテクニックの持ち主だ。個々の楽曲も前作より完成度が高く、全体を通しても良い流れで一気に聴ける。まさにバブルの弾ける寸前というか、彼らのポテンシャルが極限まで飽和した貴重な記録といえる。待望のリマスターは楽器バランスに少し変化が加わっており、やや違和感も残るが、まずは名盤の復活を心から喜びたい。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2010/11/07

    間違いなくこのバンドの最高傑作だろう。1曲1曲が短いのが本当に残念だが、曲も演奏も本当に素晴らしく、何度も聴きたくなる魅力に満ちている。earthyでsoulfulなヴォーカル、胸をしめつけられるようなメロディー、センス満点のアレンジと、音楽作品としての完成度は文句の付け所がない。曲によっては雰囲気がUKのBlue Nileに似ているものもあり、わずかながら彼らの影響も感じさせる(1曲目などその典型だ)。あまり話題に上ることの少ないアルバムだが、次世代に伝えたい名盤であり、是非多くの方に聴いていただきたいと思う。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/10/19

    これは驚きの名演。ロッホランは派手な個性こそないが、慈しみ深く滋味溢れる音楽を聴かせる指揮者である。そして、その特徴がこれほど如実に表れた演奏もないだろう。味わい深い、という言葉がぴったりの玄人向け解釈であり、絶妙なテンポで徹頭徹尾ふんわりと柔らかい感触のブルックナーを聴かせている。それでいて要所でティンパニのトレモロが凄い響きを轟かせたり、初めて聴くような楽器バランス(スクロヴァチェフスキのように分析調ではない)がハッとするような閃きを感じさせたりと、思わず唸らされてしまうこと請け合いである。全編が名演だと思うが、個人的には後ろ髪を引きずるようなアダージョのコーダに感動した。録音も教会の豊かな残響を綺麗に収録しており、これがまたブルックナーの宇宙を感じさせる。この曲のベスト5に加えたいCDだ。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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