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1 people agree with this review 2021/03/11
ローマ三部作の録音の中で N o.1 と言っても良いのではないでしょうか。まったくもって素晴らしい演奏だと思います。弦楽器セクションのニュアンス豊かで品の良い音。力強くも奥ゆきがありブリリアントな音色の金管セクション。BSO の機能美とシンフォニーホールの最上のアコースティックが、これ以上ない程にブレンドされた響きです。小澤は音楽への若き情熱を屈託なくぶつけ、オーケストラは全力でそれに応えている姿が目に浮かんできます。 「松」のカタコンブでは、弦楽器の手触り感のある音色と響きが素晴らしく、アッピア街道のラストでは金管パートの決してバランスを崩さない最大級の咆哮に背筋がジーンとします。 「噴水」瑞々しく純度の高い繊細な響きが印象的です。 「祭り」炸裂する迫力よりも、筋肉質の引き締まった音色でのバランス良いアンサンブルにセンスが溢れていますね。 77年前後に DG から発売された 小澤 / ボストン の録音は全てが名演と言っても良いと思います。ブラームス交響曲第1番、マーラー交響曲第1番、チャイコフスキー交響曲第5番、そしてこのレスピーギ三部作です。その後にも小澤の名盤は多くありますが、私はこの時期の演奏に大きく心を惹かれています。
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0 people agree with this review 2021/03/11
ポーランド人ツィメルマンの想いが全て込められた凄い演奏です。冒頭から深く厚みのある音で歌いあげるオーケストラに驚き、聴いたことがないアーティキュレーションやルバートに、戸惑いました。いつも聴いていたショパンの響きとは余りに違う。 オーケストレーションの問題で生じるピアノとオケの隙間を感じさせること無く、見事にブレンドされたサウンドが畝っています。これはもうツィメルマンが懐くショパンの偉大なピアノ協奏曲への想い全てを注ぎ込んだ演奏なのでしょう。ここまで表現出来れば、良い悪いの問題ではないですね。今では最高に素晴らしい演奏のひとつとなりました。ピレシュの演奏も素晴らしいですが、このツィメルマンの演奏も素晴らしいです。皆さん聴いておられると思いますが、未聴方がおられましたら是非ご一聴をおすすめします。
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3 people agree with this review 2021/03/11
キタエンコの演奏を聴くのは本当に久しぶりです。随分と昔、N響へ客演したときのキレのあるハンサムな指揮ぶりが印象に残っています。 当時はモスクワのシェフで、かなりロシア的な表現をしていたような気がします。ロシアの貴公子みたいなイメージがありました。 しかし本盤では随分と洗練された響きで、ヨーロッパ的と言っても良いような演奏です。 キタエンコは活動の本拠を西側に移してから演奏スタイルが変わったのでしょうか。 ひととおりを聴いた段階ですが、disc 2 の「冬の日の幻想」が素晴らしかった。ギュルツニヒのオーケストラは高機能でクリアーな音を響かせ、キタエンコもドイツ的と言っても良いような音づくりでチャイコフスキーを表現しています。そのあとの「雪娘」もデリカシーのある細やかな表現でニュアンスに富んだ演奏です。キタエンコが振るチャイコフスキーのオペラを聴いてみたくなります。 録音も優秀です。単品では SACD も出ているようなので、そちらは相当良い音がするのではないでしょうか。その他の曲もじっくりと聴いてみたいと思います。 皆さんにも一聴をおすすめします。
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0 people agree with this review 2021/03/10
まさしく正統派のチャイコフスキー5番。 交響曲としての構造美を味わえる演奏です。 この曲の名盤は数多あると思いますが、私には小澤 / BSO の演奏と並んで5番のスタンダードになっています。堅実な表現で真っ直ぐに音楽が進んでいきますが、聴かせどころのツボは充分押さえていて、2楽章のカンタービレの美しさは特筆ものですし、4楽章も引き締まった響きで威風堂々と締めくくります。 マエストロは一昨年の名古屋フィル定期でもこの曲を取り上げましたが、活き活きとした素晴らしい演奏でした。 皆さんも是非ヴィトの演奏を聴いてみてください。おすすめします。
正統派指揮者ヴィトとポーランド国立放送交響楽団の悲愴交響曲。真正面からスコアと向き合う質実剛健な演奏です。メランコリックな雰囲気を演出することなく至極正統的な解釈で、いつものヴィトらしい音楽が流れます。畝りや粘りのある解釈を好む方には、さっぱりし過ぎているかも知れませんね。私的にはこれくらい真っ直ぐな演奏の方が「悲愴」の本質を味わえるような気がします。カトヴィツェのオケも好演。録音も優秀です。派手さは無いですが、職人気質ヴィトの隠れた名盤です。皆さんも聴いてみてください。 おすすめです。
小澤のディスコグラフィーの中でも指折りの録音だと思います。後にベルリンフィルと録音した完成度の高い演奏もありますが、私はこの演奏に大きな魅力を感じます。若々しくエネルギッシュ。溌溂としていて、小澤はこの交響曲への想いを迷うことなく真正面からぶつけているような気がします。BSO も小澤の情熱に全力で応えています。最終楽章の堂々とした表現は自信に満ち溢れており、コーダにおける金管の咆哮などは、他のどの演奏からも得られないと思えるほどの高揚感をもたらします。若きマーラーの青春交響曲に相応しい素晴らしい感動的な演奏だと思います。 この時期にDGで録られたチャイコフスキー5番、ブラームス 1番と並んで、小澤 / BSO の代表的な名演ではないでしょうかね。 皆さんにも是非聴いていただきたい演奏です。
3 people agree with this review 2021/03/10
スイトナーの演奏はN響とのモーツァルトやブラームスをFMでよく聴いていました。 その後は体調を崩されて耳にする機会も減っていました。先日、父親の持っていたシャルプラッテンのドヴォルジァーク 6番のLPを見つけて聴いてみたら、これが素晴らしいではありませんか。変に力むこともなく自然で美しい音が響いていました。それでこのお値打ちな全集を購入した次第です。全曲とも綺麗な音色で本当に自然なドヴォルジャークです。 録音もかなり優秀だと思います。 シュターツカペレ・ベルリンはバレンボイムの指揮で聴くことが多くなりましたが、スウィトナーの時代の音はバランスが良く綺麗で「すぅー」としていますね。 ノイマンやクーベリックも良いですが、透明感があって美しいスウィトナーのドヴォルジァーク。素晴らしい演奏でした。 皆さんも聴いてみてください。おすすめです。
0 people agree with this review 2021/03/09
クーベリックと全盛期の BSO のバルトークを、このようなハイクオリティサウンドで聴けるなんて思いもしませんでした。PENTATONE さんありがとうございます。 スメタナの「我が祖国」とともに、BSO にとって意義のある録音であることはご存知のとおり。余計な感想など要らないと思います。クーセヴィツキーの初演時のボストンの演奏はどんな響きがしたのだろうかなぁ?と想いを馳せる程この演奏は素晴らしい。是非皆さんにも聴いていただきたい。おすすめです。
素晴らしいラヴェルですね。小澤さんの良いところがラヴェルの音楽には合うんですかね。クープランの頭のオーボエから雰囲気バッチリです。透明でやわらかい音が、ふわっと立ち上がってくるんですよ。本当よい香りがするんです。曲線的なデザインのガラス細工のような透明感が、聴き終わるまでずうっと。クリュイタンスやデュトワも美しく素敵ですが、これは小澤さん独特の美しさではないでしょうか。 PENTATONE のリマスターは素晴らしく、ボストンシンフォニーホールの潤沢なアコースティックを綺麗に録っています。録音時は人が入っていないので、当然残響はマックス。響き過ぎてる感はありますが、私としては一番後ろの席で録音に立ち合っているような気持ちで聴いています。こんな響きを聴くことは、なかなか無いと思います。皆さんも素晴らしい響きに浸ってみては如何ですが。おすすめです。
ノット / バンベルク 最初のマーラーは 5番。2003年の録音なので首席指揮者としても馴染んできた頃でしょうか。とてもみずみずしいサウンドでバランスも良く、ノットとオーケストラの相性の良さを感じさせます。落ち着いたテンポで丁寧に音楽を進めています。録音は優秀で、カイルベルトザールの残響が綺麗に響いています。なんだか暖かい音がしてアンサンブルも良い。あらためてバンベルク響って良いオーケストラだなぁと思いました。5番の構造美をじっくりと味わえる素晴らしい演奏でした。 皆さんにも聴いてみて下さい。おすすめします。
2 people agree with this review 2021/03/09
爽やかで若々しい皇帝です。エッシェンバッハ 33歳、小澤 38歳くらいですかね。「皇帝」と言うより「皇太子」と言ったほうが良いですかね。PENTATONE のリマスターは相変わらずの凄さで、ボストンシンフォニーホールのアコースティックをバランス良く録りきっています。軽快な響きがホールに舞い上がるような感じがします。エッシェンバッハは少し早めのテンポで、軽快かつ高貴な音を奏でています。小澤のサポートもピアノの響きに上手く寄り添っていて、私には、意外にも?結構ベートーヴェンらしい雰囲気が感じられました。PENTATONE の小澤の幻想が良かったので、続いて購入しましたが、こちらも本当に素晴らしい演奏でした。皆さんにも一聴をおすすめします。
2 people agree with this review
2 people agree with this review 2021/03/08
ツィメルマンのラフマニノフ 1番と2番のディスク。小澤 / BSO がバックを務めています。吟味して録音をしているツィメルマンだけあり、数ある同曲の録音の中でも指折りの演奏ではないでしょうか。真正面から曲を見つめた正攻法の演奏だと感じました。ラフマニノフらしくないと感じる瞬間がある程に。小澤 / BSO の演奏もツィメルマンにぴったりと寄り添って美しい音楽を奏でています。録音のせいなのか小澤の判断なのかは分かりませんが、オーケストラの音が引き気味に聴こえるところが少し残念ではありますが、ロマンティックでありながらもカチッとした形式感を感じさせる素晴らしい演奏でした。皆さんにも一聴をおすすめします。
11 people agree with this review 2021/03/08
ハイティンクが SKD の首席を務めていた時のライブ録音。マーラー2番、ブラームス 1番、ブルックナー8番はハイティンクのベストではないかと思える出来。音楽が立体的に構築され響きも深い。いつものハイティンクよりも音楽が高揚していることが嬉しい。このコンビが長く続いていたら、凄い全集がいくつも出たのでは?と思ってしまう程このボックスは素晴らしい。
11 people agree with this review
3 people agree with this review 2021/03/08
昔から評価の高い全集。遅まきながら手にしています。評判どおりの素晴らしいシューベルト 。SKDとルカ教会のアコースティックに実直なブロムシュテットの解釈がベストマッチしていて爽快な音楽が響いています。マエストロと SKD の相性の良さが現れていますね。少々高音が耳にさわる感じがありますが、古さを感じさせない素敵な録音だと思います。音の分離や直接音のバランスが気になる方がおられるやも知れませんが、SKD ならではの贅沢なオーケストラサウンドを聴くことが出来ます。デイヴィス = SKD のシューベルト も愛聴していますが、私はこちらの方が好みです。しかし SKD の音は他には無い独特の魅力がありますね。素晴らしい演奏でした。おすすめです。
純粋にスコアにある音を積み上げて音楽を構築する、ブロムシュテットならではのブラームス交響曲第1番。音に重厚さを求めたブラームスではなく、ブロムシュテットが構築する音楽からブラームスの重厚さが滲み出ている感じがするのです。SKD とのライブ演奏も良かったが、今回の LGO との演奏は、更にブラームスらしい響きが深々と聴こえてきます。演奏しているブロムシュテットは見えなくなり、素晴らしいブラームスの響きだけが心に残る。素晴らしき指揮者の最高の演奏でした。90歳を過ぎて尚、フレッシュさを増し進化するマエストロ。ただただ感服いたします。次作の2番も楽しみですが、必ず全集を完成していただきたい。 皆さんにも一聴をおすすめします。
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