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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/14
これはもはや文学、文学ですよ この本はニューオーダーのバーナードサムナーが自らの生い立ちを綴った自伝です 同時に1956年にイギリスで生まれた労働者階級の少年が成長してゆく様と、当時の社会状の移り変わりをみずみずしく描いた文学だなとも思いました 貧困ゆえの哀しみとその中の幸福が色鮮やかに描写されていき、胸を突かれました 貧しくとも幸せだったコミュニティが分断されてもう戻れない。という悲劇は災害の仮設住宅などでも見たのですが、バーニーはそれを淡々と語ってゆきます そのやるせなさと明るさの二面性はニューオーダーそのもので、ニューオーダーとはイギリスの歴史を映した鏡なのかもしれなと思いました クラフトワークが上流階級の坊ちゃんによって創設されたのと対照的に、ニューオーダーは(能力はあったのに)進学したくてもできなかった労働者階級によって結成されたというのも色々と興味深いですね フッキーに関してはこの本で決別を宣言したようなものだと思うのですが、フッキーとつるんだ青春エピソードも本の中でいっぱい語られていて切ない気持ちになりました 全音楽ファンが読むべき本だと思います
0人の方が、このレビューに「共感」しています。
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レディオヘッドの非公式バイオ本 非公式と銘打ちつつも、関係者のインタビューや記事をまとめてあるので信頼度は高いです 非公式なぶん、神様仏様トムヨーク様というような崇め方はしてないのでとても読みやすい この本の面白いところは、イギリス人が書いているので日本のロキノン史観とは異なっているところです (具体的に言うと、ロキノンみたいに隙あらばオアシスと関連させようとしないなど) 初期にNMEに嫌われてたのとか、U2との関連とか、イギリス視点での話が大変興味深かったです レコーディング時の試行錯誤や音楽に関する論評、トムの飄々としたキャラクターが感じられる興味深いエピソードも盛沢山で大変満足でした こういう本を作ってもらえるバンドを好きでよかったなと思える1冊
U2の入門にはこのムックが一番いいと思います おすすめ! どうもU2のファンというのはちょっと独特で 、 音楽そっちののけでずっと何かを批判している人と 黙って曲を聴くだけで語りたい気持ちが一切ない人 の両極端に分かれる傾向があるように思います (今回の来日公演時のSNSはまさにそんな感じでした) そうすると外からは「音楽そっちのけで何かを批判している」ファンしか目に入らない結果が SNSで無限に繰り広げられるボノは日本が好きか嫌いかという不毛な議論だったのではないかと思います 同じように書籍も、プレイヤー系雑誌以外は音楽そっちのけで闘志みたいに扱いたい人と、音楽そっちのけでうさんくさい人達みたいに扱うのどちらかになりがちだったと思います このムックはそういう傾向がなく、音楽中心なところが素晴らしいです 私はボノが日本が好きか嫌いかとかそんなことはどうでもいいので、もっと音楽中心にU2を解説してほしかったのです そんな積年の願いが叶った私のネ申ムックです
おもしろうてやがて悲しき80年代 80年代のかわいい☆文具を紹介してくれる書籍です サンリオ以外のキャラクターが、あああったあったと琴線を刺激する事請け合いです 私がこの本を読まなければ一生思い出さなかっただろうアイテムはザシキブタでした 何もかも皆懐かしい 写真についている紹介文も、自分の過剰な思い入れ(思い込み)を書いたりせず、控えめで好印象です アラフォー同志できゃっきゃと読みたい1冊ですが、子供もかわいいと喜んでいました
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/13
猫で有名な岩合さんですが、猫以外も大変カワイイ写真を撮られるのでした (私は犬の写真の方が好きかな) ホッキョクグマは表情がすごく人間っぽい 擬人化する必要もないですね 立って両手を使うからでしょうか 特に母子のクマは人間より人間っぽい 母と子という言葉の持つイメージを人間より体現している ホッキョクグマの母子の写真を見ると胸がざわつきます 子グマはどこまでもいとけなく、母グマは神々しいほどに母性をみなぎらせている しかし父グマは子供をかわいがるどころか殺してしまうこともあるという そんなところも人間を極端に擬人化したようにも思えます そんなわけでとても人間臭くてかわいいホッキョクグマの写真集です 子供のいる方なら胸を撃ち抜かれる思いになるのでは 岩合さんってすごい
「イアン・ブラウンとジョニー・マーは同い年」というのは「ポール・マッカートニーとポリスのアンディ・サマーズが同い年」と言うのと似ている気がします 同い年でもブレイクした年代が違うので、一見世代が違うように見えるという そんなわけで、ローゼズは成功するまでが長かったので紆余曲折が色々あって興味深かったです さらば青春の光にかぶれてスクーターに乗ってみたり、 キースムーン死後のピート・タウンゼントにレニが目をつけられたり、 レコード会社に「ネクストU2を見つけてしまったかも」と期待されたり、 ロック史をリアルタイムで経験している人達なんですよね だから読んでいて自分もそういう伝説の時代を追体験した気分になり、とても面白かったです!
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/13
思った事は全部言っちゃう男の、やったことや思った事を全部書いちゃった自伝と言った感じでしょうか 本人的には書くべきだと思う事を全部書いたのかなと思うのですが、もう少し読者が読みたいエピソードを中心に取捨選択してまとめてほしかった気もします (原文はもっと混沌だったのを編集がまとめてくれた結果がこれという可能性も否定できませんが!) でもそのぐだぐだぶりも含めてピートだよなとも思いました ザ・フーというのはピートにとっても「思い通りにならない、手に負えない存在」だったんだなと思いました この本はザフーから逃れようとして結局それが叶わなかったピートがその宿命を受け入れるまでを綴った本だと思います (徹頭徹尾、ザフーが自分の全てだったロジャーダルトリーの自伝と比較すると興味深いですね) 老いる前に死ぬはずが、自分より若い嫁をもらって長生きをし ザ・フーから逃げたかったのに、結局ロジャーと二人でザフーとして生きていくことを選んだのはどこか似ているなと思います 理想に殉じるより、見苦しくても生きていくことを選んだんだなと (それは当時のロックバンドの殆どが実際には中流階級だったのに対し、ザフーは半分が労働者階級だったことも影響しているのかもしれません 他のバンドは恵まれた人間の理想論を言ってるだけだったけど、ザフーは違う階級の人間とぶつかり合って妥協して違いを受け入れるしかなかった 理想論を言いながら机上で生きていくことはできなかった) 私はそれが嬉しいです
1人の方が、このレビューに「共感」しています。
まず一つのテーマがあって(光と色など)それを実例を挙げながら解説していくというスタイルなので、読み物として面白く読めます とにかく写真のセンスがいいのですが、反面、一ページの中で写真の比率が多いので、意外に情報量は少ないかなと思いました どーんとその化学反応のビジュアルがあって、それにまつわる飄々としたコラムが付属するって感じですかね 図鑑と言うか、解説の文章の分量が多くてためになる写真集だなとも思いました そんなわけで、文章も面白いですが、手に取って眺めてるだけでも楽しい本です
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/12
「くらべる」という言葉の解釈について考えさせられるクイズブック 全5章のうち4章は「〜の中でいちばん××なのは?」という問題なので、なるほど、くらべた結果のクイズだなと思うのですが、 1章は「〜の中から××なものを選べ」なので、ちょっと混乱しました 比べて選ぶんだからこれも比べるなんだろうけど、私にとっての「比べる」は何かの法則に沿って「並べる」ようなもので、「一つだけ選ぶ」というイメージがなかったので… そういうところが印象深かったです 親はそんなところにひっかかっていましたが、子供は楽しく読んでいました
子供って本当に「一番」が好きですね 世界で一番××なのは? という子供が大好きな題材なので、食いつきは最高で楽しそうに読んでいました 親も一緒に読んでなかなか楽しかったです 答えのヒントがシルエットで出ていて答えがばればれな問題が多かったのですが、それも小学生にはちょうどよかったです 買った時は意識しなかったのですが、著者はざんねんな生き物シリーズの人だったのですね 子供の心をつかむ切り取り方が上手いなと思いました
元素について調べるための図鑑というよりは元素についての「読み物」と言った感じ さらっと読めます この図鑑のよいところは、似たような性質を持つ「縦の族」で元素をまとめて紹介しているところではないでしょうか この族にはこういう特徴があると説明したうえで、そこに属する各元素について、興味深い豆知識を教えてくれるという感じです 読者に元素の「概要を掴んでもらう」というのが著者の狙いなのかなと思いました 元素の性質について「流れ」で理解できるような構成です 写真も大きくてきれいで、元素にあまり興味のない子供でも絵本みたいな感覚で読めると思います (そのぶん情報量的には意外に少ないかなと…)
漫画というか絵物語ですね(批判じゃないですよ) 絵じゃなくて文章で全てを説明してくれるので安心して読めます 伝記は前半部分だけで後半は彼女の著書である「看護覚え書」の図解です この本の良いところは「漫画ではない」ところです ナイチンゲールの事を必要以上に美化したり、ドラマチックに盛り上げたりすることはありません 淡々と彼女について語る文章に説明の為の挿絵がついているだけ。という感じです そういうところがナイチンゲールの人となりにふさわしいと思いました 偉業を成し遂げた人をヒロインではなく「奇人」として書いたところがリアルでよかったです 素敵だったのはナイチンゲールの友人の哲学者の言葉 「敵愾心をむき出しにしてはいけません 全力を振り絞って世界を動かそうなどと考えるのはおやめなさい」 そのとおりだなと思ったナイチンゲールの言葉は 「よく観察しないところには迷信が生まれる 迷信の多くは間違った知識、いい加減な観察 、 「BはAの後に起こったので、AはBの原因である」という論法によるものです
1人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/11
翻訳はとんでもなく読みにくいです ただ、原文自体が元々かなり韜晦した文章なので、他に訳しようもなかった気がします 原文の韜晦に関しては、ジェフの幼いころの生い立ちはかなり不幸だったので、それを正面から書くことを避けたのかなと思いました その部分はアメリカの田舎の鬱屈した空気が感じられて興味深かったです 学生時代にクラッシュの衝撃を受けた話、同じ音楽が好きだという理由で親友ができた話とか、このあたりが音楽にそういう力があった最後の世代だなと思い、なんだか切なくなりました 当時のアメリカの音楽事情を追体験できるような本でもあり、とても面白かったです
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/11
ユーミンの作品などでも有名なドラマー、林立夫さんの自伝です。 林さんと言えば例のアレでも有名なので、どのように触れるのだろうか(または触れないのか?)ということが気になったのですが、やっぱりちゃんと触れていました それについては節度のある書き方をしていたと思います ドラムについては楽しそうに語っておられますが、あまり詳細に言語化したい方ではないのだなと思いました そういうところも「芸風」どおりで、らしくてよかったと思います それにしても日本の音楽界というのは慶応ボーイのたまものですね 当時の空気が感じられて面白かったです
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/03/19
ダイアナロスが脱退してからのシュープリームスもなかなかいいですよ 脱退後は良くも悪くもボーカルに対する遠慮?がなくなり、サウンド主導で現代的な響きになっていると思います ヒーズ・マイ・マンとかOnly Manのベースは人類の財産といいたいほどのカッコよさなのでぜひ聴いてください
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