techizau  |  神奈川県  |  不明  |  2008年10月08日

“純粋な音響効果” 私も現在クラシック音楽界に巣食う寄生虫的な評論家に惑わされてカラヤンはほとんど聴いていなかったのですが、食わず嫌いは機械損失だなーと思い全集を購入しました。 結論から言うと、よくもまあ“音響効果のみ”を継ぎ合わせてここまでブルックナーぽく聴かせられるもんだなーと感心しました。 一曲通しで聴いても何も心に残らない。ブルックナーの神に対する敬虔さや愛、自然に対する賛美や畏怖、そういうものが全く聴こえてこないんです。 感動が全く残らない。すり抜けるだけ。

 

ひかり  |  東京都  |  不明  |  2008年09月14日

買わなければ良かった。ヴァントやチェリビダッケ、ジュリーニのブルックナーを聴いた後にカラヤンの演奏を聴くと、単なる美音の連続だけの演奏に耐えられない。とは言え、全集を買ってしまった。もう暫く我慢して聴いてみようか・・。

 

ともりん  |  京都市  |  不明  |  2007年04月12日

享楽主義的芸術観による解釈の典型。どの曲も第一楽章の推進力と屹立するオケの響きが異常にかっこいい。adagioはオケの技術的な完璧さを抑制表現に利用して、とことん感傷的な美を聴かせる。現代都市の高層ビル群の輝きを志向するならカラヤンも崇拝される。しかし古民家や寺院の木のぬくもりを求めるなら別のブルックナーを聞こう。しかし９番など、峻厳な解釈では曲の理解がなかなか難しいのでカラヤン流の解釈は万人に受けると思う。

 

ヤマト  |  新潟市  |  不明  |  2006年09月30日

美しさの極みの７番。 低弦がうなり、金管が吼え、 ティンパニーが轟く、壮絶無比な５番。ヴァントも霞んで見える程です。 所謂ブルックナーらしさは、希薄かもしれませんが本質は捉えていると思います。 カラヤン美学に貫かれたブルックナーの世界はある意味での頂点と思います。 その音響美は私達を至福の時へと誘います。

 

いのうえ  |  さいたま市  |  不明  |  2006年03月26日

私にとってもブルックナーの音楽を味わい尽くさせてくれるという点でははチェリビダッケが別格の存在で、あとはヨッフムがあれば満足ですが、カラヤンの全集もこれ以上の音響美は今後も望むべくもないという意味でスキージャンプの最長不倒距離のような演奏として敬意を持って聴いています。しかも偏向気味の評論家の言うようにサウンドのみで内容空虚な演奏とも全く思いません。存在価値は十分ある全集です。

 

安曇野のカラヤン  |  長野県穂高町  |  不明  |  2005年02月05日

難しいことは分かりませんが、オケの響き、ピアニシモの弦の美しさとフォルテシモの金管の強奏による大きなダイナミックレンジ、素人にとっては非常に分かりやすく、クライマックスで本当に満足できる演奏だと思います。カラヤンは聴き手にとって、非常に分かりやすく演奏しているんですね。

 

davisrvw4  |  広島市  |  不明  |  2004年06月08日

帝王全盛期に収録された圧倒的なブルックナー全集。特に五番や八番の金管軍団の重厚な迫力はカラヤン/ベルリン・フィルならではのもの。四、七番の美しい旋律もお決まりのカラヤン・レガートで非常にビューティフルです。実演で取り上げなかった一、二、三、六番もあきの来ない名演で、カラヤン・サウンドを満喫させてくれます。初出時のホルガー・マッチースによる羽のジュケットも美しかったですね。

 

futa  |  愛媛県  |  不明  |  2004年05月24日

天井を突き破るような管楽器の音、圧倒的な低音の抜けの良さ。スピーカーがうれしそうに悲鳴をあげておりますぞ。防音完璧な事務所で鳴らすカラヤンのブルックナー。これ以上何を望むのですか。アクビすることなく聴き通せるブルックナーがここにありました。いや〜長生きはするもんですね。

 

ドイツ魂  |  愛知県  |  不明  |  2004年05月18日

h.t四日市さんに全面的に賛成！私もヨッフムが最高だと思います。私の周りの年配のドイツ人も皆そうです。（ドイツ系の会社に勤務）でもオケの美しさはカラヤンですね。彼らにそう言うと「当たり前じゃないか！」と一喝されました。某評論家は大昔の海外雑誌の受売りをして損してますね。乗った読者はもっと損してますが。

 

ZEIT IST KUNST  |  ZURICH  |  不明  |  2003年10月04日

たゆたうヴァイオリンのさざ波、澄んだ高山の清水のごとし。揺らめく低弦のうねり、森に立ちこめる夜霧のごとし。あでやかな木管の響き、野に戯れる野鳥のごとし、高らかなブラスの輝き、黄金の陽光のごとし。文句なし。

 

乱筆不治  |  不明  |  2003年07月07日

賛否両論あるでしょうが、これはこれで好きな演奏です。特に8番の迫力は圧倒的。でも、7番の新録(VPO、最後の録音)と9番の旧録(BPO、60年代)も素敵です。

 

エーテルの風  |  長野県  |  不明  |  2010年04月11日

全集完成に関してデジタル録音時代を跨いでいるせいもあり、カラヤンの全集の長所である『一貫性』がユルいのがネックです。[全集としては★２〜３くらいの評]。　個々の演奏はそれなりに素晴らしいし意義も深い。１番２番は「異質のブルックナー」と割り切って聴けばそれなりに名演[★４つ]。３番は個人的に好き！[★４つ]。　４番６番は 許せん!(○｀ε´○)レヴェル[★１つ]　８番９番は ナルホドと納得できる[★５つ]。そして５番は、★６つと言いたいくらいなほど！ブルックナーとカラヤンの異質な世界が見事に共存している。　個々の演奏を平均してみると…★４つでしょうか? でもまぁバラで買われる事をお薦めします。

 

ぶひ  |  東京都  |  不明  |  2009年03月01日

ブルックナーの音楽は全くといっていいほど知らないので先ずはカラヤンで！と聴いてみました。 美しい演奏です。 先ずは美しい音楽で覚えて他に行きたいと思います。 入門者、初級者のファーストチョイスにはカラヤンはいい演奏家のひとりではないでしょうか。 確かに万人向けなのかもしれませんが。。。

 

I&W  |  JAPAN  |  不明  |  2007年09月18日

No.1;12’53/14’17/8’54/14’27 No.2;18’16/17’34/6’12/18’06 No.3;21’56/16’21/6’53/11’39 No.4;18’14/14’27/10’43/20’28 No.5;20’43/21’26/13’44/24’42 No.6;15’16/18’58/7’52/15’13 No.7;20’06/21’55/9’50/12’26 No.8;16’45/15’08/26’07/24’06 No.9;24’54/10’37/25’51

 

顕  |  岐阜県  |  不明  |  2007年08月09日

私の持っているブルックナーの全集はこのカラヤンと、テイントーのみだが、カラヤンの方が、よい。音が豊かで音に包み込まれてしまう感じがする。これが、ブルックナーの世界なんだ、と納得してしまう。