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ベートーヴェン(1770-1827)

SHM-CD ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 庄司紗矢香、ユーリ・テミルカーノフ&サンクト・ペテルブルク・フィル

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 庄司紗矢香、ユーリ・テミルカーノフ&サンクト・ペテルブルク・フィル

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  • ★★★★☆ 

    うーつん  |  東京都  |  不明  |  2018年10月27日

     ベートーヴェンは真っ向勝負というより、しっかり尊敬をこめて真摯に弾き進めていく印象。このディスクの「聴きどころ」であろう庄司紗矢香作のカデンツァも奇をてらうものでなく極めてオーソドックス。おそらくこの盤から数十年(?)後に再度録音する機会があるならもっと踏み込んだどっしりとした演奏に熟成しそうな予感がある。アグレッシブで求心的な「庄司紗矢香節」を期待すると少しおとなしめに感じてしまうかもしれない。   一方、シベリウスではライヴという条件もあってか、彼女らしい揺らし方と節回しが出ていると思う。シベリウスの故郷を思わせる峻厳な自然より、作曲者の心の奥底にあるあつい情熱をほんのりと感じさせる。   サポートはソロを引き立てるかのように前面に出てあれこれ細工はしないが、安定感はさすが。 他にないようなあっと驚くことを求める向きには物足りない印象を与えるかも。じっくり落ち着いた、噛みしめるような演奏が好きな方にお薦めです。

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  • ★★★☆☆ 

    ROYCE  |  神奈川県  |  不明  |  2020年01月24日

    20世紀の曲を弾くと恐るべきパフォーマンスを披露する庄司だが、これは凡庸な出来のディスクといえる。ベートーヴェンは真面目によく考えて慎重に弾いているが、それだけしか取り柄がないともいえる。流れが悪く退屈な演奏なのだ。庄司が実演で聞かせる華を期待すると裏切られる。ベートーヴェンのコンチェルトにつけたオリジナルのカデンツァはクライスラーやヨアヒムのレベルには遠く及ばず、ステージでの一回かぎりの実演ならともかくも、繰り返し聞かれるCDでは粗が目立ってしまう。第二楽章の聞かせどころ、霊妙な音楽をソロが奏でる箇所も予想の範囲内、普通の演奏に終始していて新たな啓示は感じられない。第三楽章はリズムが重くて少々もたれる。ライブ録音のシベリウスも湿っぽい演奏で切れが悪い。30歳を過ぎた庄司は音楽家として難しい年ごろに差し掛かってしまったようだ。

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  • ★★★★★ 

    pocha  |  大阪府  |  不明  |  2020年07月13日

    両曲とも素晴らしい演奏です。旋律を丁寧に歌わせていて流れるような音楽に聴き入ってしまいました。庄司さんのまだ若い頃から実演に接したりCDを聴いて来ましたが、いよいよ円熟期に入って来たと思われます。ここではベートーヴェンのカデンツァが議論されてましたが、全曲を一気に聴き通すと、あまり違和感は感じませんでした。

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